東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前授業】JST・未来の科学者養成講座を広報、第3弾(福島県立福島高等学校; 5/26)

2010年5月14日 (金)

 昨年度から開始した、all 東北大企画の「経験・体験を通して「科学を見る眼」をもつ「科学者の卵」養成プログラム」を福島県立福島高等学校で、その概要、どういうコンセプトでやろうとしているのか、何を求めているのかなど、60数名の生徒の前で1hrほどの説明と1.5hrほど、講義の内容はどのようなものかと言うことで、模擬講義を行いました。5/10の仙台二華高以来でした。

DSCN4197.JPG 説明の途中で、昨年度、基礎コース、発展コースにいた生徒さんから実体験を話してもらいました。簡単にと言うことでお願いしましたが、それぞれの受講生の方は、さすが受講生という感じで、基礎コース、発展コースで得たことなど、楽しそうに話してくれたことは、昨年1年間、良かったなと、こちらも実感しました。その後、質疑を行い、「科学者の卵」を受講したいという熱意を感じました。今年の生徒さんも楽しみです。

DSCN4223.JPG  さらに、この会を設定してくれました橋爪先生の粋な計らいで、昨年、渡辺が最初に講義をmodifyした「自家不和合性とアブラナ科植物の多様性」について、模擬講義を行いました。また、4/29にNatureに発表した自家不和合性・シロイヌナズナのことも説明できました。また、SSHを行っていることもあり、アブラナ科植物の多様性についてもお話ししました。こちらの方が、サイエンスの講義ということもあり、接木による繁殖は自己・非自己??、ダイコンはキャベツのように丸くなれるのか、等、たくさんの質疑があり、講義後にも、関連の質疑やSSHで抱えている問題など、活発な議論ができたのは、楽しい時間でした。

DSCN4227.JPG 講義のあとの橋爪先生との議論の席で、一生懸命、アブラナを交配したけど、種ができなかったのは、「自家不和合性」だからなのだと、感動した生徒さんがいたとか。たくさんの質疑があった関係で、議論ができなかったのは残念でした。。。。ぜひ、次回お会いするときには、声をかけてください。また、SSH研究で、自家不和合性をやってみてください。体験することが大切ですので。

 何より、また、今年度も新しい生徒さんたちと講座でお会いできることを楽しみにして。

 とりいそぎ。


わたなべしるす

PS. 科学者の卵のHPにも、関連記事があります。お時間のある方は、。。。。

追伸の追伸
5/25に福島高校のHPに関連記事を書いていただきました。身に余る内容で強縮しております。ありがとうございました。
http://fukuko.net/
http://fukuko.net/SSH/

≪ Prev  | diary Top | Next ≫

ARCHIVE