東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】宮城県平成25年度高等学校理科研修会「理科教育・SSH課題研究から将来を考える」と「花の解剖実習」(9/27)

2013年9月27日 (金)

 昨日は打合せでの来客があったり、夜にはHPに曽根さんが書いてくれたように、プロ野球の優勝があったり。。。何より、一体感ができるのはよいことだと思います。その時、折々のあったことをすぐに文章にできるということも、今ももちろん、そうですが、将来にわたって、文章を書くことは大事ですから。。。なにより、物事にはタイミングというのがあるので、そのタイミングを逃さないでできるというのも、身につけてほしいことですので。。。

DSCN7449.JPG さて、今治西高での出前講義から1日おいて、きょうは「宮城県平成25年度高等学校理科研修会」。宮城県総合教育センターが主催の高校理科の教員向けの研修会の講師。講師サイドは、科学者の卵養成講座の側でorganize。午前中が、アウトリーチ活動、科学者の卵養成講座、等を含めた講義を2枠。1枠を災害科学国際研究所の久利先生が、それまで理学部のアウトリーチ支援室にいたこともあって、それにまつわることから、現在の防災関係に絡めて。。。

DSCN7450.JPG 渡辺の方からは、これから高校で必須化されると伺っている、課題研究に対してどの様に考えるのか、それが将来の大学、大学院、社会で貢献できるのか。また、SSHをやることは、高校の現場には大変なことですが、やることがどれだけ大きな意味を持つということを。。また、渡辺のこれまでの出前講義をやった時に、現状の高校生に対して思うことなどをまとめて。。。少し欲張ってしゃべりすぎたのかもしれません。。。うまく消化できていれば、よいのですが。。。質問の時間が十分にとれなかったので、質問があれば、また、いつでもmailを送って頂ければ。。。

DSCN7457.JPG 午後からは、花を解剖するという実習。これまで小学生中学生でもたくさん行ってきましたし、高校の先生方にも、数年前に行いました。今は、ゲノムを解析するのはとても簡単なことに技術的進歩が起きました。一方で「経験と勘」というような観察をする力が少しずつ衰えてきているのではと思っていましたので。何より、子供たちを見ていて、寄り道をしたり、道草をしたりということがずいぶん減ってきました。そんなのも影響しているのだと思いますので。「10年研」という、教員になってから10年目という先生が多いこともあり、若い世代でしたので、久しぶりに子供に返って、解剖をされたのではないでしょうか。予算もあまりかかりませんし、その割に、観察する心、力をつけるのには、よいことだと思いますので。学校に戻ってからも実施頂ければと思います。また、簡易的なプレパラートというか、そんな機器も紹介しましたので。。。

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DSCN7471.JPG また、実験の合間には、研究室を見学してもらい、最近の大学の研究室事情なども、合わせてみて頂けたのは、よかったのではと思っております。

DSCN7476.JPG 最後になりましたが、宮城県総合教育センターの牛来先生、安斎先生、関係の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。また、このような機会があれば、ぜひ、協力出来ればと思いますので、よろしくお願いします。それから、研究室案内、片付けなど、研究室のスタッフ、学生さんにはお世話になりました。ありがとうございました。

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 わたなべしるす

 PS. 前回の高校の先生向けの講義の時に、農学部の助手をしていた時の学生さんが、先生になっておられて。。。。今回は、助手最後の年(1997年)に学生実験を教えた学部の3年生だった方が先生をされていて。。。研究室はその後、川渡の農場に行かれたとか。。。また、世の中の狭さを痛感しました。もちろん、農学部の卒業という先輩、後輩に当たる先生方も。。。。また、これからもお世話にななれればと思います。ありがとうございました。

 PS.のPS. 予定より少し終わったのですが、このあとの記事に書く、渡辺が担当していた、基礎ゼミの発表会とちょうど重なり。。。。最後の最後まできちんとできなかったこと、お許し下さい。

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