東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2010年1月の記事です。

お世話になりました!

2010年1月29日 (金)

 今年9月いっぱいで学生アルバイトを卒業した農学部3年の松本です。大分前に増子さんからお話を頂いたにもかかわらず、提出が年をまたいでしまい申し訳ありません。

 大学の研究室の雰囲気も分かるだろうから、研究室バイトに応募してみようかと思い立ったのは2年前の夏でした。あれから早2年が経ちました。


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 バイト3日目にして話題が尽き(当方、人見知りなもので・・・)増子お姉様から初恋の話を振られた時は、ひと夏の間この研究室で上手くやっていけるのかとすら思いましたが、これまでバイトを続けられたのも渡辺先生を始め、面倒を見て下さったなべ研メンバーの皆様のおかげです。


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 この2年間、イネの葯のサンプリングに始まり、膨大な数の種取りやチップ詰め、DNAの抽出、首チョンなど様々な事をお手伝いさせていただき、実験における細かな操作や下準備の重要性を学ぶことができたと思います。この経験をこれからの自分の研究生活に生かしていけたらと思っています。


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 最後になりましたが、渡辺先生、ナベ研メンバーの皆様、三重大の諏訪部先生、韓国の朴さん、環適の風間さん、同じ学生バイトだった皆さん、今までどうもありがとうございました!


研究室ダイアリー


追伸。僕の初めてのプラチュウは増子お姉様とだったと記憶しております(笑)


※マスコ注 プラチュウはプラスミド抽出の略ですよ!!

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マンガとクイズとアブラナ科野菜。。。。

2010年1月29日 (金)

マンガというのが、日本の文化として認められ、輸出もされ、読んでいることが恥ずかしくなったのかもしれない。そんなこともあり、いろいろなところに、マンガを使って、わかりやすく、いろいろなことを説明したものがあふれている。一時期、歴史物が流行ったような気がする。復刻版のものもよく見かける。懐かしいと思っているだけかもしれないが。。

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マンガのようなものを使うことができれば、今やっている出前講義を行う上で、やりやすいのかもしれない。昨日、七北田小学校で、出前講義をしたあとに、とあるmailをいくつかもらって、そんなことを感じた。専門の分野でも、その境界というか、普段は、講義で使わないようなものであれば、そんなものをうまく説明できると。そんなありがたいツールがあるとは。そのmailの1つが、「新農業展開ゲノムプロジェクト」のHPである、「イネゲノムと未来 - 未来を切り拓くお米のチカラ - 新農業展開ゲノムプロジェクト」のHPのマンガである。

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食糧問題、遺伝子問題などを書いている。お米の博士が出てき、なかなかおもしろかった。お時間のある方は、ぜひ、ご覧下さい。そのマンガの中に、なんと、「野生のキャベツから、品種改良されたものは、。。。」これは、出前講義でよく使うネタなのですが。。こんなところでアブラナ科野菜のクイズに出会うとは、。。。そういえば、昔の大学入試に、「アブラナ科植物とナス科植物の組合せになったのはどれか?」という5択の問題があったのを思い出した。マンガを読むと、こんなことも勉強できるお得な時代になったのかもしれない。

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わたなべしるす



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試食会

2010年1月22日 (金)

渡辺先生が、ヨークベニマルから「ロマネスコ」という野菜を買って来られました。

ブロッコリーやカリフラワーの仲間のようです。

つぶつぶグルグルとした花蕾に目をひかれます。

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ロマネスコ、ご存知でしたか?

東北のスーパーで売られるほどの流通量があったなんて、私は全く知りませんでした。

これは宮崎県産198円とのこと。

 

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「食べてみましょう!」(渡辺先生)

ひと口大に切り、さっと洗ってレンジで1分30秒・・・。

皆食べたことが無かったらしく、ワクワク顔でいただきました。

甘みと旨みが強く、ブロッコリーより香りが弱くて食べやすいです。

先生、ごちそう様でした。

 

ラボメンバーの皆様、

来週は、「キアドラ焼き」をいただいてみましょうね。

 

ミヤノ

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実験いまはむかし(1)

2010年1月19日 (火)

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研究室で実験台に向かっていると、ふと社会人になりたての頃などを思い出します。

会社は、値(あたい)には厳しくて、先輩でも結果についてOKが出るまで、真摯にやり直しをしている場面がよくありました。

私も入社して間もない頃は、誤差が許容値に収まるようになるまで、何回も練習させられました。が、いつまでも練習はしていられないので、間もなく先輩の指導のもとで、本番の実験をかさねる毎日が始まりました。


私たち新入社員は、「研修」という時間に職員としての心得をよくきかされました。

『自分たちの実験の結果が、そのまま社会に出て影響を与えていくという自覚と緊張感をもって...』などなど。

また、ひとつ上の先輩から「社会人二年目になって...」というようなテーマで入社してからの意識の変化についてお話を伺う機会もありました。

普段はたおやかで優しく、よく気を配ってくださる憧れの先輩も、ピペットを見つめる目はとても厳しくちょっと怖いくらいでしたm(_ _)m

様々なキャラクターの人々が実験においては皆一つ心で真剣。。。その姿は男女問わず、美しく見えるものです。


先日アブラナの種をたくさん蒔いたのですが、芽を出し、鮮やかな黄緑色の双葉になり、今週はその間から本葉がのぞいています。そのひとつひとつを実験に使うためサンプリングし、また次の実験のために育てていきます。

更なる研究の前進につながっていくことに思いを馳せつつの作業が、きょうも続いています。。。


(I)


                                        


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Plant and Animal Genome XVIIIに参加中

2010年1月11日 (月)

 

 1/8-12で、Plant and Animal Genome XVIIIに参加しています。

 

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 会期はもう少しあるのですが、他の会議との関係で、この日程になりました。今年で、18回目。毎年この時期に開催されていることは、知っていてもなかなか日程が合わず、参加していませんでしたが、「科学者の卵」の方に少しご迷惑をかけて、参加することにしました。

 

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 今回で18回目ということは、1993年くらいからゲノムという概念で、会議が行われていたのは、驚くことなのかもしれません。今日ではモデル生物のゲノムだけでなく、農業上重要な作物 、動物のゲノムのセッションも数多くありました。柑橘、牛等々。それに加えて、ゲノム解析技術の進歩がプレゼンされたりで、遺伝学をベースにしている研究室としては、niceな企画だと思います。

 

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 日本からも多くはありませんが、参加者がいました。毎年でている方に伺うと、今年は、ずいぶんと寒いと。。。場所の説明をしていませんでしたが、アメリカ西海岸、サンディエゴ。これよりどれくらいか南に行けば、メキシコ国境。花もたくさん咲いていますが、夜の冷え込み、こんなことは なかったとか。。。これも地球環境の大きな変化の一部なのでしょうか。

 


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わたなべしるす

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