東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】宮城県仙台第一高等学校・生物部・SSH活動他「イネ・アブラナ多様性研究」研究指導(7/19)

2013年7月19日 (金)

 今週は月曜日が「海の日」でお休みだった関係もあり、あっという間に週末になった気がします。また、前線が停滞していて、しのぎよいというより、少し寒いくらいだったので、体調管理も、まずまずだったからもしれません。いずれ、金曜日の夕方なのだと、気がついたくらいですので。さて、週末は、前から、相談を受けていた宮城県仙台第一高等学校での研究指導というか、打合せというか。。。6/6に講義があり、伺って以来。こちらも、6月は、愛媛、香川、大阪などでの出前講義があり。。7月に入ってからは、天気が余りよくなく。。そんなで、この時期になってしまいました。

 最初に、「科学者の卵養成講座」のエクステンドコースについて。2名の3年生が、やりたいと。。昨年も、埼玉県立浦和第一女子高等学校で4名の方がトライされて。。。昨年は少し離れていたので、高校でもできるないようということで。今回は、大学までとても近いので、時間をこちらと調整して、アブラナを使ったおもしろい実験ができればということになりました。中身については。。。この席では。。。ということで。また、発表する機会もあると思いますので。聞いてしまうと、何だとなりかねませんので。

DSCN6991.JPG そのあと、これも懸案の「イネ多様性研究」について。一部の品種では出穂が始まっており、他の品種でもずいぶん、止め葉が出て、穂孕期になっているんだなというのを、イネをさわりながら、実感できましたし、研究をやっている生徒さんにも理解してもらえたのではないかと。さらに、現状の写真を撮るためにどうすればよいかということを、昔、学部生だった頃に、D3の先輩に、イネの草型を画像解析するためにやっていた方法を思い出して。。。アップの写真ではないですが、それなりに、記録としては使えるでしょうし。また、出穂日、葉数、分げつ数などで、イネ全体は理解できるのではと。。。たくさんの品種がありますが、ぜひ、しっかりまとめて下さい。イネが持っている多様性がどれくらいすごいかということを実感できると思いますので。観察することは、サイエンスをすることの第一歩ですので。。。また、梅雨寒が続きますが、最高気温は、25oC前後でこのあとも推移すると思いますので、何とか、稔実率はある程度のところで確保できるのではと思いますので。

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DSCN6990.JPG 最後は、SSHの課題研究の指導。ここは、2年生全員が課題研究にトライされると。。。とても大変なことですが、やったことは5年後、10年後にきっとあのことがよかったという日が来ますので、大変と思いますが、がんばって下さい。

DSCN6993.JPG 最後になりましたが、出前講義を設定頂きました小松原先生にお礼申し上げます。ありがとうございました。明日から夏休みですが、今後もよりよいコラボができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 今日のというより、これまでの人生の40何年間、何でこんなことに気がつかなったのだろうということにぶつかりました。余りの衝撃で。。。。しばらく口が開いたままふさがらないというのは。このことだと。。。。それくらいすごいことでした。

DSCN6992.JPG PS.のPS. 昨日、カンキツを頂きました。昔であれば、ナツダイダイという、とても酸っぱい、カンキツしかなかったのが、今のはむきやすいですし、とてもジューシーで、酸味も弱く。。。品種名がわからないのが。。。それでも農学科の卒業かといわれそうですが、最近のカンキツの品種育成は、爆発的なものがあるので。。。知らないものも多くなりました。

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