東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2014年4月の記事です。

【出前講義】宮城県宮城第一高等学校・特別講義「高校生の進路選択へのアドバイス」(4/30)

2014年4月30日 (水)

 連休の谷間というか、4月最後。昨日は昭和の日の祝日。平成になってすでに26年。。。ということは、通常の修学年限であれば、大学院生のうち、修士課程の学生は平成生まれ???そのうち、大学院生が全て平成生まれになるのも、そう遠くはない。。。何とも不思議な感じであるが、昭和が終わってからそんなに立つのだと改めて。。。というのと、久しぶりの雨降りのような。ちょうどソメイヨシノが満開の頃、雨降りで。。。たまには雨降りがないと、春先の芽吹きや農作業には、差し支えがでるのではと思うくらい。。。

DSCN2296.JPG そんな4月最後の出前講義は、宮城県宮城第一高等学校でのキャリア講義。昨年に引き続き、午後からの2コマをいただき、1年生全体にキャリア教育の講義。高校に入学してから、ちょうど20日くらいがたって、落ち着いた頃ではないでしょうか。という自分を振り返ると、数学と地理はそんなに抵抗がなかったような。ただ、国語、英語は、格段に難しくなり。。。生物は。。。だったのを思い出しました。そんな高校での悩みを同じように持っているのでは。。。そんな時に、大学への進路というのは少しはやいかもしれないですが、そうした高校での悩みは、これからの進路、人生にはつきもの。ということで、講義は、「大学教授から見た高校生の進路選択へのアドバイス---大学・学部・学科の選択が君の人生を変える-----大学・学部・学科の選択が君の人生を変える---」と言う形で、去年と同様のタイトルですが、内容はかなりversion upしました。

 最初に、担当の先生から渡辺の紹介。愛媛県今治市の出身と言うところから、現在に至るまで、身に余るような紹介を頂きました。今では、今治市と言えば「バリィさん」。ただ、驚いたのは、それがつけている、来島海峡にかかる三連の吊り橋、今治タオル、造船というのを3つとも知ってくれました。今年の生徒さんというか、初めてだと思います。生徒さんで知っていた高校は。感動でした。また、今治にミカン狩りに行ったことがあるという生徒さんも。ありがたいことです。渡辺と同じような小学生時代に田舎道を2km以上歩いて登校という生徒さんも。それからすごかったのは、あやとりがきちんとできて、また、考えず、光速でできる生徒さんが2名も。これも初めてのことでした。感動しました。また、夢は「研究者」になることという生徒さんも。研究者に限らず、これをやりたいということが明確になっているのは、重要ですから。何をするにも考えること、それは大切ですから。もちろん、ルービックキューブができる生徒さんも。時間はかかっても、すばらしいです。

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DSCN2300.JPG 高校時代のところでは、それぞれの科目で何が大事で、何を学習したのか。で、どの時代もそうかもしれないですが、不得意な教科あるもの。でも、そんな不得意があって、大学に入ることができて、今のような職に就いていると言うことが不思議という生徒さんも。それを言われると、確かに。。。ただ、だれよりも考えて、色々なことをやったので、今があるのだろうと。。。では、大学とはどんなところで、何を学んで、師匠の影響は大きいからと。ぜひ、これはという師匠と巡り会ってください。で、渡辺が大学以降何を考え、そのようにして今までを歩んできたのか。そうした渡辺の一面から、自分の将来像を描いてもらえればと思います。少ししゃべりすぎて質問コーナーが、十分な時間でなかったかもしれません。せひ、mailなどで質問をもらえればと思います。質問のあとには、1年生代表から、とてもしっかりしたお礼の言葉を。今回のことをきっかけとして、進路、人生を考えるようになってもらえればと思います。また、宮城第一高校高では初めてのトライですが、全体での集合写真で、世界に情報発信。

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DSCN2308.JPG 講義が終わったあと、校長室で講義にまつわる話しを。高校1年生のこの時期に、自分の進路が明確になってないかもしれないですが、こうした進路、キャリアのことを考えることは、大切であろうと。今後ともよりよい連携ができればと思います。最後になりましたが、今回の講義を設定頂きました佐伯先生をはじめとする、関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 宮城第一は、技術補佐員の増子さんの母校で、宮城第一女子高等学校と呼ばれていた時代。あと、アルバイトをしてくれている進藤さんは、今の校名に変わってから。そうしたつながりのあるところで講義ができるのは、ありがたいことです。感謝。

