東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】GSC・アカデミックイブニングセミナー「研究、人生をこれと思う方向に進めるために!!」(11/8)

2014年11月 9日 (日)

 東京は雨模様。というか、小雨。予報では曇りだったので。。。これは結構、想定外。この出張中には、雨の影響はないと思っていたのに。。。意外と東京も寒いので、仙台に帰るともっと寒いのかと思うと。。。まあ、11月なので。そんな土曜日。予定変更というmailがあったらしいのですが、それがどうしても探せず。あるはずのもの(??)を探せないというのは、結構。。。だめですね。のうみそが修正できないまま。。。

 そんな土曜日は「飛翔型・科学者の卵養成講座」。仙台では11月の講義等があるはずで、統括本部長である安藤先生が「核融合で爆発している」と言う話をというの聞いて、聞きたかったなと思いつつ。一方で、渡辺はこの「飛翔型・科学者の卵養成講座」の全国大会。午後からは、先端的な研究をイノベーションにつなげている研究者、海外での経験などがある大学院生、大学生のトークとパネルディスカッション。いろいろなことを考えているのだなと。。。渡辺の大学の特に、教養部時代。日々、遊ぶことに気合いを入れて。○雀、パ△ン□で、瞬間的に考える力、相手が顔色を変えたり、変えないで何を考えているかを学ぶ力、もうけと損失の経済学を学んだような。それを学んだというのは、違うという方もいますが。。。パソコン相手に○雀では顔色は見えなので。。。そう考えれば、まあ、そうかなと。。。

DSCN5016.JPG その夕方は、GSC(グローバルサイエンスキャンパス)のアカデミックイブニングセミナー。参加大学に企画をお願いされ、東北大からは渡辺が。。。渡辺がやっているアブラナ科植物の自家不和合性の話をするよりも、大学、大学院は所詮、通過点。大学院まで行っても、9年。total。人生のだいたい1/10。寝る時間は8hrとしたら、2/3。1/3はそれ以外の時間。なので、それ以外の活動の方が長いわけで。。。そんな長い時間を過ごす社会での生活をよりよくするためには、どうすればよいのか。と言う講義に。いわゆる「キャリア教育」の話。いつもよりは、少しversion upして。。。

DSCN5023.JPG 最初に、GSCで活躍している生徒さん、GSCそれ以前のプログラムのOB/OGの方、彼らを指導、サポートしている先生方から、手短に自己紹介をお願いして、。渡辺のしゃべる時間をできるだけ多くしたつもりだったですが、余計なことをずいぶんしゃべったようで、質問の時間を20minほど食いつぶして。。。最初は、渡辺の自己紹介を兼ねて、これまで歩んできた自家不和合性の話と高校時代にはこうしたことを学んでおいてほしいと。では、大学では。。。どの様な師匠に出会い、それを大事にするか。人との出会いで人生は大きく変わると。。。人生を振り返らないと、気がつかないことかも知れないですが。いつものように、あやとりも実演しましたが、実演してくれたのは、サポートしてくれている先生方。また、五感を大事にすると言うことの重要性は、昔から比べると、ずいぶん変わっているのだなと。もう少し、こちらも考えないといけないのだなと。

DSCN5026.JPG もちろん、ほとんどの方が研究を目指していたと思いますが、そういくわけではないというとえーーーーーとなったかも知れないですが。。。。渡辺もいろいろあってこの道に入り、何度かくじけそうになったのを続けてきたと。そうしたことを支えてくれているのは、「大局観を持ち、常識を疑い、よりよい情報を収集し、自分自身の器を知り、異分野間での共同研究を展開し、どの様な戦略をもって歩むかということ」。こんな大きなことを書いていますが、何をやるのか、そのためには、ちゃんと考えるわけです。夢を語るだけでなく、そのために何をどうするのか、いろいろな想定外のこともおきます。そのためには、どうすればよいのか等々。

 また、情報を集めることはとても大事だと。そのためのkey wordは、intelligenceだろうと、思っています。そうしたことの大事さを、途中から聴講頂いたこのGSCを統括されているJSTの方が示して頂いたのは、受講生にはよいsampleではなかったでしょうか。ありがとうございました。情報はこれからさらに大事になりますので、intelligenceを磨いて下さい。また、組織論もいつものように。。。

DSCN5031.JPG そうそう。わすれていましたが、このプログラムのもう1つのkey wordである、グローバル。それをどの様に考え、達成するのか。また、忘れていけないのは、日本人がadvantageとして持っている、手先の器用さであったりすること。もちろん、これまでのいろいろな分野での歴史を。それがあるから、今のわれわれが評価されている訳なので。totalに辛口のことだったと思います。それでも何かの参考になれば。。。こうした講義のあと、様々なことについて、質疑応答。ちょうど、外国での博士論文のdefenceのように。こたえました。サポートしている先生方からも頂き、よい情報交換も。ありがとうございました。そうそう、こんな渡辺のような辛口でOKなら、いつでも手弁当で出前講義にいきますので。これまでの実績はこちらから。。。mailはこちらから。。。

 最後は、忘れていましたが、慌てて、世界に向けて情報発信。その場に残っていた方々と。撮影は、渡辺が大学院生の頃から研究プロジェクトでお世話になっている筑波大・佐藤先生に。こんなことをお願いしてよいのかと。昔なら、絶対に。。というのをお願いしました。ありがとうございました。

DSCN5033.JPG 最後になりましたが、サポート頂いたこのプログラムのOB/OGの方々。何も準備ない状態から、ありがとうございました。指示棒にも気がつかず。。。また、このような機会を頂きましたJSTのGST事務局の関係の方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 写真撮影のあと、SSHでこれまでお目にかかった方、これまでのプログラムでご一緒した方など、いろいろな生徒さんがずいぶん成長したのを拝見しました。心強かったです。がんばって下さい。

 PS.のPS. この講義と平行して、4つのプログラムが用意され、東北大からの参加者はそちらの方に参加し。。。最初に会場に着いたときに、集合写真。前に参加したときは、東大でしたので、また、イメージが違いましたが。。。明日というか、これを書いているうちに、今日になりましたが。。プレゼン、がんばって下さい。楽しみにしています。

DSCN5012.JPG PS.のPS.のPS.  プログラム、プロジェクトの運営は大変なこと。昔のことを学ぶのは大事と言うことを講義の中でも。昔のことを否定して、自分の色を出すのもそれはそれでよいこと。ただ、そのためには、そのことが本当に10年後に評価されるのか、そう考えると、それなりの決断力と責任感が必要なような。それをとる、つまり、リスクをとる勇気があれば。ないのなら、それは、。。。と言うようなこともふと、考えたのでした。



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