前日は曇りで何とか天気も持ちこたえたのですが、九州では集中豪雨でかなりの被害が。何とか収まってほしいなと。一方で沖縄では、平年より10日以上早い梅雨明けとか。この10日以上早いと言うことが他の気象と連動するのか、これから梅雨入りをする東北地方では気になるところです。そんな出前講義2日目は、朝から雨というか、午後から夕方にかけては、ずいぶんの雨となり。。。外を歩こうとすると、雨に降られることが多くて。。。その当たりは頭を抱えるところです。前日が朝倉小学校、桜井小学校という今治市のどちらかというと南側。2日目は、吹揚小学校。初日の記事にも書きましたが、昨年度の3月いっぱいで今治小学校、日吉小学校、美須賀小学校、城東小学校が閉校となり、4行が統合されて、あたらしい「吹揚小学校」に。場所は、旧美須賀中学校の跡地。美須賀中学校は1年早く、日吉中学校と統合されるという形で。伺うこともはじめてでしたが、校長室からは、今治城をきれいに見ることができ、何かの時には、ほっとする眺めとなるというのを、このふるさと出前授業を統括頂いている高橋校長先生から伺いました。確かにそんな眺めだなと。。。
玄関では、welcome boardがお迎えして頂き、その脇には、3月までの小学校で掲げていた目標の垂れ幕が。統合まで長年の短い時間の交流があったとは伺っていますが、実際に一緒に学校生活をするとなると、それはそれで大変なこと。小学校から中学校に上がるとき、いくつかの小学校が一緒になるとかというのはありますが、それより前にと言うのは、うまく慣れることができるのか、気になるところでした。なにより、渡辺は、当時、桜井小学校、桜井中学校というのは、メンバーの変更がない市内唯一の校区でしたので。学校の外観は、雨の関係で写真を撮ることができていませんが、今治市役所をイメージするような。渡辺が存じ上げなかったのですが、建築家・丹下健三氏の出身は、中学校があった美須賀地区と言うことで、それにちなんだものだと。玄関の所は、かなり広い廊下が。。。以前伺った、石川県加賀市立橋立中学校のような感じで。こうした広いスペースは、開放感があるのと同時に、このスペースで講義をするようなこともあって。渡辺も仙台市内のいくつかの小学校で、こうしたろうかを拡張したようなスペースで講義をしたことも。。
前置きがずいぶん長くなりましたが、講義は前日の朝倉小学校で行った「花の不思議な世界」。朝倉小学校同様にこの時期にリンゴを用意頂くのは、大変なこと。そんなリンゴをつかって。朝倉地区は、山沿いの山村とも言うところで、同じバラ科のナシの栽培もありますが、町中の小学校なので、そうしたものを見る機会は少ないかなと。ただ、最初の導入のところで、リンゴの貯蔵のところでは、少し緊張気味だったのか、ちゃんと挙手して発表すると言うよりも、freeにしゃべっていたので、手を挙げると言うことの大切さを。そのあとのバラ科の植物にはと言うところでは、5枚の花びらに着目したとき、リンゴ以外に、サクラ、ナシ、イチゴが立て続けに出てきたのは、素晴らしかったです。特に、イチゴ、よく観察しているなと。また、いわゆる、5枚の花びらがばらばらになる離弁花に分類されるわけですが、その点もしっかり観察していました。
雌しべの先端の電顕写真でその大きさというか、花粉の小ささを実感してもらい、動画で花粉発芽、花粉管侵入を見てもらったときには、「おーー!!」と言う言葉が。どこでもこの動画は人気があるというか、感動をもたらすものだと。花粉管の伸長が根っこが伸びるのに似ていると。それもすごいことで、花粉管の伸長が先端生長であり、似ているわけですので。朝倉小学校同様に、ミカンの品種はたくさん知っていました。中でも「ブラッドオレンジ」という切ると、断面にアントシアニンの色素が広がる新しいタイプのものも知っていて、感動でした。リンゴの品種はもちろん、余り知らないのは、今年の冬からぜひ、スーパーなどで学習して下さい。
最後の所は、少し難しい、自家不和合性、食べている果実はどこの部分かなど。それでもしっかり考えて、よく発表していました。もちろん、リンゴの果実の中に、がく、ひからびた雄しべ、雌しべがあるのを見たときは、感動。どこも同じです。このちょっと難しかった不思議を冬になってリンゴを食べるようになったとき、是非、思い出して、リンゴを食べてみて下さい。これまでときっとリンゴが違う味がすると思います。それから、今回の出前授業で、「きちんと人の話を聞く」、「手を挙げてたってしゃべる」、と言うようなたくさんの約束をしたと思います。それをこの後もきちんと守って、しっかりした新しい小学校の1期生になって下さい。楽しみにしております。
講義の最後には、事前に準備をお願いされた方でなくて、その場で、お礼の挨拶をお願いされた方が、講義の感想などをとてもしっかりと話してくれました。先生に指名されたと言うことでなくて、自分で進んでしゃべることを決断して、きちんとした話ができたことが、とても素晴らしかったです。感動でした。これからもこうしたとき、是非、トライして下さいね。最後は、世界に向かって情報発信。で、と言うパターンで。
