東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2013年11月の記事です。

バイトさんwelcome!のケーキ会

2013年11月18日 (月)

こんにちは、M1の辺本です。

今日は、新しいバイトさんwelcome!ということでケーキ会をしました。
主役は木幡君と、小倉君。2人とも農学部1年生で、植物大好き。
「りゅうや」、「たくや」、と2人とも名前が「yeah!」で終わる、元気なboysです。

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2人には10月からバイトのお仕事をしてもらっています。
ちょっと遅めのwelcomeケーキ会となりましたが、年内に開くことができて良かったです。
バイトに関しては、まだまだ慣れないことばかりだと思いますが、宜しくお願いします。

今回のケーキは2回ほど振られたTERRACE Lで。やっと買うことができました!
どのケーキも可愛く、とても美味しそうなので、選ぶ際に迷いました。
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可愛らしいクリスマスケーキの予約も始まっていましたよ。
もう、どこのお店もクリスマス♪ クリスマス♪ ですね。
色々と楽しみなことが待っていますが、もう今年も終わっちゃうということですね。寂しいです。
というのも、今日は生命科学研究科の大学院入試一日目。
今日は英語かぁ・・・去年受験したなぁ・・・一年あっという間だなぁ。と悲しくなる訳です。

最近は寒くなる一方で、体も思うように動いてくれません。
そう言えば、昨年入試を受けに仙台に来た日も極寒で、「こんな寒いところには行きたくない!」と思ったほど。
それに対して、このラボの暖かさ!まるで春の温室のようです。
美味なランチとケーキを食べ、お腹も心も満足~♪な私の頭からは今にも芽が出そうです。
芽が出ていたら、誰か摘み取って下さい。

それでは、頑張って仙台の冬を越しましょう!


M1 ナベ

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みやぎサイエンスフェスタ

2013年11月16日 (土)

渡辺先生の記事にもありましたが、今日は仙台三高で行われたみやぎサイエンスフェスタに参加してきました。

仙台三高へ伺うのは、昨年度行われたSSHのサイエンスカフェに続き二回目でした。
新しい校舎で、きれいだなぁといつも思います。

今回は、サイエンスカフェとポスター発表に参加してきました。
サイエンスカフェでは、まずはじめに高校生が考えている研究室生活のイメージを聞いた上で、
参加した5人の大学院生それぞれが、実際はどうか答えていく形式で行われました。
堅苦しい雰囲気ではなく、楽しく進められたので良かったなと思いました。
少しでも高校生の参考になればと思います。

ポスター発表では、小学生や中学生、高校生の発表に混ざって大学院生も発表しました。
1時間半くらいでしょうか、中学校、高校の先生や、高校生にお話をしました。

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学会で発表するのとは違い、よりわかりやすい言葉で説明することに気をつけました。
三高の生徒さんたちは良いと思ったポスターにGood jobカードを貼るような仕組みがあったようで、
私のポスターにも貼ってくれた生徒さんがいました。

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とても嬉しかったです!

小学生のポスターだったでしょうか、このgood jobカードを何十枚ももらっている生徒さんもいました。やはり、そのようなポスターは見た目にも目を引き、内容もわかりやすくおもしろいものが多かったような気がします。
自分の発表でいっぱいいっぱいでしたが、他の皆さんのポスターも、ゆっくり見てみたいおもしろそうなものばかりでした。


これまでも何度かこのようなイベントに参加しましたが、毎回勉強になることばかりです。
このようなイベントがきっかけで、理科に興味を持つ生徒さんたちが増えればいいなと感じました。

M2 曽根

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【出前講義】第2回みやぎサイエンスフェスタ・コメンテーター(11/16)

2013年11月16日 (土)

 前日は仙台三の中間発表会・コメンテーターでした。土曜日の今日は、コアSSH事業の一環として、小中高から大学、企業まで発表する場で交流できるというもの。午前中は、口頭発表、サイエンスカフェ、科学実験、国際交流。午後がポスター発表という多様なプログラムが用意されておりました。

