東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2013年6月の記事です。

【基礎ゼミ113】農学・石川経過報告(26)

2013年6月 3日 (月)

 こんにちは。農学部一年の石川です。ミニトマトとコマツナを育てています。
コマツナの成長が著しいです。茎が薄い緑、葉が濃い緑になって、美味しそうになってきました。小さな方が5/24、大きい方が6/3の写真です。

石川小松菜0524.jpg
石川小松菜0603.jpg トマトも着々と育っています。茎が太くなってきて安定感がでてきました。小さな方が5/24、大きい方が6/3の写真です。

石川トマト0524.jpg
石川トマト0603.jpg 質問:コマツナには蝶々が来て卵を産み付ける、と聞いたのですが、ネットなどを張った方が良いですか?

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渡辺コメント

 農学・石川さん、報告、ありがとうございます。中間発表会の効果があったのか、水管理がしっかりできていて、写真もずいぶんniceだと思います。とてもよいことだと思います。このところ、仙台も暖かいので、成長もしっかりしてきていますね。小松菜はもう少しで食べることができそうですね。トマトももう少し生長した花芽ができると思います。その観察をしっかりしてください。

 質問の問題点。確かに、モンシロチョウだと思いますが、アブラナ科作物を食害します。それを考えた時、やってみるのがよいと思いますね。大事なことは、自分で考えて、やってみて良さそうだったら、やってみることです。この前の発表会でも、自分から進んで、いろいろなトライを皆さんされていたと思います。ぜひ、率先して、やってください。楽しみにしてます。

 他の受講生さんからの投稿もお待ちしております。


 わたなべしるす
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【基礎ゼミ113】渡辺グループ経過報告(4)

2013年6月 2日 (日)

先日までは、低温でキュウリ、スイカ、オクラの成長に懸念が多かったように思います。

最近は気温が高くなってきて、ほっとする反面、水管理に注意しています。

大きくなってきた作物に関しては、1週間に一度ほど、液肥を施す場合も。

高さが出てきたので支柱を立て始めたものもいくつかあります。

 

ミニキュウリ(ベランダきゅうり)は、支柱を立て、円形に仕立てました。

現在、第11節まで伸びており、第6節までの花と脇芽をかきました。

実をつけるのは第7節から。その方が長く楽しめるとのことで、楽しみにしています。

茎割れが出ているので、今後を懸念していますが(まだヤニは出ず、草勢にも影響なし)。

カルシウムを施肥して様子を見るつもりです。

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枯れたキュウリの後に植えた小玉スイカ(紅しずく 写真左)。

現在までは特に成長に影響なく、本葉が4枚展開しています。

ミズナ(京みぞれ・写真右)は、間引き菜が美味しそうな大きさまで育ちました。

いずれ、味噌汁にいれて食べる予定。

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プランター(大)の様子。

ミニメロン(かわい~ナ・写真左)にリング支柱を仕立てました。

小玉スイカ(紅しずく・写真中央)が復活。

はつかダイコン(カラフルファイブ・写真右)が大きくなりました。

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ミニメロン(写真左)は摘心し、小づる2本で仕立てる予定にしています。

小玉スイカ(写真右)はもうダメだと思っていましたが、少な目の水管理と気温で復活しました。

育ちは遅いようなので、今後に期待です。

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はつかダイコン(写真左)が育ちすぎ、スイカにかぶりそうなほど。適宜、間引いています。

ミニにんじん(ピッコロ・写真右)は、やっと本葉が出て、時々間引いています。

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プランター小1の様子。オクラ2種とトウガラシのプランターです。

オクラ2種、調子が良くありません。

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トウガラシ(バナナクリーム・写真左)は相変わらず、非常に調子良いです。

オクラ(まるみちゃん・写真中央)は、本葉が一枚落ち、元気がありません

オクラ(レッドソード・写真左)も葉が一枚落ちてしまいました。心配です。

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プランター小2の様子。トマト(ミニキャロル)のプランターです。

