東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】仙台市立七北田小学校・内藤惠子校長先生定年退職記念講演会(3/17)

2012年3月20日 (火)

 年度末。いろいろなことが重なるものです。大学にいると、年末の師走と同じくらい、忙しい時期なのかもしれません。もちろん、アブラナの研究をやっているので、春は農繁期な訳ですが。。

 さて、遅くなりましたが、いつも七北田小学校のNSPでお世話になっている、内藤校長先生がこの3月で定年退職。ということで、地域の方々が、記念講演会「38年間の教職生活を振り返って」ということで、おはなしがあるということで、伺いました。

 内藤校長先生と最初にお会いしたのは、2006年の仙台市教育委員会と東北大との提携による「出前講義」。その当時は、川前小学校にいらっしゃいました。最初は、「自家不和合性」の話をしました。翌年には、校長先生の方からお願いされ、6年生向けだったと思いますが、「キャリア教育」を初めて行いました。サイエンスを語らないで、人生を語った、初めての機会をいただきました。これがきっかけで、小学校、高校でのキャリア教育に弾みがつきました。今では、キャリア教育の方が人気なのかもしれません。

 そのあと、七北田小学校に移られ、NSP (Nanakita Science Project)ということで、仙台市では珍しいというか、七北田小学校くらいと思いますが、理科専科の取り組みを、今は、広瀬小学校に移られた井上先生が理科専科として普段のことを指導され、こちらはだんだん、レパートリーを増やしながら、今では、3年生から6年生までの理科の植物の部分を出前講義するようになりました。

 講演会では、38年の教職生活のいろいろなことをおはなし頂きましたが、「ひととのつながり」、「本物を見せること」等、大切な言葉をいただきました。ありがとうございました。

 来年度以降も、NSPを継続することで、これまで以上の発展ができればと思った次第でした。

 最後になりましたが、この会をorganizeして頂いた、学校、地域、保護者の皆様、ありがとうございました。とても感動的な会でした。ありがとうございました。

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 わたなべしるす

 PS. 小学生もたくさん来ており、渡辺を見かけたときに、「今日は博士は来てないの??」と。すっかり、NSPが定着しているのだなと。また、NSPの立ち上げでお世話になった、井上先生とも久しぶりにお会いでき、来年度以降、是非また、出前講義等で連携できればと。よろしくお願いします。

 PS. 理科専科といえば、今週の日曜日の愛媛新聞に渡辺自身が、愛媛・今治での理科専科の取り組みについて、記事を書かせて頂いております。あわせて、ご覧ください。

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