東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】仙台市立七北田小学校 NSP 5年生「いろいろなイネを栽培してみよう」(6/6)

2011年6月 6日 (月)

 今年で4年目となる七北田小学校、NSP。昨年に引き続き、5年生には、日本のイネだけでなく、いろいろなイネを栽培して、それを比較してみようという、出前講義を行いました。植物に限らず、生物は多様です。同じイネでも日本の中にもたくさんの品種があります。コシヒカリ、ひとめぼれ、あきたこまち、きらら397、などなど。ただ、これらだけではあまり違いはよくわかりません。そこで、渡辺の研究室が元をたどれば、附属研究所である、農学研究所になります。その時代にたくさんのアジアのイネを収集された先生の財産を継承されている佐藤先生から、「Gemdjah Betom」、「IR-28」、「Kasalath」、「Peta」、「Tepa I」、「コシヒカリ」、「ななつぼし」、「日本晴」、「ムラサキイネ」、「ひとめぼれ」の10品種を頂き、今日、バケツに移植をしたのでした。 苗の栽培には、うちのPD, 学生さんたちにお世話になりました。ありがとうございました。

DSCN0548.JPG 今年は天気もよく、苗もよく育っており、講義の当日も好天に恵まれ、生徒さんたちも楽しく苗をバケツに植えていました。昨年の失敗を生かして、田植えの時には、化学肥料をあげないで、根っこが落ち着いた頃に、追肥をということにしました。今年の夏の天気がどうなるかによりますが、秋には、多様性に富んだイネを見ることができると思います。子供さんたちには、紫のイネが興味深そうで、食べることができるのか、秋が待ち遠しいようでした。

 これからも出前講義がありますので、そのたびに、観察会などをするように計画したいと思います。これまでの理科の観察で身につけた力を発揮して、いろいろな違いを見つけてください。それが理科の力を伸ばすことになると思います。最後になりましたが、今回の田植えの準備をいただいた、理科専科の椎名先生、5年生の先生方にこの場を借りて、お礼申し上げます。イネのこと、よろしくお願いします。 

DSCN0549.JPG わたなべしるす

 PS. 講義の後、2hrあまり、内藤校長先生と昨今の教育事情に関してのdeepな議論ができたことは、これからの出前講義だけでなく、「教育」をどう考えるのか、また、翻って、「研究」、「科学」をどう発展させるべきなのかということを深く考えさせられました。ありがとうございました。


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