 PS.のPS. 講義のあとに、質問にきた生徒さんも。中学校の時に、Darwinの著書を読んで感動したと。。。ただ、Darwinが植物も多く研究していると言うことは知らなかったようです。Darwinの進化論が動物で語られているので、動物の研究者と思うかもしれないですが、植物でも自家不和合性、栽培化など、たくさんの研究を行っています。そうしたことにもふれてくださいと。。。原書ですが、ここから見ることができます。もちろん、渡辺も自家不和合性、栽培化などについて、残りの20年弱の研究をやりたいと思っていますので。楽しみにしています。

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センス!!

2014年4月30日 (水)

なべ研(渡辺研究室)に所属して1か月が経ち,明日から5月です.
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M1の二人は,なべさんから「"センス"を磨け」と,言われています.
周りに細かく気を配れということです.
そして,気が付いたらめんどくさがらずにやる.
このダイアリーに関しても更新が止まっていたら自分が書く!
尚且つ,"センス"良く,面白く.


そして,
ここ最近毎日のように更新されていたダイアリーが27日から更新されていない!!
よっしゃー.ネタなんか思い浮かばないけど,僕に任せとけ!!
ネタなんかなくても,先輩のダイアリーの様に・・・・・.

あっ!ネタ発見!!
僕は最近,ダイアリーを面白く書くために過去のダイアリーを読んでいます.
そして,ツボにはまるダイアリーがwww
おすすめは2009年です.(※まだ2011年までしか読み直していませんが)
名作が多いです.
こんな先輩たちの様にダイアリーを書くため,

"センス",磨いていきます.


面白いダイアリーの鉄則その1
・写真を貼る!!!
今回は写真も無いため5月ということで,鯉のぼりを描きました.
僕の美的"センス"を・・・

色々とセンスに難のある
M1岩本でした.

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30年ぶり、金言、破綻(4/27)

2014年4月27日 (日)

 携帯は未だにガラパゴスである。スマホにしたらという話はあるが、特に不自由を感じない。パソコンを持ち歩いているからではと言われる。確かにそうかもしれないが、あの小さな画面で小さな文字を読むだけの気合いがない。。。めんたまが疲れそうである。その代わりではないが、出張などで出かけると、新聞、雑誌、本などをめくることにしている。もちろん、パソコンでの仕事の合間であるが。指導教官だった日向先生の影響だろうか、本を買ってぺらぺらとめくって、なるほどという部分くらいしか読まない。最初から最後まできちんと読むのが苦手である。そんなで月に1回くらいは、本屋で立ち読みをしたいと思っている。そんな立ち読みで、30年ぶりにこれという本を見つけたというか、再会した。森毅著「数学受験術指南--一生を通じて役に立つ勉強法--」(中公文庫)。30年前は、中公新書だったように思う。受験が近くなった高校3年のいつ頃だったろうか、本屋で読んだのを覚えている。受験の中でも数学は比較的できた方だったのもあって、また、志望校であった京都大・教養部の数学の教授だったからであろうか。。。いずれ、読んでいておもしろいと思った。30年ぶりに読み直して、その当時のことを思い出した。森教授がどの様な方か知らず、読んでいたが、後にテレビなどで生の声を聞いたり、話をされているのを見て、あの本を読みたいと思っていたのもあって。。。もちろん、受験数学をこれからやることはないだろうが、副題の人生のどこかで役に立てばと。。。

DSCN2247.JPG いろいろな本を読むが、できるだけ身近でイメージできる本を読むようにしている。そんなこともあって、本の中のイベントが海外というのはどうも苦手である。そんなこともあって、一時は、鉄道ミステリーの「十津川警部」シリーズを読みまくった。最近も新刊が出ているが、読まなくなった。初期ほど、時刻表のトリックのようなことがなくなったからだろうか。。。ただ、読みながら、いったことがない駅とか、鉄道とかをイメージできるのは、楽しい。一方、最近は、子供の頃好きだったマンガとか、将棋とか。牧詩郎著、円谷プロダクション監修「ウルトラの金言--人生を戦い抜くための勇気と知恵--」(双葉新書)羽生善治著「捨てる力」(PHP文庫)。どちらもなるほどという言葉が書いてあった。ウルトラマン世代には、それぞれの場面を思い出して、子供の頃に帰った気分になれた。将棋はへたくそであった。定石、手順など覚えられず、「穴熊」だけで何とかしていたような。。。そんなへたくそでなくて、プロのtop 10のA級に20年以上という世界から見えているものがこんなのだと。。。ただ、将棋の世界だけでなくて、科学の世界でもなるほどと思えるものも多かったり。。。何からでも学ぶことができるのだと。。

