大学、大学院はこれまで書いたとおり、日向研。当時の研究室というか、講座の名前は「植物育種学講座」だったような。何故か、3年生の頃に、研究室にレポートの提出などで行くと、スタッフ、院生、学生が飲み会をしていたり、逆に、全員がゼミでいなかったり。そんないないときに、よく訪問していたのが「害虫研究室」。講座でなくて、研究室だったのは。。。カブトムシ、クワガタムシ、セミを夏には追いかけていた渡辺には「害虫」とはいえ、虫は好きなところ。講義では「応用昆虫学概論」を松田先生が講義をされていた。日本では何故か、昆虫学というのは、理学部でなく、農学部にあるようである。昆虫を農作物に対する様々な害を与えると言うことで、研究が始まったのが、農学部だったのかも知れない。あと、生糸を生産する「カイコ」があったことも「応用昆虫学」として、農学部で教えることになったのかも知れない。そんな「松田先生を囲む会」と題したものがあることを伺い、学生の頃は、いろいろとお世話になったなと。。。教授で仙台に帰ってきたとき、いろいろな研究室にご挨拶に行ったが、その中の1つが松田先生のところだったような。そんなことで、その会に部外者であるにもかかわらず、参加させてもらった。誰が虫の部屋にいたのか、すでに記憶の彼方になっている部分があるが、それでも、夏の虫取り、標本作製など、学生さんたちにもお世話になり、今では、立派な社会人に。これから何らかの形で、共同研究ができれば。。。最後に松田先生からのお話があるのを聞いていて、ふと、自分が学部生に戻って、講義を聴いている感じになり。。。何とも不思議な空間であった。ありがとうございました。
そんな学生時代のノートは、今も本棚にある。応用昆虫学概論のノートにはいろいろ書いてある。ゴキブリの歩き方から捕まえるときのヒントまで。よくこんなことを書いたものだと。昆虫は脱皮を繰り返して大きくなる。その時、ホルモンが重要だと聞いて、確か、2種類のホルモンをうまく処理をしたら、巨大なカイコ(単純には、モスラ)になるのではと。そんなことを聞いたこともあった。。。今考えると、単純な学生だったのだなと。そうしたら、松田先生から。「渡辺君、講義で虫の幼虫がいつも食べているのは、なぜか話したよね。それと、外骨格というのを考えたら、難しいことは、わからないのかな。。。」と、諭された。もちろん、通常の齢よりも進むことはあるそうだが、この作戦で。形態異常が出て、通常はうまくいかないと。。。その時は「できなくて、残念」としか思わなかったが、今考えれば、生き物は、よくできているなと。。。渡辺自身、年をとったのであろう。。。日向研にいながら、虫の空間も学ぶことができたのは、今もよい経験となっているし、虫のおもしろさと、自家不和合性のおもしろさをうまく考えられないかなと。。。
今見返しても、あれこれと書いてある学部時代のノート。よくこれだけ書いたというか、今なら、まず、漢字を思い出せない。その間に先生方がしゃべってしまうような。ナノで、パソコンを持ち込まないと。。。ところが、あの当時は、ちゃんと漢字で書いていた。どうやって覚えていたというか、思い出したというか。今考えると不思議でならない。ただ、そうやって、黒板に少ししか書かず、資料を少しもらって、あとは必要なことをひたすら書く。このことが今の考えながら書くことにつながっているような気がする。そんな大事な学部の3, 4年生の頃、何もわからない頃に、講義と実験を教えてもらった先生方にこの上ない感謝の気持ちを思いだした昨日であった。。。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. そういえば、昨日は出前講義先の生徒さんからうれしいお知らせが。1つは、夏休みにふるさとの中学生にお願いされて、渡辺のこれまでの経歴、なぜ、研究者になりたいと思ったとか、何を研究しているとか。愛媛の子どもたちに何を望むかなどを聞かれて。。。それが、ふるさと学習の「特別賞【愛媛県小中学校長会長賞】」になったと。。。取材してくれた中学生の方。ありがとう!!!渡辺の力ではなく、うまく表現ができたからです。これからもこれをきっかけにがんばって下さい。
