前日が今治市内の小学校(日高小、宮窪小)で出前講義。曇りがちで時雨れるようなこともありましたが、香川県立観音寺第一高等学校のSSH関連。6月の出前講義と運営指導委員会で伺ったときには、プレハブ校舎から建築中の新校舎が見えていましたが、今回伺ったら、新しくできあがっており、プレハブ校舎と新校舎の両方を使われていて、春休みに引っ越しになるとか。。。新しい建物で学ぶことができるというのは、うれしいのではないでしょうか。渡辺自身は新しい校舎でというのは、小学校6年生の時、だけだったような。。。岩手大の時、現在の建物のいずれも、改修工事で、もちろん、きれいになって、気分一新なのですが。
この観音寺第一高等学校のSSHの運営指導委員を賜ったのも、愛媛県内に出前講義に出かけていたときのヒトとヒトのつながり。そんなことからほぼ、5年近くがたち、4年目の発表会。ここでの報告会では国内外での研修について、参加した生徒さんから発表があるのが特徴。大学、研究所などを見学して、見聞したことはこれからの様々なことに影響してくると思います。もちろん、そのためには、国内の何がすぐれていて、海外の何がよいのか、そうしたことを日々しっかり考えておく、そんなことが大事なような。実験と同じように、対象区というか、controlがあるからこそ、比較ができるわけですから。。。今年度からの新しい取組として、「文系特色クラス課題研究」。文系として何を研究するのか。確かに難しいことがあると思います。ただ、文系、理系と言うことに関係なく、論理的に考えることはとても重要。ある方から伺ったことがありますが、全てとは言わないにしても、法律的に何が、どちらが正しいかは、科学的に物事を考えて、どちらという考え方とさほど違いはないと。。。その意味でも、「論理的思考」をこのSSHで、全校生徒に学んでほしいと。
昼食の間には、授業公開。6つくらいの教室を公開していましたが、どこにしようかと悩んだときは、たくさんの方が見学をしているところ。人気のあるお店を選ぶようなものかなと。。。ちょうど数学と言うか、論理的思考について考えているところ。高校時代、数学は得意な方でしたら、すでにそんなことは機能しなくなっていて。。。ただ、論理的に考えて、そこにはgapがあるだろうというくらいは。そんなところを、生徒さんたちに混じって、渡辺からも質問。質問をしながら、高校時代に「数学」で解法は自分で考え、答え合わせをすると言うことを繰り返したことが、今の論理的思考に繋がっているのを再認識できたのでした。
午後からは、ポスター発表会。午前の文系のも含んでの発表で、全体を細かく拝見するのは苦手なので、。。これはという課題についてdeepに議論を。そんな中で思ったというか、前から思っていることですが、高校での発表を見ていると、必ず、最初から説明をする。確かに、自分の研究を手短に説明できることは大事なこと。ただ、国内外でのポスターセッションでは、pin-pointでここと言うことについて、議論をするわけで。でなければ、何100枚というものの中から、限られた時間で情報収集することは困難。情報収集と言う観点も加味して、ポスター発表について、再構築する時期に来ているのではと言う気がしました。「情報収集」は、サイエンスだけでなく、社会で生きていく上では、大事なことですから。ポスター発表のあとは、今年度の成果と次年度に向けてと言うことで。日本学生科学賞での受賞など、課題研究でも着実に進化しているのを実感できた瞬間でした。あと、評価をどうするのか。特に、課題研究。これはどこのSSH実施校でも悩んでいるようですが、かなり工夫されたsheetができていました。基本的なことですが、これくらいはできてないといけないだろうというか、課題研究において、生徒と先生とのコミュニケーションには、相互にこうしたことを認識した上で、研究を進めることが大事なのだろうと、そんなことを考えさせられました。
発表会に続いて、運営指導委員会。時間の関係でdeepな議論ができませんでしたが、次年度が最終年度。再申請に向けて、素地は十分できていると思います。あとは、どこを強調して、どのようにプレゼンするか。ずいぶんと変わりますので。また、この観音寺第一高等学校も全先生方一丸となってやっているのは、以前から書いてあったとおり。次は、全校生徒もと言うことが重要でしょうと言われる委員の方も。そのモデルとして「岩手県立盛岡第三高等学校」のSSH活動がよいでしょうと。そんな話は、先週の盛岡三の運営指導委員会でも。外の学校で渡辺が運営指導委員をやっているところが評価をされるのは、うれし限りでした。最後になりましたが、香川校長先生をはじめとする当日の運営、そのサポート等を頂きました皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。次に伺うのは、6月の運営指導委員会と1年生向けの「キャリア教育」の講義。楽しみにしております。
わたなべしるす
PS. 昼休みの授業の時に、黒板の隅にこんな記載が。渡辺にとっては不思議でない表現。このHPを見てくれている方は、何度か渡辺が書いた表現である「とりのこ用紙」。知らない方には、はて、さて。。「模造紙」のことなのですが、愛媛、香川の瀬戸内沿岸部だと思いますが、こうした表現を使うのが普通。ちゃんとその地方の言葉は、守られているというか、続いているのだなと。。。グローバルと言われる一方で、こうしたローカルと言われるかもしれないですが、方言が維持されているのは、よいことかと。。。なにより、生物種によって、同じアミノ酸を規定するにもどのコドンを使うのかは、違うわけで。それを「方言の違い」というような言葉で表していたような。。。多様であるからこそ、いろいろなことが発展する訳なので。。。
