東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2010年5月の記事です。

変わらないこと、変わること、そして。。。(5/22)

2010年5月22日 (土)

 一昨年から七北田小学校NSPという継続した出前講義を行ってきた。そんなご縁もあって、今年度、「学校評議員」という大役を仰せつかった。自分が小学生の頃、こんな委員のような方がいたのだろうか。ふと、そんなことを考える。授業が終わったら、2kmの道のりを道草して帰るのが、毎日だったようなそんな記憶しかない。

 そんな「学校評議員」を仰せつかったこともあり、「来賓」という文字のある「運動会」のご案内を頂いた。その運動会が今日の午前中と言うことで、2hrほど見学しつつ、あれこれと拝見した。運動会をこんなに見たのは、自分が最後の運動会をした高校生以来かもしれない。何より、変わらないのは、走ること。当たり前かもしれないが。。ふと、自分はいつも遅くて、最後の方というか、ほとんど最後を走っていたのを思い出した。プログラムの最後には、学年を横断したリレーがあり、こんなプログラムもあったなと。低学年でやることは、玉入れ。これも観察していると、チーム間で明らかに有意な差がありそうなくらい入る数が違う。少し観察したが、より多くの玉を入れることができるところは、籠の高さと投げる高さが微妙にそろっている。なぜ、そのチームだけ、こんなことができるのか、不思議になった。練習とかの差ではなく、何なのだろうと。。次までの宿題かもしれない。

acerola 1.jpg 変わることはどんなことにもある。もちろん、運動会もそうであろう。今では当たり前かもしれないが、色違いで番号がついたサッカーなどでよく使う「ビブス」をきた生徒さんが、走ってきた順番を上手に整理していた。昔はどうやっていたのだろう。。。旗を立てたところに、並んだような。。。記憶が定かでない。同じことかもしれないが、何となく、進歩している気がした。何より変わったことは、流れている音楽は、レコードでなくて、MDからであった。これは時代の変化で致し方ないのかもしれない。

 何より変わらないのは、運営をしている高学年の生徒さん、先生方、保護者の方々の下支えなのかもしれない。毎日の実験、研究でもそんな下支えをしてくれている方々、サポートして頂いている共同研究先のことを考え、サイエンスの「変わらない」不変な事実を明らかにしたいと、再認識した1日でした。

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 来週は、10品種のイネの田植えに伺います。楽しみにしております。


わたなべしるす


PS. 昨年育てていた、キャベツ、ブロッコリーはすっかり大きくなり、ブロッコリーは花盛り、キャベツはキャベツらしくはがまきつつあった。観察にはよい時期です。毎日の不思議を観察してほしいものです。。



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アブラナ交配

2010年5月20日 (木)

きょうは、久しぶりの雨ふりです。

研究室はいま交配のシーズンで、あちらこちらで交配の作業が行われているところです。

ここのところ気温が上がってお天気も良く、まさにアブラナたちは元気に咲き誇り、

それに背中を押されるように(?)交配もどんどんすすんでいきます(^-^;)

 

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それでも暑い日が続き、少ししんどい感もでてくる中で、

きょうの天気は涼やかで、めぐみの雨的なちょっとホッとした気分になります。。。

ひといき付いたら、ひとつひとつが何かしらの前進に繋がっていくことを願いつつ、

また地道にガンバロウ・・・とおもいました(^_^)

 

追伸:

以前に渡辺先生からキャベツの苗をいただいていたのですが、葉も多く大きくなり、先日はじめて食べてみました。

良さそうなところをとったのですが、緑色が濃く鮮やか。

千切りにすると切り口が更に深い瑞々しい緑色で、いかにも葉緑素がたくさん入っていそうな・・・

食した後、美容と健康に良いものをたくさん体に取り込んだような気持ちになりました。。。

水をやるたびに食べてみようと思いつつ、日々過ぎていたところだったので、やっと実行できて、しばし満足感と達成感に浸りました。

(I)


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【出前授業】JST・未来の科学者養成講座を広報、第4弾(宮城県仙台第三高等学校; 5/17)

2010年5月18日 (火)

