東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2011年を迎えて。。(1/1)

2011年1月 1日 (土)

 1年のなんとかは、というのがある。もちろん、長期的なことを考え、今年、5年先、10年先がどうなるか、どうなってほしいかと言うことは、考えることがある。というか、考えないと、いけない立場であり、それも、仕事であろう。では、短期的に見たとき、遺伝学をベースにしたもので、どんなことができるのだろうか。もちろん、植物の生殖形質を扱うことであるが、。。今の研究の発展系、あるいは、大きな飛躍系を少し考えてみたい。では、長期的に見て、植物の生殖形質というのは。やっぱり、食糧生産、エネルギー生産、環境保全、アメニティーというようなことが重要になるのであろう。ただ、生殖形質をどこまで広く考えるかによっては、もう少し幅の広いこともできるかもしれない。というか、そういうことにチャレンジしてみたいと思う。もちろん、10年先に花が咲くだろうと言うことを考えつつ。

DSCN5291.JPG では、教育面はどうであろうか。教育こそ、長期的な戦略が必要であろう。ゆとり教育が、いろいろ議論されいるが、教育というのは、10年くらいたってから、それの結果が現れ、評価を余儀なくされる。そうしたとき、本当に良かったなと言われるような俯瞰的な目をもって、戦略を考えておく必要があろう。10年たったとき、あのとき、あれをやっておいて良かったねと言うような評価を受けれるような、そんな教育システムというか、体系というか、そんなことをやっておきたいと考える。

 今年の天気の長期予報は聞いていない。去年のように、大冷害と言われつつ、全くそうではなかったというようなこともあるだろう。植物を研究する限り、こうした天気に左右されることは致し方ない。であれば、そうした天気がどうあれ、植物がきちんと生育するようなそんなことを、次なる戦略として考えることも重要なことなのであろう。

 また、これまでも多くの共同研究でいろいろな方面とおもしろい実験ができたと思っている。さらに、今年はもっと新しい方面との共同研究ができればと思う。実際にこれというideaがすぐにはないが、これまでにはない、新しい方向性を打ち出せる基盤のようなことが。もちろん、そんなことが論文になるのは、ずいぶん先のことになるのかもしれないが。

DSCN5289.JPG 何より、今年もより多くの論文を発表し、また、教育研究を展開しつつ、社会貢献ができればと思いつつ、2011年の最初のブログとしておく。


 わたなべしるす

 PS. そういえば、今年の4月で、大学での職について、ちょうど25年を迎える。良く続いていると、自分でも感心する。次の25年に向けての出発点にもなることに気がついた。もちろん、大学での職は、あと20年足らずなのかもしれないが。。

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