東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2013年6月の記事です。

【基礎ゼミ113】農学・木幡経過報告(31)

2013年6月10日 (月)

 こんにちは。基礎ゼミ 1年農学部 木幡龍弥です。きゅうりの雄花が開花したので報告したいと思います。、地温は連日25度を超えており、野菜の生育にはもってこいの時期となってきました。私の住んでいる場所では屋外で日照時間が6時間以上確保できる環境があり、6月の初頭に鉢上げを行ってからは急に成長がよくなり、本日雄花を確認することができました。

2013-06-10 07.37.50.jpg しかしここにきて問題も発生しております。それはハモグリバエの被害です。生育に即座に支障を及ぼす規模ではありませんが、早めにつぶしてしまうのが最善だと思いました。

2013-06-10 07.39.29.jpg また、ウリ科の脅威「ウリハムシ」がとうとうここでも観察されました。地元にいたころに行っていた防除法である「アルミホイル防除法」をやってみたいと思います。なんでも、ウリハムシは金属光沢が苦手なようで、地元の菜園では効果てきめんでした。

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渡辺コメント

 農学・木幡さん、報告、ありがとうございます。しっかりと生長しています。キュウリが雄花がつき始めたというのは、何よりしっかりとした管理をされていると言うことではないでしょうか。このあと、難しいのは、窒素と炭素のバランスで、雄花、雌花の着花が違ってくるので、その当たり、考えながらやってみて下さい。ハモグリバエについては、農学・小倉くんのエカキムシと同じと思いますが、早期防除ですね。また、ウリハムシの防除も大変ですね。食害はひどいですから。雌花が着生して、食べることができるキュウリができるのを楽しみにしています。もちろん、害虫を防除しながらですが。。

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 わたなべしるす
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【基礎ゼミ113】医学・原経過報告(30)

2013年6月10日 (月)

 こんにちは!医学部保健学科原瑞季です。

 みなさんにだいぶ出遅れて、ついに6月9日にトマトが一粒発芽しました!大きさの比較は、ペットボトルのキャップです。屈折2ヶ月目にしての発芽はとっても嬉しいです!多分、もう一粒の望みは薄いので(泣)、この子を大事に育てようと思います。中間発表で言われた通り、少しの乾燥も大事にしてみたら上手くいきました!これからも頑張ります。

CAM00232.jpg 注) この画像は水やり直後なので乾燥してないじゃないか!という突っ込みは勘弁してください...


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渡辺コメント

 医学・原さん、報告、ありがとうございます。小さな緑の芽が見えてきたのは、うれしいですね。ぜひ、この芽を大事にして下さい。水のやり過ぎは、この時期はないですよ。ちゃんと子葉が広がり、本葉が1枚出てくらいまでは、しっかり水をあげて下さい。楽しみになってきましたね。ずいぶんと気候もよくなりました。生長も早くなると思います。しっかりと観察して下さい。

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 わたなべしるす
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【基礎ゼミ113】渡辺グループ経過報告(6)

2013年6月 7日 (金)

今回は、収穫・実食編です(キュウリ)。

ベランダきゅうりの第7節に付いていた実が、大きくなりました。

ベランダきゅうりは小型のきゅうりです。

12~13cmのものが一番美味しい、と採種会社のHPにあったので早速収穫しました。


初めての実もの野菜の収穫、喜びもひとしおです。

約13cmの小型キュウリ、ブルームレスなので照りも良いです。

image6image5

よく洗い、1cm程度の輪切りにして塩とつまようじと共に、お茶のみ場に置いておきました。

味わったメンバーからは、


"きゅうりらしい素材の味わい"

"おいしい"

"本当にきゅうりだ"


などの感想を得、収穫の喜びを噛みしめました。

私も頂きましたが、甘みがあり、身がしまった良いきゅうりでした。

写真3

現在、第2、第3のきゅうりが大きくなりつつあります。

沢山採れたら、浅漬けにしたり、ピクルスにしたい。。。

夢が広がります。

 

増子(鈴木)

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【基礎ゼミ113】法学・佐藤経過報告(29)

2013年6月 7日 (金)

 おはようございます。法学部1年の佐藤聖人です。先日、図書館で興味深い本を見つけました。

 それは野菜の栽培について書かれた本ですが、一般的な農法と違う内容のものでした。水や肥料を最低限に控える栽培方法で、永田農法というそうです。早速、その方法を試しています。しかし、どうも上手くいっていないようです。レタスは子葉や本葉の一部が枯れてしまいました。オクラは芽を出したのですが、芽を開く前に枯れてしまったようです。その写真がこれです。

IMAG0037.jpg 一方、先月から育ててもらっている祖母の野菜はよく育っているようです。こちらも写真がこれです。黒の容器がレタスで、黄色の容器がオクラです。写真は先月のものですが、先に育て始めた僕の野菜よりもよく育っています。

