東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2012年3月の記事です。

2011年度を振り返って。。(3/31)

2012年3月31日 (土)

 2011年度は、東日本大震災を受けての年度で、何ができたのか、できなかったのか、今年度発表できた論文は、共同研究の3つの論文(Takahashi et al. 2011, Aya et al. 2011, Inaba-Ito et al. 2012)。情報リテラシー関連の本の出版も。震災とはいえ、もう少しという感じかも知れません。震災の影響か、記憶が定かでないので、上半期、下半期くらいの整理としておきます。

 上半期では、1名のPD、3名のM1、2名のアルバイトの1年生の方をお迎えできました。なにより、入学式が5月の連休になったのは、人生初めてでした。この頃の大きな思いでは、「都市ガス」が開通して、ガスのありがたさを知ったことでしょうか。上半期は研究室の片付け実験台が夏頃に修復していただいたのは、何よりありがたいことでした。また、震災復興のお手伝いで、試験場に出かけたり、震災がらみのことが多かったです。研究室の復旧にむけては、年末の大掃除以外も初めての経験でした。lab memberには、多大なるご尽力を頂きました。その中に明るさをくれたのは、科学研究費新学術領域「ゲノム・遺伝子相関」の新規採択の決定でした。lab memberなどとお祝いをできたのは何よりでした。もう1つは、アウトリーチ活動が東北大YouTubeにuploadいただき、高い評価を頂いていることです。まだ、ごらんになってない方、もちろん、freeですので、ご覧頂き、アウトリーチリクエストがあれば、mailでご連絡いただければと思います。

DSCN0348.JPG 下半期では、研究室見学など、たくさんの来客もありましたが、そうしたことを支えてくれたlab memberには感謝です。年明け1月くらいまでには、壊れた備品の整備なども行われ、実験に苦労をかけていたlab memberにも実験室をほぼ整備できたのでは。。。下半期には、学生さん達にも国際会議を経験してもらいました。震災のことも少しはいえたのでは。。。1月からは、ほぼ月1で、出身地の愛媛新聞・大型コラム「道標」の執筆者を仰せつかり、1, 2, 3月と記事を記してきました。

 他にも記すべき項目はたくさんあるのかも知れませんが、どうも頭がクリアーでありません。何より、研究室をここまで復旧、復興できたのもlab memberの多大なる尽力です。本当に感謝です。

 明日からの2012年度。何がどの様にできるのか、震災以来、どうも。。と言っていられないほど時間は過ぎていると。。何とか、論文発表など、よりよいニュースを発表したいと思います。その最初は、月曜日に更新できると思いますが、top pageを含めて、改変します。最近はやりのスマホ、iPadなどのようなものでも、見やすく表示できるように。百聞は一見にしかず。ぜひ、お楽しみに。

DSCN0651.JPG 最後になりましたが、今年度も皆様、ありがとうございました。次年度もよろしくお願いします。


 わたなべしるす


ページの一番上へ

年度末

2012年3月29日 (木)

少しずつ暖かくなってきましたね。
最近、目がかゆくて開けてられません。
M1の前田です。

さて、一昨日は自分の誕生日でした。
先輩方や同期にプレゼントをもらいました。
ありがとうございます。

先輩方から
KIMG0017.JPG
欲しかったオメガの時計。
KIMG0018.JPG
主食。

同期から
KIMG0020.JPG
サボテン。
名前募集中です。

自分の誕生日がくると、いよいよ年度末な気がしてきます。
新しい生活を始める方も、キャラ変更をもくろむ方も頑張りましょう。


余談ですが、最近、食欲がとまりません。

就活先にて
KIMG0013.JPG
コロチャーのみのカップヌードル(カップヌードルファクトリー)
KIMG0014.JPG
中華食べ放題(横浜中華街)

また、ラボでは
KIMG0015.JPG
ジャンボとんかつ
KIMG0019.JPG
まわるお寿司
これらはなべさんからごちそうになりました。
ありがとうございます。
いずれは自分のお金で豪華なお皿に手を伸ばしたいと思います。精進します。

ページの一番上へ

今日は卒業式と。。。(3/27)

2012年3月27日 (火)

 例年、3/25が卒業式であったような。。今年は休日に重なった関係だろうか。理由は定かではない。今日、27日が卒業式になった。今年からは、net配信というかLIVE中継もあるとか。時代が変わったものだと実感する。大学の卒業の時は、改修前の萩ホールであったような。場所も近いのでいったのを覚えている。大学院の修士の時はこのときからだろうか。仙台市体育館。遠かったので、パスした。博士の時くらいと思ったら、論文博士であったので、全体の卒業式ではなくて、別枠で。そのぶん少人数で、直接当時の西澤総長からいただいた。