最後になりましたが、吹揚小学校校長・高橋先生、理科専科・岡野先生、6年生の担任の先生方をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 校内の別の場所で見つけた横断幕には「一致団結」の文字が。これを送られたのは、4つの小学校の卒業生、つまり、先輩たちから。新しい吹揚小学校の1期生として、また、最初にこの建物で学び始めた「始祖(origin)」として、新たな歴史を積み上げていってほしいなと。。。渡辺の頃は、桜井小学校が大きくなり、卒業後に、国分小学校が新しくできたわけですが、当時の先生方、児童のみんなもそんな風に思ってがんばったのだろうと。改めて、そんなことを感じた1日でした。
PS.のPS. 6/22(月)、出張から戻り、HPを見ていたら、吹揚小学校のHPに渡辺の記事を発見。ありがとうございました。
玄関では、welcome boardがお迎えして頂き、その脇には、3月までの小学校で掲げていた目標の垂れ幕が。統合まで長年の短い時間の交流があったとは伺っていますが、実際に一緒に学校生活をするとなると、それはそれで大変なこと。小学校から中学校に上がるとき、いくつかの小学校が一緒になるとかというのはありますが、それより前にと言うのは、うまく慣れることができるのか、気になるところでした。なにより、渡辺は、当時、桜井小学校、桜井中学校というのは、メンバーの変更がない市内唯一の校区でしたので。学校の外観は、雨の関係で写真を撮ることができていませんが、今治市役所をイメージするような。渡辺が存じ上げなかったのですが、建築家・丹下健三氏の出身は、中学校があった美須賀地区と言うことで、それにちなんだものだと。玄関の所は、かなり広い廊下が。。。以前伺った、石川県加賀市立橋立中学校のような感じで。こうした広いスペースは、開放感があるのと同時に、このスペースで講義をするようなこともあって。渡辺も仙台市内のいくつかの小学校で、こうしたろうかを拡張したようなスペースで講義をしたことも。。
前置きがずいぶん長くなりましたが、講義は前日の朝倉小学校で行った「花の不思議な世界」。朝倉小学校同様にこの時期にリンゴを用意頂くのは、大変なこと。そんなリンゴをつかって。朝倉地区は、山沿いの山村とも言うところで、同じバラ科のナシの栽培もありますが、町中の小学校なので、そうしたものを見る機会は少ないかなと。ただ、最初の導入のところで、リンゴの貯蔵のところでは、少し緊張気味だったのか、ちゃんと挙手して発表すると言うよりも、freeにしゃべっていたので、手を挙げると言うことの大切さを。そのあとのバラ科の植物にはと言うところでは、5枚の花びらに着目したとき、リンゴ以外に、サクラ、ナシ、イチゴが立て続けに出てきたのは、素晴らしかったです。特に、イチゴ、よく観察しているなと。また、いわゆる、5枚の花びらがばらばらになる離弁花に分類されるわけですが、その点もしっかり観察していました。
雌しべの先端の電顕写真でその大きさというか、花粉の小ささを実感してもらい、動画で花粉発芽、花粉管侵入を見てもらったときには、「おーー!!」と言う言葉が。どこでもこの動画は人気があるというか、感動をもたらすものだと。花粉管の伸長が根っこが伸びるのに似ていると。それもすごいことで、花粉管の伸長が先端生長であり、似ているわけですので。朝倉小学校同様に、ミカンの品種はたくさん知っていました。中でも「ブラッドオレンジ」という切ると、断面にアントシアニンの色素が広がる新しいタイプのものも知っていて、感動でした。リンゴの品種はもちろん、余り知らないのは、今年の冬からぜひ、スーパーなどで学習して下さい。
最後の所は、少し難しい、自家不和合性、食べている果実はどこの部分かなど。それでもしっかり考えて、よく発表していました。もちろん、リンゴの果実の中に、がく、ひからびた雄しべ、雌しべがあるのを見たときは、感動。どこも同じです。このちょっと難しかった不思議を冬になってリンゴを食べるようになったとき、是非、思い出して、リンゴを食べてみて下さい。これまでときっとリンゴが違う味がすると思います。それから、今回の出前授業で、「きちんと人の話を聞く」、「手を挙げてたってしゃべる」、と言うようなたくさんの約束をしたと思います。それをこの後もきちんと守って、しっかりした新しい小学校の1期生になって下さい。楽しみにしております。
講義の最後には、事前に準備をお願いされた方でなくて、その場で、お礼の挨拶をお願いされた方が、講義の感想などをとてもしっかりと話してくれました。先生に指名されたと言うことでなくて、自分で進んでしゃべることを決断して、きちんとした話ができたことが、とても素晴らしかったです。感動でした。これからもこうしたとき、是非、トライして下さいね。最後は、世界に向かって情報発信。で、と言うパターンで。
最後になりましたが、吹揚小学校校長・高橋先生、理科専科・岡野先生、6年生の担任の先生方をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 校内の別の場所で見つけた横断幕には「一致団結」の文字が。これを送られたのは、4つの小学校の卒業生、つまり、先輩たちから。新しい吹揚小学校の1期生として、また、最初にこの建物で学び始めた「始祖(origin)」として、新たな歴史を積み上げていってほしいなと。。。渡辺の頃は、桜井小学校が大きくなり、卒業後に、国分小学校が新しくできたわけですが、当時の先生方、児童のみんなもそんな風に思ってがんばったのだろうと。改めて、そんなことを感じた1日でした。
PS.のPS. 6/22(月)、出張から戻り、HPを見ていたら、吹揚小学校のHPに渡辺の記事を発見。ありがとうございました。