東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【全学教育科目・展開ゼミ】工学部・岩渕経過報告(12)

2014年10月25日 (土)

 こんにちは。工学部1年の岩渕です。遅くなりましたが1回目のレポートです!自分はホウレンソウ/おかめとカイワレダイコン/スプラウトを育成しています。

 ☆ホウレンソウについて
 初回の講義が10/10にありましたが、翌日から帰省の用事があったため、先生に「水に浸して冷蔵庫に放置したら、どうですか。水が種の中に染みこむから」というアドバイスを頂いたのでそのとおりにし、12日に帰ってきてから常温下で育成を開始しました。最初の発芽を確認できたのは10/19でした。ただ、水を染みこませた割に今日までに発芽を確認したのは6個中3個だったので、水の染み込みが甘かったのかなと思います。帰ってきた時浸して置いた水が蒸発しきっていたので、それが原因だと考えられます。

Iwabuchi-1025-1.jpg 他の方と比べて発芽のペースが遅かったですが、これは特に発育の促進をしなかったためだと考えています(恥ずかしながら室温25℃暗所で放置しておりました・・・)。結構差が出るのですね。23日に全ての種を植え替えをして、現在日光に当てて育成中です。夜は屋内に退避させています。

Iwabuchi-1025-2.jpg ただ、はっきりと成長ができているのが1本しか見えないためすごく不安です。また、肥料は最初に全体に20粒ぐらいまいた感じなのですがこれはどうでしょうか。


 ☆カイワレダイコンについて
 育成を始めたのは10月18日ですが、23日にはこれぐらいになっていて成長速度に驚いています。こちらも23日から日光に当て始めています。

Iwabuchi-1025-3.jpg
 ☆第1回まとめ
 そもそものスタートが遅かったり、発育促進の工夫がなかったりとあまり良くないスタートとなってしまいました。ただし、毎日何をしたのかはしっかりとログを取っているので中間・最終発表に生かして行きたいです。

 現段階で先生にお聞きしたい点は、
 Q1.肥料の量は報告した通りで問題ないか
 Q2.場合によってはホウレンソウを追加で発芽させたいと考えているがそれは大丈夫かという点です。別な方の報告で肥料の撒きすぎが指摘されていたので、自分について確かめてもらいたいです。宜しくお願いします。


工学部1年/岩渕



**********************
渡辺コメント

 工学部・岩渕さん、投稿、ありがとうございました。これまでuploadしてくれている人たちのを参考にしているし、最後にまとめを入れてあるのは、niceなideaと思います。他の人もぜひ、参考にして下さい。投稿記事からすると、最後の方まで講義のあと残ってくれていて、色々、質問をしてくれた方ですね。何か用事があって、すぐに播種できないとか。そんなのを覚えています。やり方ととしては、発芽そろうと思いますが、この報告書を読む限り、大きな失敗は、「帰ってきた時浸して置いた水が蒸発しきっていた」が原因ですね。講義でもいったと思いますが、発芽をするときに水がなくなるのは、だめですね。小学校から習っているように発芽に大事なことは、「水、空気、適当な温度」の水がかけるわけですから。やり直すときは、この失敗を反省してやって下さい。発芽が遅いのは、寒い可能性と、最初から、肥料を混ぜ込んでしまったことかもしれません。あと、ホウレンソウは、土のpHが塩基性の方がよいので、よく畑でやるのは、発芽の周りに「灰をまく」ということをします。なので、どこかで灰をgetできれば、それを少しまくようにやってみてはどうでしょうか。それから、ホウレンソウの発芽は、アブラナよりも少し遅いかもしれないので、まずはこのままで観察を続けてみて下さい。

 カイワレダイコンは、はい、途中から急速に伸びると思います。伸びるのには、徒長、つまり暗いところがよいです。暗いところで伸びることをさせて、その後、光を当てて緑にする作戦です。こちらも発芽がそろってないのが気になりますね。発芽の時に水は大丈夫だったでしょうか。考えてみてくれますか。

 それから、質問に対する回答ですが、土全体に20粒位を混ぜたのであれば、かなり薄まっていると思います。今、表面に見えるのが、数粒なので、そうでなくて表面にその量をまいたのなら、少し多すぎですね。ホウレンソウで残っている種をまく場合は、発芽してない種は処分をした方がよいですね。死んでしまった種から、発芽を抑制する成分が出る可能性があります。いくつかのシャーレを用意して、播種密度を変えるというのは、おもしろい実験だと思います。もし、シャーレ、ろ紙などが必要なときは、渡辺にいつ来るという連絡を入れて、取りに来て下さい。もちろん、家にある他のもので代用するのでも問題ありません。

 あと、mailに書いてありましたが、11/14の中間発表会までに2回の記事を書くことあと1回は必要ですね。もちろん、2回、3回と送ってくれてもよいですよ。こんな実験系を始めたとか、何でも。ということで、このあと、対処して、どうなったか、次の報告でしっかり書いてみて下さい。こちらも楽しみにしていますので。

 そうそう、メンターの木幡君小倉君も定期的に記事をあげてくれています。それも参考にして下さい。

 この文章を書いて、何回目になるでしょうか。少しずつ、気がついて、連絡をくれる学生さんもいますが。。。まだ、気がついてない人が、10名近くいます。。。HPを見てくれてないのでしょうね。。。とても残念です。必要情報(何を植えたのか、学部、学籍番号、情報交換のためのアドレスなど)を送ってくれてない方は、大至急お送り下さい。中には、記事を投稿して、こちらから確認をお願いしているのに、確認して、OKなのかどうなのかの返事がない人もいます。それくらいは返事をしましょう。では、ちゃんとした対応ができるのを心待ちにしております。


 わたなべしるす
**********************

≪ Prev  | diary Top | Next ≫

ARCHIVE