PS.のPS. 一時期、学生さんたちが出張などでかけると何を食したかがHPに載ることが。渡辺はほとんど載せることがないのですが、「うどん県」と言う言葉も使われるくらいの香川県。この写真くらいは載せても。。。さすが本場のうどんでした。
この観音寺第一高等学校のSSHの運営指導委員を賜ったのも、愛媛県内に出前講義に出かけていたときのヒトとヒトのつながり。そんなことからほぼ、5年近くがたち、4年目の発表会。ここでの報告会では国内外での研修について、参加した生徒さんから発表があるのが特徴。大学、研究所などを見学して、見聞したことはこれからの様々なことに影響してくると思います。もちろん、そのためには、国内の何がすぐれていて、海外の何がよいのか、そうしたことを日々しっかり考えておく、そんなことが大事なような。実験と同じように、対象区というか、controlがあるからこそ、比較ができるわけですから。。。今年度からの新しい取組として、「文系特色クラス課題研究」。文系として何を研究するのか。確かに難しいことがあると思います。ただ、文系、理系と言うことに関係なく、論理的に考えることはとても重要。ある方から伺ったことがありますが、全てとは言わないにしても、法律的に何が、どちらが正しいかは、科学的に物事を考えて、どちらという考え方とさほど違いはないと。。。その意味でも、「論理的思考」をこのSSHで、全校生徒に学んでほしいと。
昼食の間には、授業公開。6つくらいの教室を公開していましたが、どこにしようかと悩んだときは、たくさんの方が見学をしているところ。人気のあるお店を選ぶようなものかなと。。。ちょうど数学と言うか、論理的思考について考えているところ。高校時代、数学は得意な方でしたら、すでにそんなことは機能しなくなっていて。。。ただ、論理的に考えて、そこにはgapがあるだろうというくらいは。そんなところを、生徒さんたちに混じって、渡辺からも質問。質問をしながら、高校時代に「数学」で解法は自分で考え、答え合わせをすると言うことを繰り返したことが、今の論理的思考に繋がっているのを再認識できたのでした。
午後からは、ポスター発表会。午前の文系のも含んでの発表で、全体を細かく拝見するのは苦手なので、。。これはという課題についてdeepに議論を。そんな中で思ったというか、前から思っていることですが、高校での発表を見ていると、必ず、最初から説明をする。確かに、自分の研究を手短に説明できることは大事なこと。ただ、国内外でのポスターセッションでは、pin-pointでここと言うことについて、議論をするわけで。でなければ、何100枚というものの中から、限られた時間で情報収集することは困難。情報収集と言う観点も加味して、ポスター発表について、再構築する時期に来ているのではと言う気がしました。「情報収集」は、サイエンスだけでなく、社会で生きていく上では、大事なことですから。ポスター発表のあとは、今年度の成果と次年度に向けてと言うことで。日本学生科学賞での受賞など、課題研究でも着実に進化しているのを実感できた瞬間でした。あと、評価をどうするのか。特に、課題研究。これはどこのSSH実施校でも悩んでいるようですが、かなり工夫されたsheetができていました。基本的なことですが、これくらいはできてないといけないだろうというか、課題研究において、生徒と先生とのコミュニケーションには、相互にこうしたことを認識した上で、研究を進めることが大事なのだろうと、そんなことを考えさせられました。
発表会に続いて、運営指導委員会。時間の関係でdeepな議論ができませんでしたが、次年度が最終年度。再申請に向けて、素地は十分できていると思います。あとは、どこを強調して、どのようにプレゼンするか。ずいぶんと変わりますので。また、この観音寺第一高等学校も全先生方一丸となってやっているのは、以前から書いてあったとおり。次は、全校生徒もと言うことが重要でしょうと言われる委員の方も。そのモデルとして「岩手県立盛岡第三高等学校」のSSH活動がよいでしょうと。そんな話は、先週の盛岡三の運営指導委員会でも。外の学校で渡辺が運営指導委員をやっているところが評価をされるのは、うれし限りでした。最後になりましたが、香川校長先生をはじめとする当日の運営、そのサポート等を頂きました皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。次に伺うのは、6月の運営指導委員会と1年生向けの「キャリア教育」の講義。楽しみにしております。
わたなべしるす
PS. 昼休みの授業の時に、黒板の隅にこんな記載が。渡辺にとっては不思議でない表現。このHPを見てくれている方は、何度か渡辺が書いた表現である「とりのこ用紙」。知らない方には、はて、さて。。「模造紙」のことなのですが、愛媛、香川の瀬戸内沿岸部だと思いますが、こうした表現を使うのが普通。ちゃんとその地方の言葉は、守られているというか、続いているのだなと。。。グローバルと言われる一方で、こうしたローカルと言われるかもしれないですが、方言が維持されているのは、よいことかと。。。なにより、生物種によって、同じアミノ酸を規定するにもどのコドンを使うのかは、違うわけで。それを「方言の違い」というような言葉で表していたような。。。多様であるからこそ、いろいろなことが発展する訳なので。。。
PS.のPS. 一時期、学生さんたちが出張などでかけると何を食したかがHPに載ることが。渡辺はほとんど載せることがないのですが、「うどん県」と言う言葉も使われるくらいの香川県。この写真くらいは載せても。。。さすが本場のうどんでした。