東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】愛媛県立今治西高校での文化祭・特別講演会「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」--花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構--(6/12

2010年6月18日 (金)

 昨日に引き続き、今回は母校での文化祭の特別講演会でした。文化祭での講演は、昨年の松山南高等学校での文化講演会に続いて、2年連続でお話をできる機会を頂いたことに感謝しております。

DSC_8290.JPG 講演会には、小学生からお年を召した方まで、幅広い年齢層でこれまでずいぶん多くのの出前講義を行ってきましたが、これほどの年齢層では初めてだと思います。講義の最初に「野菜・果物」の花の写真を見て頂き、それがどんな野菜、果物になるのかを考えてもらいました。元気の良い小学生、中学生、高校生から、発表をもらえたのは、うれしい限りでした。そのあとは、いつものようにお花の不思議ということで、「自家不和合性」のお話をしましたが、予定の1.5hrはあっという間でした。最後の質問では、高校生、小中高の先生方から、鋭い質問を多く頂き、とても盛り上がった講演会となりました。

DSCN4270.JPG 渡辺の地元ということもあり、また、渡辺が話すということで、出前講義を行ってきた小学校、知人などに声をかけておきましたが、そうした方々が人づてで広げて頂き、こちらが予想もしなかったような方々にご参加頂いたことは、感謝に堪えません。ありがとうございました。また、渡辺の恩師に当たる先生にもきて頂き、いつもは教室で教えていたいていたのに、立場が逆で話をするというのは、こんなにもプレッシャーなのだということも、実感しました。

001.JPG このような形で地元に科学を還元し、社会貢献できたことは何よりもうれし限りでした。また、参加頂いた小学生、中学生とは、昨年までの出前講義でこちら講義をした生徒さんたちでした。渡辺の話があるというので来てくれたのは、何よりうれしいことです。ありがとうございました。また、いつか講義でお会いしたいと思います。

DSCN4272.JPG 最後になりますが、この企画をサポート頂いた生物の稲葉先生、そして、多くの聴衆を集めて頂きました多くの方々に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。また、5-10年立って、研究が発展したところで、お話ができればと思います。ありがとうございました。


わたなべしるす

PS. 人のつながりとは不思議なもので、知らないところでつながっていたり、そのネットワークが思いもよらないすごい方向に発展したり。普段、研究をしていて、人のつながりのありがたみを感じているわけですが、その人のつながりの違った不思議な一面を見せてもらったような気がしました。ありがとうございました。




≪ Prev  | diary Top | Next ≫

ARCHIVE