東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【全学教育科目・展開ゼミ】メンター・小倉君からのコメント、その二

2014年11月17日 (月)

 メンター・小倉です。さて、先日13日温室の野菜を収穫してきました。播種から約2ヶ月ですっかり食べられるくらい大きくなりました。今回収穫したのは、二十日大根、ミニ大根、小松菜、水菜、アイスプラントです。

Ogura-1117.JPG 二十日大根は玉の大きさは5cmくらいでちょうど収穫適期でした。葉には一切虫が付いておらず、理想的な結果と言っていいのではないでしょうか。これも土と適切な追肥のおかげだと思います。葉もとても美味しそうです。

 水菜は市販品には届かないかもしれませんがそれでも十分大きくなってくれました。始めは虫が付いて食べられていましたが薬を撒いて虫を除去したらその後はあまり変化もなく順調に育ちました。これも土と肥料を適切に与えたことと防虫を早めに行ったことが成功に繋がったと思います。

 小松菜は市販品より一回り大きくなって少し収穫適期を逃した感じがしますが十分許容範囲です。

 アイスプラントは初めての栽培でしたが予想以上に成長が早く、一株収穫できるに至りました。しかし、特徴的な歯の表面のプチプチ(塩嚢細胞)は見られません。やはり塩を薄めて与えてやらないといけないみたいです。しかし、塩を与えてしまうと今後他の野菜に土を転用できなくなってしまうのが難点です。薄めに吸収しきれるだけ与えるのが理想的ですので今度来た時には塩水を与えてみたいと思います。

 収穫後鍋にしてとても美味くいただきました。小さめだったのもあると思いますが甘みが普通のものよりも強いと感じました。アイスプラントは生食用だったのでそのまま食べましたが、特徴的な味がなく、水の味がする柔らかいレタスを食べているような感じでした。美味しく頂くにはプチプチを丁度よく発達させる必要があるようです。海水でも栽培できてしまうくらい耐性が高いようですので舐めて塩気を感じる程度に薄めた塩水を与えてみようとおもいます。

 葉物はあと白菜が結球を始めていますので、もう少ししたら収穫できると思います。収穫できるようになるのが楽しみです。

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