 今でこそ遺伝学をやっている。というか、物理学、化学、数学はすでに。。。この前、とある化学反応をHPで見つけて、。。。そんなことを昔はやったことがあると思ったが、すでに、忘却の彼方で。。。数学は、。。先日の出前講義で数学の問題を解いていた高校生がいたが、これもすでにfollowできず。。。物理学になれば、。。もちろん、何となく興味はあるが、無理がある。。。量子力学ビッグバンのことを新聞というかそのHPに出ていたが、何となくしかわからない。。。もちろん、遺伝学といってもその一部しかわかってないのかもしれない。。。では、何を知っているのだろう。結構怪しくなる。ただ、理論的に破綻がないように考える。それだけはできているのかもしれない。と言うか、それがあるからこそ、続けられているのかもしれない。というか、それを維持するからこそ、何とか今があるように思う。明日からも続くように、破綻をさせないように。。。できるだけの情報を本を読んでと思った日曜日であった。。

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 わたなべしるす



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【出前講義】福島県立福島高等学校・SSH「課題探究」(課題研究)開講式「SSH課題研究を始めるに当たって」(4/25)

2014年4月25日 (金)

 仙台も朝晩はまだ少し冷えますが、日中は20oC近くになり、初夏の感じです。ソメイヨシノはほぼ散ってしまい、もう少ししたら、ツツジのつぼみが見えてくる頃かなと。もちろん、もう少しかかりそうですが。SSHの課題研究についての講義は、今月、石川県立小松高等学校宮城県古川黎明高等学校に続いて、福島県立福島高等学校が3校目。福島高等学校のSSHでは、運営指導委員会の委員長も仰せつかっているので、今回の講義がよりよいものになればと。。。

 開講式では、教頭先生の方から、課題研究を行うためには何を大事に考えないといけないのか、考えること、発表すること、文章にすることなど。。。こちらが言わんとすることをいって頂き、。。渡辺がこれ以上講義が必要なのかと思いましたが、領域融合であったり、どの様に課題研究のテーマを考えるのか、高校生らしい研究テーマは何かと言うことなど。。。参加者が1年生から3年生まで幅広くいたので、それぞれの学年で、なるほどと思ったところがあったのではないでしょうか。もちろん、1年生の多くは、課題研究のイメージが少しでもつかんで頂ければ、これから何をしようかなど、考えることができたのでは。。。

DSCN2230.JPG そうした課題研究を行う上で、高校時代にそれぞれの教科・科目で何をどの様に考えるべきと言うか、今の渡辺が自分の高校時代を振り返って。。。また、大学時代に何を学び、それを今の研究、生活にどの様にいかしているのか。そうした「キャリア教育」のほんの一部かもしれないですが、お話しすることができたかと。。。何より、考えることが大事だと思います。そうした習慣をこの高校生時代につけてもらえればと。。。

DSCN2233.JPG 質問では、どのタイミングで、発表をするのか。これは結構難しい問題というか。。。渡辺の経験談として、これでdataがまとまって新しい話ができると言うことを、日向先生に説明にいき、それなら、いいんでないか。と言われて、発表していたと。なので、ぜひ、指導してくれている先生方を納得させるだけのdataと結論をまとめて、discussionをして発表してほしいと。。。

DSCN2237.JPG 最後になりましたが、今回の講義の企画などをいただきました、橋爪先生、原先生をはじめとする関係の多くの先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。


