秋田県では、博士号取得者が通常の教員採用とは別枠で採用され、いくつかの高校にモデル的に配置して、理系科目の底上げをするということがずいぶん前から行われています。また、科学者の卵にも、初年度は秋田高校、2年目からは、秋田南高校からの応募がたくさんありました。こうした科学者の卵への応募の後押しになっているのが、こうした博士号取得教員の採用の効果とも。そんなことで、生物の遠藤先生が科学者の卵などに参加頂いていたことがきっかけで、今回の討論会、集中講義となりました。
1日目は「1年生・理系志望討論会」から始まりました。1hrの枠ということで、参加者にサイエンス、キャリア教育などの希望を聞いて、サイエンス中心の話と質疑応答になりました。1年生ですが、植物をよく理解していて、自家不和合性についても、なるほどと。また、胚乳があることの意義など、シビアな質問を頂き、博士号取得教員が配置されていることのすごさというか、すばらしさを実感しました。
続く「3年生・特別講義」では、受験まであと少しであり、翌土曜日には、模擬試験があるにもかかわらず、30名近い受講生あったのは驚きでした。自家不和合性の話が中心でしたが、最後の時間を使って、渡辺自身が、センター試験というか、共通一次試験でどうなって、そのあとどんな選択をして、現在に至っているのか。また、大学、学部、学科をどのように選ぶことが、これら大事であるか、さらには、受験に向けての自分の反省を込めて、どう立ち向かうのがよいかなど、講義をしました。質問の中には、震災と科学のことなど、シビアな質問がここでも続出でした。また、科学者になりたい、博士になりたい、農学部に進学したい、東北大希望という生徒さんも多く、感動でした。ぜひ、来年、仙台でお会いしましょう。受験もあと数ヶ月、がんばってください。
翌29日の午前は、「2年生・特別講義」ということで、「植物の花からたねができるまでに見られる不思議--世界トップ水準の研究維持とそれを支えてきた大学・学部・学科の選択--」と題した自家不和合性研究というか、植物の生殖の不思議と渡辺の小学校からこれまでのキャリアをまとめてお話ししました。生物履修者ということでしたが、普段食べている作物の花と作物の関係は、いまいちでした。せっかくです、この機会に覚えてください。植物は動くことができない関係から、低分子ペプチドと受容体を利用した細胞間コミュニケーションが多用されていることについては、感動してもらえました。また、後半の渡辺のこれまでの人生というか、小学生からの営みを見てもらって、繰り返してやること、体験することの重要性は理解してもらえたのでは。
最後になりましたが、2日間お世話になりました、遠藤先生をはじめとする多くの先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。また、来年度以降もこうした機会ができればと思っております。よろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 訪問までの移動の間に、運営に係わっている「科学者の卵」の卒業生から、大学のAO入試に合格したというお知らせを頂きました。このようなお知らせを頂けることは望外の喜びであり、4月から大学生としてがんばってください。ありがとうございました。
1日目は「1年生・理系志望討論会」から始まりました。1hrの枠ということで、参加者にサイエンス、キャリア教育などの希望を聞いて、サイエンス中心の話と質疑応答になりました。1年生ですが、植物をよく理解していて、自家不和合性についても、なるほどと。また、胚乳があることの意義など、シビアな質問を頂き、博士号取得教員が配置されていることのすごさというか、すばらしさを実感しました。
続く「3年生・特別講義」では、受験まであと少しであり、翌土曜日には、模擬試験があるにもかかわらず、30名近い受講生あったのは驚きでした。自家不和合性の話が中心でしたが、最後の時間を使って、渡辺自身が、センター試験というか、共通一次試験でどうなって、そのあとどんな選択をして、現在に至っているのか。また、大学、学部、学科をどのように選ぶことが、これら大事であるか、さらには、受験に向けての自分の反省を込めて、どう立ち向かうのがよいかなど、講義をしました。質問の中には、震災と科学のことなど、シビアな質問がここでも続出でした。また、科学者になりたい、博士になりたい、農学部に進学したい、東北大希望という生徒さんも多く、感動でした。ぜひ、来年、仙台でお会いしましょう。受験もあと数ヶ月、がんばってください。
翌29日の午前は、「2年生・特別講義」ということで、「植物の花からたねができるまでに見られる不思議--世界トップ水準の研究維持とそれを支えてきた大学・学部・学科の選択--」と題した自家不和合性研究というか、植物の生殖の不思議と渡辺の小学校からこれまでのキャリアをまとめてお話ししました。生物履修者ということでしたが、普段食べている作物の花と作物の関係は、いまいちでした。せっかくです、この機会に覚えてください。植物は動くことができない関係から、低分子ペプチドと受容体を利用した細胞間コミュニケーションが多用されていることについては、感動してもらえました。また、後半の渡辺のこれまでの人生というか、小学生からの営みを見てもらって、繰り返してやること、体験することの重要性は理解してもらえたのでは。
最後になりましたが、2日間お世話になりました、遠藤先生をはじめとする多くの先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。また、来年度以降もこうした機会ができればと思っております。よろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 訪問までの移動の間に、運営に係わっている「科学者の卵」の卒業生から、大学のAO入試に合格したというお知らせを頂きました。このようなお知らせを頂けることは望外の喜びであり、4月から大学生としてがんばってください。ありがとうございました。