東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】宮城県仙台第三高等学校・SSH課題研究分野別中間発表会・コメンテーター(1/18)

2012年1月18日 (水)

 仙台三高SSH・運営指導委員を仰せつかっていることから、「SSH課題研究分野別中間発表会」でコメンテーターをつとめました。いつもであれば、同校だけの発表ですが、昨年3/11の大震災、また、水産高校、工業高校では従前から課題研究を行っていたことから、3題の招待講演がありました。とても緻密な実験をしており、さすがと感動でした。長い年月の継続がこうした高度な研究、発表を生むのだと。。

 後半は生物分野、6題の発表会に。研究材料には、植物、動物、微生物など多様性があり、なかなかのものでした。研究内容には、もう少しというものもありましたが、結果を見る角度、考察の手法を工夫したら、それなりにまとまるのではないかというdataもありました。このあたりの工夫が重要かと。。。また、研究をやる目的を明確にすることも。そうすることで、よりよい発表になるのではと。また、統計的な処理をすることの大切さも。最終発表会でのすごい成果に期待をしつつ。。。またも、発表会に夢中になり、気がついたら、写真がなくて。。

 明日からは、石川・小松高校埼玉・浦和第一女子高校のSSHの発表会に。そちらの発表も楽しみですし、それらを他のSSH高にもfeed backできればと思っています。

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 わたなべしるす

PS. 今回の中間発表会には、県内の高等教育を統括している「宮城県教育委員会」教育長・小林伸一様が来賓として出席されておりました。これまで参加したこうした会議で「教育委員会・教育長」の方が出席されたのは、昨年、3/5の「今治自然科学教室」の発表会での今治市教育委員会・教育長様より、ご挨拶があった以来です。会議全体がぴしっと締まった感があり、とてもよいものでした。また、挨拶の言葉の中に、今回の地震、震災で「人間の有限性」というものが理解できたのでは、という言葉も感動的でした。

 そういえば、また、ここ数日というか、地震が多いような。何となく気になります。今日も、M4.3の地震が。。。。

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