東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】福島県立福島高等学校・科学者の卵エクステンドコース講義・実験「高等植物における受粉反応の観察」とSSHとの連携(10/13)

2011年10月14日 (金)

 9/8に、埼玉県立浦和第一女子高等学校に「未来の科学者の卵養成講座」の「エクステンドコース」の実験指導で伺いました。埼玉県立浦和第一女子高等学校の受講生は今年が3年生、すぐそこに受験が。。という状態でも実験をしようということにびっくりでした。一方、福島県立福島高等学校の1名の受講生は2年生。植物を利用した別の実験系を希望されていたのですが、実験材料のムラサキツユクサの特殊な系統をあちこちで探したのですが、どうしても見つけることができず、埼玉県立浦和第一女子高等学校の2名の受講生同様に、身近な花を利用して、受粉、花粉発芽、花粉管伸長の観察をすることを計画しました。埼玉県立浦和第一女子高等学校での実験指導と同じように、実際に受粉まではできますが、そのあとの、アルカリ処理、アニリンブルー処理は時間的な制限があり、できなかったですが、包埋をして観察できるスライドグラスの作成まで実習しました。花を解剖したり、受粉など大変なことが多いと思いますが、少しずつがんばってやってみてください。

DSCN1362.JPG 以前に伺ったときには、震災の影響で、生物、化学なのどの実験は、廊下で行っていましたが、今回は、仮設のプレハブ校舎もでき、実験などできるようになっていたのは、何よりでした。これから秋冬と花が少なくなる季節ですが、身の回りを観察して、がんばってください。

 実験のあとには、科学者の卵の受講生などと、現在の状況、今後の発展性などについて、deepな議論ができたことは何よりでした。また、SSH担当をされている先生方と、これからの高大連携を含めた発展のあり方を夜遅くまで議論頂けたことに感謝しております。ありがとうございました。新幹線も通常運行になったことから、近くなりました。また、折りを見えて、うかがえればと思っております。よろしくお願いします。


 わたなべしるす

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