DSCN0561.JPG 最初の口頭発表。化学2題、生物3題の後半を担当しました。プレゼンはいつも書くのかもしれないですが、自分がしゃべり始めた頃よりもずいぶん上手な気がします。また、運営校の仙台三以外からの発表があったのも、よかったのではないでしょうか。ただ、ふと思ったのは、そのプレゼン全体をそのチーム全員で内容を共有し、把握しているのか。。。何より、やっている実験の本質というか、何をやろうとしているのか、科学的な側面をしっかり考えるということ。実験をすることが目的でなくて、その起きた現象の原因を考えることですから。また、いろいろなところにある、既存のdata、情報をあと、プレゼンの終鈴がなったら、手短にプレゼンを終えるというのは、大事なことだと思います。運営については、去年も同じことを言ったような気がするのですが、質疑がない時は、audienceに促す、ない時は座長が率先して質問する。1鈴、2鈴、3鈴の時間はあらかじめ、黒板に書いておく。座長は時間を制御する係なので時間がoverした時には、何があってもそれを止める。次に発表するグループは、あらかじめ近くで準備しておく。など、去年からのことが一子相伝で受け継がれていないこと。。。これは、ぜひ、来年には改善されることを切望します。

 サイエンスカフェ「理系の研究ライフ」には、うちの研究室の曽根さんが参加してくれました。詳細は、曽根さんがまた、記事を書いてくれますので。。。いずれ、参加頂いた5名の大学院生、とてもheteroで楽しく拝見できました。

DSCN0562.JPG 午後からが、体育館を使っての「小中高から大学、企業」までのポスター発表会。これだけheteroになったポスター発表会は初めてだと思います。大学と言うより大学院生でしたが、昼前のサイエンスカフェの影響でしょうか。とても好評でした。

DSCN0573.JPG また、こちらが楽しみにしているのは、小学生、中学生のセクション。時間の関係でゆっくり話しをできたのが「ハツカダイコンの研究」。しっかりと観察して、それを写真でなくて、自分の手書きで書いているのが、とてもすばらしかったです。最近、デジカメで写真というのが多いのを「手書き」。観察の基本を改めて、考えさせられました。ありがとうございました。最後になりますが、お世話になった関係の先生方にお礼申し上げます。

DSCN0574.JPG わたなべしるす

 PS. 曽根さんがポスター発表をしているところで、市内の中学校の先生とこちらも交えて、deepな議論とrapid cyclingのBrassicaを使っての実験の話もできました。ありがとうございました。ぜひ、出前講義にうかがえれば、幸いです。

DSCN0572.JPG PS.のPS. 仙台一のイネチームも発表。dataはたくさんある訳なので、それをどう解析すれば、生長の違いをうまく説明できるのか。数字から生長を考える、とても大切なことです。ぜひ、残りの時間でがんばって下さい。鹿児島でのダイコンコンソーシアムもあるでしょうから。。。。。

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【出前講義】平成25年度宮城県仙台第三高等学校SSH中間発表会・コメンテーター(11/15)

2013年11月15日 (金)

 仙台も数日前に初雪。ずいぶん朝が寒かったですが、今朝は少し落ち着いて穏やかな朝でした。今日、明日と仙台三高のSSH、コアSSHの発表会。午前がSSHの概要と研究授業公開。午後がそれらについての研究協議という形で。概要では、これまでの取り組みのお話しがあり、「国際性」という点では、海外での英語での発表、東北大の研究所主催の高校の部で英語での発表を予定しているとか。この世代から、英語への取り組みというのはよいことだと思いますし、継続してほしいことだと。。。