DSC_0188.JPG
DSC_0186.JPG 野菜に与える水の量を含め、野菜の育て方を試行錯誤しながら、これからも育てていきたいです。

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渡辺コメント

 法学・佐藤さん、報告、ありがとうございます。新しいことにチャレンジしているようですね。植物、作物を育てていて、一番難しいのが、この水管理です。確かに水は最低限の方が、よいというのはあるかもしれません。渡辺もアブラナを育っていて、幼植物までは水をあげるようにします。あと、植え替えのあと。それから、花が咲く頃。この3つのstageは、たくさんの水がいるので。それ以外は、水をやるのを控えようとしますが、なかなか難しいです。終わったあとに、植木ばちから、植物体を引っ張って出すことができるくらい根っこが張っていれば、合格というか、よくできていると思います。コメントを見る限り、子葉が開く前のところは、やっぱり水は必要だと思います。そこは、ないと厳しいかと思います。まだ、種があれば、トライしてみてください。

 あと、対照実験というか、プロの農家であるおばあさんにお願いして、それと比較する。なかなかおもしろい試みですね。何が違うのか、一度、おばあさんにも植物の写真を見てもらうとか、試行錯誤してください。この試行錯誤は、どんなfieldでも大切なことですから。

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 わたなべしるす
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【出前講義】宮城県仙台第一高等学校・SS生物I特別講義「農学・生命科学入門--アブラナ科植物の自家不和合性と研究者への道--」と研究指導(6/6)

2013年6月 6日 (木)

 昨日は、岡山・金光学園中学高等学校・SSH課題研究発表会・助言者。今日の午後からは、市内の仙台第一高等学校・SS生物I特別講義。仙台第一高等学校は4月以降、研究室見学実験についてのコメントなどを含めた出前講義などを行ってきましたが、この国際植物の日のイベントとしては、一番多く関わってくれた学校であり、イベント期間内としては、この講義が最後となります。もちろん、イベント期間は続くので、来週以降も出前講義はありますし、仙台第一高等学校には、今後も様々な交流はある訳ですが。。。

 今回は、生物履修生の26名が対象。「農学・生命科学入門--アブラナ科植物の自家不和合性と研究者への道--」ということで、2コマ分の講義枠を頂きましたので、前半が自家不和合性の話し、後半はキャリア教育というか、これまで歩んできた道を振り返ってということで。時間は半分ですが、先月の石川・金沢泉丘高校での講義と同じ内容。やはり、2コマ分あるのは、ゆっくりと話ができます。申し訳なかったのは、1名、昨年度の科学者のたまごの受講生がいて、その方には、2回目の同じ講義になってしまい。。。

DSCN6491.JPG 講義の最初は、恒例の作物の花とその作物の対応付け。仙台市内なのでまた、出身地も県内のいろいろなところからということで、もう少し知っているかと思いましたが、意外や意外。3つほどしか解答がなく。。。その意味で、昨年度の天王寺高校でのほぼ全問正解というのは、驚異の世界なのでしょうか。。。もう少し食べるものに関心を持ってほしいということで、今日の講義が「国際植物の日」と連動していることを、パンフレットを使って説明し。。。また、ヒマワリのハチがどこから来てどこへ行くのか。。。これも、結構、時間がかかったというか、石川・小松高校金沢泉丘高校と同じで。。「次は、他の花へ。。」という回答が多くて。。。これには、やっぱり頭を抱えました。もう少し花を観察してほしいものだと。。。自家不和合性、受精のところの動画は、どこで行っても、かなり満足をしてもらえるもので。。。これだけはほっとしました。

 後半のキャリア教育については、最初にすでに将来を決めている生徒さんということで聞いてみたら、「医者」という回答がたくさんあったのは、驚きというか。。。自分たちの頃とはずいぶん違うのだなと。いくらかですが、将来を考えているというのは、よいことだと思いました。渡辺がなぜ、仙台まで来たのか、科学者になろうと思ったのかという理由もわかったのではないかと思います。もちろん、そんなちょっとしたきっかけで、人生というのができているのも、わかってもらえたと思います。そのちょっとしたきっかけ、変化に気がついてほしいと思います。科学をするのにも同じだと思いますので。

DSCN6498.JPG 講義のあとには、イネの観察。この1週間、ずいぶん気温が上昇したからだと思います。分げつも進み、よい生育でした。少し追肥をする時期かもしれないと。。。そんな話をしていたら、隣でALTを担当されている外国の方と話しをする機会があり、根瘤菌、トマトの栽培など、久しぶりに英語であれこれと説明したつもりですが、やっぱりこれという単語が出てこなかったり。。。日々の修行が大事だと痛感でした。

DSCN6499.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、小松原先生をはじめとする関係の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。これからもさらなる連携を図ることができればと思います。よろしくお願いします。


 わたなべしるす

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