非常に背丈が高くなりました。脇芽をかき、一本で仕立てています。

花もついてきたので、今後が楽しみです。

前回心配していた、葉の黒点も新しい葉には見られません。

DSC_9570DSC_9571

プランター小3の様子。オクラ3種のプランターです。全体像を撮り忘れました。

白ひすい(写真左)は相変わらず、概ね順調ですが、葉が落ちました。

赤まるみちゃん(写真中央)がどんどん葉を落としており、元気がありません。

アーリーファイブ(写真右)もだいぶ葉を落としました。新しい葉は出ていますが。。。

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オクラに関しては、今後の気温に期待しつつ、葉を落とす原因を調べてみます。

水はけが大事なようなので、今後も気を付けたいところです。

反面、前回の懸念だったウリ科(キュウリ、スイカ)は持ち直してくれました。

今後はつるの仕立てなどが控えているので、手をかけていきたいです。

トマト、キュウリは、もうすぐ実がなりそうなので、楽しみです。

 

増子(鈴木)

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気象記念日、震災、食糧(6/2)

2013年6月 2日 (日)

 植物を育てていると、日々の天候がどうなるのか、この先の気温はどうなのか、そうした情報は不可欠である。そんな時に、昔であれば、日々の天気予報をタイミングよく見るしかなかったが、今はinternetに様々な形で予報されている。その中でも、よく使うのは、「日本気象協会」のHPである。最近では試みとして、向こう10日ほど先まで見ることができる。出張先での天気ももちろん重要情報で、傘をどうするかなど。。もちろん、2011/03/11の震災後は、その中の中でも地震情報は常に開いていて、搖れがあると、どこだったのか気になるようになった。そんなお世話になっている「日本気象協会」のHPに6/1に「気象記念日」とあった。1875年6月1日に東京で気象・地震観測が始まったことに由来するらしい。確かに昔は天気予報などなく、どこかの山とか風の具合などを見て、近いところの天気がどうなるのか、経験と勘で予測していたのであろう。もちろん、普段お世話になっているのは、天気予報だけではなく、数え切れないものがある。そうした情報が遮断された生活をした、3/11のことを忘れず、こうしたHPが安心して閲覧できることのありがたさを実感したのであった。

DSCN6433.JPG 2011年の震災からさかのぼること、16年前。神戸淡路大震災が起きた。震災のあと、ずいぶんして神戸大に伺うことがあって、町並みを見た時、あちこちに空き地が残っていたのは、ショックだった。最近、また、神戸に行ったが、空き地になっているところが、完全になくなっていない。。。。あれから、10年以上たつのに。。。もちろん、震災の影響だけではないのかもしれないが、やはり、気になった。何とかしたいという思いと、東日本大震災の15年後、どうなっているのだろうと考えてみた時。。。。神戸大の先生とそうしたことを話した訳ではないが、その15年でどの様な努力と周りからのいろいろなサポートがあって、ここまで来たのか。その歴史を振り返るだけでも、東北復興に向けての鍵となるポイントが見えてくるのではないだろうか。そんな小さな空き地であった。

 震災の時、食べるものがなくて困った。最初は炊き出しというか、大学にあるお米を持ち寄って、研究室を超えて、ご飯をいただいた。とてもありがたかった。いつもなら気にしないで通っている町並みに列があると、何か食べるものを提供しているところなのかと気になった。それくらい、食べるものの大変さと、ありがたさを実感した。世界レベルで見ると、人口は増え続けていて、何年後だったろうか。人口が100億人を超えるという予測は出ている。そんな時、国連食糧農業機関(FAO)が、「栄養価の高い昆虫類」の食としての可能性について、記してあった。また、さっそく、イナゴが添えられたペペロンチーノが出ていた。昔から、イナゴ、蜂の子などは、日本でも食べている。助手をしていた頃の農学部での学祭で、昆虫学研究室で、「食べることができる虫」ということで展示していた。確かに、虫の生命力、増殖力というのは、爆発的なものがある。植物の・作物の研究をしていると、虫は害虫と考えがちであるが、その当たりをうまく考えて、非常の時に備えることが大事なのであろう。そんなことを考えさせられた「気象記念日」であった。

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 わたなべしるす

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