もう1つは、この前、お邪魔したSSH実施校の生徒さんがポスター発表をしたと。そういえば、うちの研究室でも、科学者の卵養成講座の全国大会に向けて。。。mailをくれた生徒さんは、こちらからこんな発表の仕方もあるよと言うことで、ポスターの前に立って、何か質問がありますかという、われわれが学会などで、やる方式を伝授。うまくいったと。どちらもさらにがんばって下さい。
PS.のPS. 10/27(月), 08:00。昨日、お知らせを頂いていたのですが、山形新聞に研究重点コースをがんばってくれている山形西・佐藤さんの記事が出ていることを、以前からお世話になっている、山形大・理・宮沢先生から連絡を頂きました。ありがとうございました。
そんな学生時代のノートは、今も本棚にある。応用昆虫学概論のノートにはいろいろ書いてある。ゴキブリの歩き方から捕まえるときのヒントまで。よくこんなことを書いたものだと。昆虫は脱皮を繰り返して大きくなる。その時、ホルモンが重要だと聞いて、確か、2種類のホルモンをうまく処理をしたら、巨大なカイコ(単純には、モスラ)になるのではと。そんなことを聞いたこともあった。。。今考えると、単純な学生だったのだなと。そうしたら、松田先生から。「渡辺君、講義で虫の幼虫がいつも食べているのは、なぜか話したよね。それと、外骨格というのを考えたら、難しいことは、わからないのかな。。。」と、諭された。もちろん、通常の齢よりも進むことはあるそうだが、この作戦で。形態異常が出て、通常はうまくいかないと。。。その時は「できなくて、残念」としか思わなかったが、今考えれば、生き物は、よくできているなと。。。渡辺自身、年をとったのであろう。。。日向研にいながら、虫の空間も学ぶことができたのは、今もよい経験となっているし、虫のおもしろさと、自家不和合性のおもしろさをうまく考えられないかなと。。。
今見返しても、あれこれと書いてある学部時代のノート。よくこれだけ書いたというか、今なら、まず、漢字を思い出せない。その間に先生方がしゃべってしまうような。ナノで、パソコンを持ち込まないと。。。ところが、あの当時は、ちゃんと漢字で書いていた。どうやって覚えていたというか、思い出したというか。今考えると不思議でならない。ただ、そうやって、黒板に少ししか書かず、資料を少しもらって、あとは必要なことをひたすら書く。このことが今の考えながら書くことにつながっているような気がする。そんな大事な学部の3, 4年生の頃、何もわからない頃に、講義と実験を教えてもらった先生方にこの上ない感謝の気持ちを思いだした昨日であった。。。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. そういえば、昨日は出前講義先の生徒さんからうれしいお知らせが。1つは、夏休みにふるさとの中学生にお願いされて、渡辺のこれまでの経歴、なぜ、研究者になりたいと思ったとか、何を研究しているとか。愛媛の子どもたちに何を望むかなどを聞かれて。。。それが、ふるさと学習の「特別賞【愛媛県小中学校長会長賞】」になったと。。。取材してくれた中学生の方。ありがとう!!!渡辺の力ではなく、うまく表現ができたからです。これからもこれをきっかけにがんばって下さい。
もう1つは、この前、お邪魔したSSH実施校の生徒さんがポスター発表をしたと。そういえば、うちの研究室でも、科学者の卵養成講座の全国大会に向けて。。。mailをくれた生徒さんは、こちらからこんな発表の仕方もあるよと言うことで、ポスターの前に立って、何か質問がありますかという、われわれが学会などで、やる方式を伝授。うまくいったと。どちらもさらにがんばって下さい。
PS.のPS. 10/27(月), 08:00。昨日、お知らせを頂いていたのですが、山形新聞に研究重点コースをがんばってくれている山形西・佐藤さんの記事が出ていることを、以前からお世話になっている、山形大・理・宮沢先生から連絡を頂きました。ありがとうございました。