 昨年度から開始した、all 東北大企画の「経験・体験を通して「科学を見る眼」をもつ「科学者の卵」養成プログラム」を宮城県仙台第三高等学校で、その概要、どういうコンセプトでやろうとしているのか、何を求めているのかなど、20数名の生徒の前で1hrほどの説明と1.5hrほど、講義の内容はどのようなものかと言うことで、模擬講義を行いました。5/14 の福島高以来でした。

DSCN4230.JPG 昨年は多数の生徒さんが参加して頂きましたが、今年は、翌日が理数科の発表会と言うことで、1年生主体でやっと、高校になじんだような生徒さんでしたが、サイエンスに興味があり、科学者の卵のことをたくさん質問してくれました。また、そのあとに行った模擬授業でも、身の回りの植物の不思議を話したわけですが、なるほどと。。ここで感じた不思議を忘れないで、ぜひ、がんばって下さい。

DSCN4233.JPG 仙台第三高等学校は、今年度から、SSHに採択されたというのは、より多くの科学に触れることができると思います。ぜひ、いろいろな不思議を体験、実感して、大学を目指して下さい。


 何より、また、今年度も新しい生徒さんたちと講座でお会いできることを楽しみにして。

 とりいそぎ。


わたなべしるす

PS. 科学者の卵のHPにも、関連記事があります。お時間のある方は、。。。。


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【出前授業】JST・未来の科学者養成講座を広報、第3弾(福島県立福島高等学校; 5/26)

2010年5月14日 (金)

 昨年度から開始した、all 東北大企画の「経験・体験を通して「科学を見る眼」をもつ「科学者の卵」養成プログラム」を福島県立福島高等学校で、その概要、どういうコンセプトでやろうとしているのか、何を求めているのかなど、60数名の生徒の前で1hrほどの説明と1.5hrほど、講義の内容はどのようなものかと言うことで、模擬講義を行いました。5/10の仙台二華高以来でした。

DSCN4197.JPG 説明の途中で、昨年度、基礎コース、発展コースにいた生徒さんから実体験を話してもらいました。簡単にと言うことでお願いしましたが、それぞれの受講生の方は、さすが受講生という感じで、基礎コース、発展コースで得たことなど、楽しそうに話してくれたことは、昨年1年間、良かったなと、こちらも実感しました。その後、質疑を行い、「科学者の卵」を受講したいという熱意を感じました。今年の生徒さんも楽しみです。

DSCN4223.JPG  さらに、この会を設定してくれました橋爪先生の粋な計らいで、昨年、渡辺が最初に講義をmodifyした「自家不和合性とアブラナ科植物の多様性」について、模擬講義を行いました。また、4/29にNatureに発表した自家不和合性・シロイヌナズナのことも説明できました。また、SSHを行っていることもあり、アブラナ科植物の多様性についてもお話ししました。こちらの方が、サイエンスの講義ということもあり、接木による繁殖は自己・非自己??、ダイコンはキャベツのように丸くなれるのか、等、たくさんの質疑があり、講義後にも、関連の質疑やSSHで抱えている問題など、活発な議論ができたのは、楽しい時間でした。

DSCN4227.JPG 講義のあとの橋爪先生との議論の席で、一生懸命、アブラナを交配したけど、種ができなかったのは、「自家不和合性」だからなのだと、感動した生徒さんがいたとか。たくさんの質疑があった関係で、議論ができなかったのは残念でした。。。。ぜひ、次回お会いするときには、声をかけてください。また、SSH研究で、自家不和合性をやってみてください。体験することが大切ですので。

 何より、また、今年度も新しい生徒さんたちと講座でお会いできることを楽しみにして。

 とりいそぎ。


わたなべしるす

PS. 科学者の卵のHPにも、関連記事があります。お時間のある方は、。。。。

追伸の追伸
5/25に福島高校のHPに関連記事を書いていただきました。身に余る内容で強縮しております。ありがとうございました。
http://fukuko.net/
http://fukuko.net/SSH/

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【更新】研究成果に追加

2010年5月13日 (木)

以下の部分を更新 しました。

 からしれんこん

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