東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2009年6月の記事です。

福島県立相馬農業高校での特別実習「アブラナ・ダイコン種子調整・整理」(6/15)

2009年6月19日 (金)

 4月にアブラナ科植物の交配、遺伝学的実験を講義・実習しましたが、その後、ドン程度種子が発達かした、その後の種子調整をどうすれば、高発芽率の種子として保てるかなど、雑種種子の秋への播種に向けた、実習・観察を行いました。

 Brassica oleraceaの7種類ほどの作物を交配した結果を見ましたが、特定の作物を母本にすると、種子がつかないなど、いくつかの問題もありましたが、高校生が行った実験としては、とてもよくできていました。さすが、「餅は餅屋」というのを実感しました。相馬高校とうまく連携をして、F1, F2個体がどのように生育するかを研究していただければと思います。

わたなべしるす

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仙台市立七北田小学校でのNSP特別講義「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」(6/16)

2009年6月19日 (金)

 今年で2年目となる七北田小学校・NSPで、特別講義「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」を行いました。今年の5年生は、3クラスで120名という大所帯でした。最初に、トマトの生育を種まきから結実するまでを復習し、そのあと、キャベツ、ブロッコリーにも花が咲くことを講義したあと、キャベツとブロッコリーは、同じ種なので交配できると説明し、この雑種がどのような形態になるかを、各班ごとに分かれて、絵を描いてもらいました。

 キャベツ、ブロッコリーの特徴をよく捉えていて、キャベツの中からブロッコリーが出てくる絵を描いた生徒さんがとても多くて、今年の5年生の普段の観察力に感心しました。また、植物に根があることは当たり前ですが、描いた絵に、きちんと根があったり、ブロッコリーに花が咲いているところを書いたり、植物学の基本である、「博物学」のポイントを押さえている感があり、今年度の講義が楽しみになってきました。

 秋には、是非、自分たちで雑種の種を育てて、どうなるのかを実感してもらえればと思いました。今年もNSPは楽しみです。内藤校長先生、理科担当の井上先生、よろしくお願いいたします。

わたなべしるす

PS. 七北田小学校のNSPのところに、井上先生の記事がありました。

http://www2.sendai-c.ed.jp/~nanashou/ppblog/pp_blog/index.php?UID=1245143541

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第6回東北大学バイオシンポジウム開催

2009年6月16日 (火)

増子@冷たいハーブティが好き、です。
ハーブティを耐熱ガラス容器に濃い目に作り、水を差して冷蔵庫で冷やして楽しんでいます。
ボタニカルズというお店のハーブティを買ってますが、ブレンドの名前がたくさんあって面白く。。。
色んな種類を試したいと思っています。

さて、本日、第6回東北大学バイオサイエンスシンポジウムが国際センターにて行われました。
http://www.biosci-tohoku.org/index.html
東北大でのバイオ関連研究の成果発信と研究者間ネットワーク構築を目指しているこの大会、今年で6回目になります。
講演セッションとポスターセッションがあり、植物生殖遺伝からはD2藤岡くんと増子の2名がポスターセッションに参加しました。

藤岡くんはポスターを前に毅然と発表し、活発に議論に勤しんでいました。
さすがドクターの貫禄!堂々とこなしていました!

増子は初のポスター発表でしたが。。。
説明の際、目が泳いでいた。らしいです(目撃証言)。
発表終了後、研究室に戻っても、少し体が引き気味です(写真参照)。
もっと精進したいと思います。

会場ではあちこちで活発な議論が交わされていました。
研究を通じた人との繋がりの重要性を感じた一日でした。

今週末は、院生会主催・春のソフトボール大会が催されます
今回はトーナメント制で、第一試合から試合予定です(8:30開始)。
とにかく楽しんでいきたいと思います!
バーベキューも楽しみなのでww晴れますように!


増子

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ゼミ準備と訪問者

2009年6月14日 (日)

お早う御座います、こんにちは、今晩は。M1のおだで御座います。

先週火曜日夜、文献発表の準備をしている所に訪問者。実験室の光に誘われてか、クワガタが飛び込んで来ました(走光性?)。もう夏ですね~。






先月行われたオープンラボのときに「文献発表はどんな感じで行ってるのですが?」と質問を受けたので、軽く紹介したいと思います!

本研究室の文献発表は二人/週のペースで行っており、「ゼミ」と「雑誌紹介」の二種類があります。「ゼミ」は3~5報程度の論文をまとめてテーマを作って発表し、「雑誌紹介」は最新論文3報の要点を説明します。

ちなみに前回は、
ゼミ:大坂(「DELLAタンパクと相互作用する因子」)
雑誌紹介:おだ(雄ずいやタペート層関連の論文×3)
でした。

人に理解してもらえるように話すのは難しいですね・・・。
精進します!


ODA

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JST・未来の科学者養成講座・開講、第1回特別講義(6/13)

2009年6月14日 (日)

4月から高校1, 2年生を対象に募集していたall 東北大の企画である「経験・体験を通して「科学を見る眼」をもつ「科学者の卵」養成プログラム」の開講式、第1回特別講義を開催しました。100名という募集に対して、418名という4倍を超える応募があり、このプログラムを運営するコアメンバーとしては、心苦しい思いで、100名を選抜し、最初の講義に至りました。

当日は、13:00からの開始にもかかわらず、一部の高校生は10:30すぎから集まり始め、13:00からは、井上総長の開講式でのお言葉をいただき、第1回特別講義を行いました。2コマの講義のうち、最初は、渡辺が行い、「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性--花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構--」と題して、植物の花粉と雌ずいの自他識別のモデルともいえる自家不和合性について、講義しました。講義のあとは、40min程度でレポート提出と質疑応答を行いました。今までにもずいぶん多くの出前講義を行いましたが、これほど集中して、切れのある質問をいただいたことは初めてでした。まさに、将来の「科学者の卵」としての高い能力を感じました。今年1年でどこまでレベルアップした高校生になるかと思うと、これからも楽しみです。

9月には、渡辺のこれまでの履歴な様なことを紹介する形で、キャリア教育を行いたいと思います。また、講義であえることが楽しみです。

わたなべしるす

PS. 当日は、プレスの取材もあり、TBCではローカルニュースで取り上げられました。

6/30付けの河北新報、教育欄にも、今回の講義のことが、細かく取り上げられていました。

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