DSCN1661.JPG 自分のことはさておき、卒業式ということで、卒業される方々、うちの研究室では、修士の広井くんだけですが。。そんな方々に、最近読んだというより、めくった本のいくつかの言葉を自分なりに勝手に解釈して、贈る言葉というとかっこよすぎるので、こんなことを気にしながら、社会人生活をということで。もちろん、大学生活、大学院生活を送る方もいるだろうが、同じことである。小学校の頃までだろうか、結構好きの何とかで「将棋」なるものをやっていた。自分より明らかに強いのがいて、負けている将棋盤をひっくり返して勝つ手番をもらってもやっぱり同じことというような。それくらい強い、弱いがはっきりしていた。そんなこともあって、将棋の強い人というのは、すごいと。今の将棋界は羽生七冠という時代が過ぎ、群雄割拠に。それでも羽生二冠(王位棋聖)。今季は名人位への挑戦権を獲得している。そんな羽生二冠の「結果を出し続けるために---ツキ、プレッシャー、ミスを味方にする法則-」というのが、その本である。ツキ、ミスというと、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」というのを思い出す。出前講義でも、子供たちに話をする。最近は、野球解説者などが使うこともあり、子供たちでも知っている言葉のようだ。大局観という言葉がある。将棋、囲碁くらいでしか使わないのかもしれないが、実験、研究をしていても今の流れがどうなっているのだろう、これから何をtrendにするのがよいかを読み切る、まさに同じことのような気がする。プレッシャーはどんな場面でもかかる。出前講義でも。ずいぶんなれたとはいえ。。ある程度のプレッシャーからの解放には、繰り返しの練習が必要な気がする。もちろん、羽生二冠とはちがうが。。それが、彼が天才といわれるゆえんであろう。ミスは誰でもする。反省をしても後悔をしないと。これも天才の言葉と感じる。渡辺にはその境地まで達しない。結構、あと時ああしていれば、。。。まさに、「IF....」である。最後に、「そして何より、続けることです。」と。。。確かにそうかもしれない。どんなことがあってもこれと思ったことを続けること。そうすることがそれぞれの望みを叶える大事なことなのだろう。。。

 そうこうしているうちに、卒業生が研究室に訪問してくれた。一緒に写真を撮ったものを載せて、卒業される皆さんに、「卒業、おめでとう」を。これからもがんばってください。

DSCN2384.JPG
DSCN2370.JPG
DSCN2389.JPG
 わたなべしるす


 PS. 今日は、lab member 前田くんの誕生日。さすが同期。古武城さん山村さんからspecialプレゼント。サボテンとか。。。大事にしてください。遺伝学では育てることも大切ですから。

DSCN2390.JPG







ページの一番上へ

【お知らせ】2011年度アウトリーチ実績報告(3/27)

2012年3月27日 (火)

 今年度も残すところ、今日を入れて5日。2011/03/11の東日本大震災を受けての年度ということもあり、ばたばた続きだったように思います。何をしているのかよくわからないうちに、今年度も終わってしまいました。。。。

 年度末に当たって、いろいろなことを振り返るようにと思っております。そこで、今日は社会貢献というか、アウトリーチ活動というか。HPに記したもの、そうでないものもいくつかあるように思うのですが。。。意見交換会など。数に入ってないものはお許しください。研究室のHPでは忙しいこともあり、十分にまとまっていませんが、いくつかの記事がありますので、是非、ご覧ください。今年度お世話になった先生方、児童、生徒の皆さん、また、次年度もお会いできればと思います。早速、次年度の継続でのお願いなど連絡をいただいており、ありがたい限りです。楽しみにしております。

DSCN0440.JPG なお、今年度のアウトリーチ活動の実績は、講演会など多数の方がいたような機会もあり、アウトリーチ活動総数、104回。参加人数、7,124回。その中でレポートなどをいただき、その全員に手紙を返しましたが、その総数、2,919通。これ以外にも、mail、電話でのやりとりなどは、100回以上あったかと。少しは科学、植物、遺伝などを知る機会ができたのではと思います。

 来年度も新しい方々とまたお会いできることを楽しみにしております。


 わたなべしるす

ページの一番上へ

【出前講義】山形県立鶴岡南高等学校理数科・研究室訪問、実験実習「バナナからDNAを」、特別講義「自家不和合性、植物の生殖」(3/17)

2012年3月22日 (木)

 今年度も多くの出前講義・研究室訪問をお引き受けしました。今年度最後となりそうなのが、山形県立鶴岡南高等学校でした。2月の東北地区SSH指定校等教員研修会等でもお会いして、今回の研究室訪問、実験、講義となりました。山形県からの訪問、出前講義は今回が初めて。最後のPSに記しておきますが、山形県とは結構ご縁がありまして。。。。びっくりするようなことも。

DSCN2366.JPG 最初は、「バナナからDNAを」ということで食塩水でつぶして、濾過して、洗剤を入れて、エタノールで析出させる。これまでも多くのところで実験していますが、ちょっとした手つきなどにも、多様性があり、見ている方も楽しめます。無事、全部の班でDNAを見ることでき、感動のようでした。そのあと、2つの班に分かれて、研究室の中と、外の見学。ここでは、院生、スタッフの方々に説明をお願いしました。普段見ないような設備、植物の栽培など、これからの課題研究のヒントになるようなことがあったのではと思います。最後に「自家不和合性、植物の生殖」の講義を。動画などを見てもらいながら、簡単にでした。時間の関係で。それでも、たくさんの質問を頂き、自家不和合性がいつ頃からで来たのかとか、また、大学院の博士課程まで行きたいとか。植物の研究をしたいとか。とても楽しみな方々だと。あっという間の2.5hrでした。

 最後になりましたが、今日の実験、講義、研究室見学をお手伝い頂いた、研究室の大学院生、スタッフの方々に感謝します。ありがとうございました。来年度からもこうした活動がいくつかあると思いますが、ご協力よろしくお願いします。

DSCN2364.JPG
 わたなべしるす

 PS. 鶴岡には、ずいぶん前に一度行ったことがあるくらいなのですが、研究の関係では結構、deepな関係で。実は、渡辺の師匠の日向先生。ご出身は今は、鶴岡市に統合されていますが、旧藤島町のご出身。もちろん、鶴岡南高校の卒業生。帰り際に日向先生のことを聞いたことがあるという生徒さんも。。。世の中狭いです。それから、いつも受精の動画を使わせて頂いている、名古屋大の東山先生も鶴岡南高校の出身。生徒さんたちには、先輩方の植物生殖分野での活躍を見て頂けたのでは。。。何とも不思議な時間でした。こちらも。また、是非、いらしてください。

DSCN2369.JPG



ページの一番上へ

diary Top1 | 2 | 3 | 4

ARCHIVE