東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【研究室訪問】宮城県仙台第一高等学校・生物部、来訪(4/18)

2014年4月18日 (金)

 朝から慌ただしく、昼にはお花見午後からは年度初めの顔合わせを兼ねて、最初の「ケーキ会」。夕方には、先日、今年度のSSHなどを含めた高大連携の話しで伺った宮城県仙台第一高等学校・生物部の生徒さんと指導をされている小松原先生が研究室に。

 去年から実験をされている「アブラナ」の調査に関して、アブラナの種の判別。見かけでは、なかなか難しいところがあり、基本ゲノムとなる、B. rapa, B. oleracea, B. nigraであれば、わかりやすいのですが、なたね油として使われているのは、B. rapaとB. oleraceaのゲノムが合わさったB. napus。両親の形質を上手に持っているわけですが、形態的にはB. rapaに似ていて、waxの程度、葉の厚さなどがB. oleraceaという感じですが、書くのはかけても、それを実物で判断するのは。。。。かなり難しいわけです。こんな感じということを話をしたり。。。

DSCN2174.JPG で、実際には、ガラス室で栽培しているB. rapa, B. oleraceaとB. rapaとB. nigraが合わさったB. junceaというのがあるので、それを見たり、せっかくなので食して何がどう違うのかを実際に体験してもらい。。。B. napusを植えていればよいのですが、それがないので。。。もちろん、調査と同じものがあるわけではないので。。。また、週末には調査をされるとか。。。少しは参考になったのではと思います。高校のある場所と片平キャンパスは自転車で5-10minくらい。また、いらし頂ければと思います。

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 わたなべしるす

 PS. 今日から6/18までの2ヶ月間にわたってのアウトリーチ活動が、国際植物の日関連。その初日にこうした活動ができたのは何よりでした。ありがとうございました。

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