東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】石川県立小松高等学校総合科学・特別講義「SSH課題研究を始めるに当たって」(4/16)

2014年4月16日 (水)

 朝一の講義に続いては、理数科1年生向けに総合科学での「SSH課題研究を始めるに当たって」と題しての特別講義。去年までは、1, 2年生合同でしたが、今年の2年生は去年すでに聞いているので、1年生だけに。去年の理数科の1年生、現2年生はなんというか、現3年生とも違い、講義等では、2, 3年生よりは、不規則発言が少ないのか、まだ、授業が始まって間もないので、そんなものなのか。。。。今年度も数回来ることになるでしょうから、その間には、講義等を通じて、いろいろな面が見えてくるのではと思います。

DSCN2093.JPG 講義では、最初にSSHとは、課題研究とはどういうものか。最近は、先行研究と言う表現がずいぶん使われますが、いずれ、過去に誰がどの様な研究をしていたと言うことを理解することは、研究の歴史を知ることであり、とても大事なこと。これは、自家不和合性であろうと、どんな研究でも同じこと。その研究の歴史が古ければ古いほど、いろいろな実験が多岐に分かれていて。。。その古い歴史を知れば、今の新しいことが見えてくるからと。。。また、高校1年生レベルだと、実験をするのが楽しい世代。でも、実験をまとめると言うことが大事で、それは、今だけでなくて、大学、大学院での研究を考えるととても大事なことだからと。。。。しっかり学んでほしいことです。

 講義の後半は時間の関係で、駆け足でしたが、高校で習う教科は何の意味があるのか、もちろん、高校生の時代に渡辺自身がわかっていた訳ではないのですが。。。今考えるとこうしたことが大事だと。。。時間の関係で最後の方は、説明できなかったですが、講義資料を渡してあるので、それを見て、学習してもらえればと。。。また、年度後半の講義でお会いすると思いますので。

 講義の司会などは、1コマ目に続いて、寺岸先生にお世話になりました。ありがとうございました。

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 わたなべしるす

 PS. そういえば、昨日、生物部に入ろうか、どうしようかと悩んでいた生徒さんも。。。理数科だったのだなと。この記事を書いている放課後には、それぞれの部活ごとの会議で。。。その生徒さんも来てくれました。がんばってほしいですね。。。楽しみにしております。もちろん、新しく入ってくれた多くの方々に。。。

 PS.のPS. 大学の事務から、科学者の行動規範科学研究における不正行為の防止と利益相反への適切な対処について研究活動における不正の防止策と事後措置というのがHPに掲載されているというお知らせを頂きました。高校生でと思うかもしれないですが、何かの折りに参考にして下さい。




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