 わたなべしるす

 PS. 講義のあと、他案件があったので、講義の前に、先生方に時間をとって頂き、今後の展開、発展について、議論する時間ができました。コアSSHのイベント、実際の課題研究を行う上での問題点、サポートできる点など、deepな議論ができました。ありがとうございました。その中には、6-7月にかけて、「キャリア教育」の講義をしっかりとと言うことを頂きました。ありがとうございました。自分の将来を考えることは大事ですので。よい方向にプログラムを調整できればと思います。よろしくお願いします。

 PS.のPS. 今年度から福島高等学校に赴任された先生に渡辺と同じ「愛媛県立今治西高等学校」の卒業生の方がいらっしゃると。お目にかかって、話をしたところ、渡辺より4級下の方で、驚くことに、桜井小学校桜井中学校と同じ。そういえば、先生と同じ名字の宮武さんという方が渡辺の同期にも小中学校で一緒でした。もしかしたら、幼稚園も一緒だったかも。。。世の中狭くて、短い時間でしたが、今治の桜井地区のローカルな話であったり、お世話になった先生のお名前も出てきて。。。びっくりでした。何より感動したのは、国語の先生なのですが、今日の渡辺の講義も聴きに来て頂きました。ありがとうございました。文章を書くと言うことで、SSHを通じて何かコラボできればと思います。よろしくお願いします。帰り際に「講義の中に、今治のゆるキャラ、バリィさんがあったのを説明しなかった」ということをいわれて。。。失敗と。。。ここで説明しておきます。「バリィさん」は今治市のゆるキャラで、今治で有名な、焼き鳥、来島海峡にかかる三連の吊り橋、今治タオル、造船をイメージし、体がひよこ。トサカの部分が吊り橋をイメージ。今治タオルで腹巻き。タンカーの形をしたがま口。と言うものです。渡辺のHPの写真でも見ることができます。福島高等学校の生徒の皆さん、是非、一度、ご覧下さい。先生との話題にもなると思いますので。

 PS.のPS.のPS. 何かの質問だったかをしたときに、今の高校生は週刊のマンガを読まないと。。。。。結構、かなり意外でした。大学生になっても読み続けていた渡辺には。。。何かの記事で見た「大学生の読書離れ、スマホの影響」というのでしょうか。これが高校生にも。。としたら。。。活字を読むことは大事だと。もちろん、ちゃんとした本を読んでいればよい訳ですが。。。その当たり、少し気になったことでした。他の高校などでも少し調べたほうがと。。。

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春の陽気に包まれて

2014年4月25日 (金)

こんにちは、M1のゴトーです!


季節も残冬から、春へと段々変わってきました。
体感的にも春が来たんだなーと感じられる今日この頃です。

片平キャンパスの桜も散り始めています。

花見の時がピークだったようです。

また本館の前には、タンポポが咲きはじめ、
小さなかわいい子ども達がそれを積みに来ていたりしていました。




そんな中、「季節の変わり目は風邪をひきやすい」という言葉通りに、
私ゴトーは風邪をひいてしまったのです!

喉は少し痛く、鼻は通らないという典型的な風邪の症状ですw

皆さんも季節の変わり目は体調管理をしっかりしましょう!




時の流れは早いもので、この渡辺研に所属して、もうすぐ1か月が過ぎようとしています。

時間の使い方は人それぞれですが、あっという間に過ぎるからこそ、
より充実した日々を過ごしたいものです。

時は金なり、Time is money ですねw




また、なべさんをはじめ、研究室の皆さんにはとても親切にしていただき、
本当にありがたいと思っています。

入学前の不安はなくなり、この一か月は本当に充実していました。

自分も研究室の一員として、研究や行事を頑張っていければなと。




M1の岩本君はスポーツ大会を楽しみにしているようで、
自分もそれまでに動けるように適度に運動しておきたいなと考えていますw

それに伴うジャージ製作も楽しみです。ワクワク





学生アルバイトさんとも接する機会がありましたが、みんな真面目な生徒さんばかりです。

アルバイトさんのうちの一人が、研究室の皆さんの似顔絵を描いてくれました。

さあ、誰が誰だかわかりますか? 特徴をとらえていて流石だな!と思いましたw

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もう4月も終わりです。一日一日を大切にし、かみしめながら、研究室生活を送りたいものです。

実のある2年間にできるよう頑張ります!

昨日、肉を上手く焼くことができ、やればできるもんだなと気づいたM1ゴトーでしたー



}M1 ゴトー

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