DSCN0554.JPG 公開授業は「地学」、「課題研究基礎(化学)」、「英語」、「情報」。福島高校、小松高校で拝見したことがあり、ずいぶん久しぶりでした。「地学」では、鉱物を偏光板を使っての観察。渡辺自身、高校で地学を履修していなかったのはありますが、鉱物は子供の頃に、自然科学教室で近くで水晶を拾ったり、花コウ岩がたくさん出るところでもあったので、。。意外と鉱物というか、石にはそれなりに思い入れというか。。。ただ、偏光板を使ったことはなかったような。いろいろとこちらも考えさせられました。「課題研究基礎(化学)」はモル濃度。塩酸を中和実験でちょうどpHが7.0になるかということ。いろいろとトライして、失敗することも大事な仕事だと。。。あとになって、この失敗は活きるのではと。高校時代から白衣を着て実験しているのも新鮮というか。昔はそんなことなく、大学に行って、実験をする時に白衣をgetした時のうれしさ。。。ふと、思い出しました。実験をする時に、自分たちの班だけのことを見ていて、他の班の状況を確認しないのは、時代の流れでしょうか。渡辺の頃なら、どこがうまくいくかというのを見ていてというか、それを調べる担当がいたり。。。。(実際には、研究授業だったので、緊張していて余り動き回らなかったようでした。。。)

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DSCN0556.JPG 「英語」では、柳田理科雄の「空想科学読本」を題材として、その内容を英語で表現。子供の頃に見ていた「仮面ライダー」、「宇宙戦艦ヤマト」などの科学的問題点などをコメントしている本で、渡辺自身も数冊読んだことがあり、楽しみました。それを使っているのが、科学との接点であり、それを英語でというのは、。。。難しいと思いました。渡辺には、。。それをこなしている今の高校生に感服。。という場面でした。「情報」では、パソコンを使って「統計」の平均、分散ということを理解する。SSHなどを見て、統計処理というのは、結構頭を抱えているような内容でもあり。。。これは、なるほどと。。他の高校でも参考になるのではと。。。

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DSCN0559.JPG 午後は午前の研究授業についての研究協議会。「英語」の取り組みとして、英語でしゃべるということでは、外国の小学生向けの英語の教材からスタートしたとか。。。。とても大変なことだと思いました。英語がだめであった渡辺が今の時代の高校生でなくてよかったと。。(ではいけないのですが。。。)。英語についての議論が多く、今回の研究授業以外にも、自分の好きなもの、ことを英語で10minくらいで説明するということをやっているとか。朝の時間外の時間帯で。。。なるほどと。。最後になりますが、お世話になった関係の先生方にお礼申し上げます。明日は、コアSSHでお世話になります。

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 わたなべしるす

 PS. 仙台三が共学になってどれくらいなのか。。。正確にわからないのですが、理数科でも1/4くらいは女子がいる状態に。少しずつ、共学化が進行しているのでしょうか。

 PS.のPS. 参加されていた他校の先生方が宮城県内だけであったのは、少し残念でした。。。

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青い花、複雑系、新たなる進化(11/14)

2013年11月14日 (木)

 先週の土曜日は科学者の卵養成講座のお世話役であった。いつもなら、3-4名の異なる学部の先生方で運営なのであるが、その日は2名の先生が出張、1名の先生はこのプログラムの全国大会への参加。結局、農学部の先生と2名で。前半は工学部の先生がお話し頂いたが、酵素、Enzymeがkey wordで、最後の話題が「花色」。青いバラ、青いカーネーションというのは市販されているが、現実的には青と言うより、紫に近い色。それをもっと変えて、青い色にしたいと。ただ、色が変化するというのは、酵素反応だけの問題でなく、pHだったり、錯体を形成する金属イオンの配位の問題だったり。単純ではない。というか、遺伝学をやっているものには、あり得ないような複雑系を理解しないといけなくなり、どうも苦手である。昨日の新聞にこれまでとはちがう植物の青色を使ってと言うのが。研究チームの中に、「愛媛県農林水産研究所」というのを見つけて。。。そんなこともしているのだと。。。ふるさとの花卉園芸がこれでまた幅が広がるのではと。。。

 複雑系というか、ここでもよく将棋のことを取り上げる。へたくそであるが、それなりに棋譜を見て、なるほどと思うことはある。ただ、どちらが有利なのかというのは、どうも間だ、というか、ずっとわからないような気がする。年間を通じていくつもの棋戦があるので、楽しめる。小学校の頃、もう少し単純な系というか、「チェス」をやったこともあったが、今では、それぞれのコマの配置と動かし方も覚えていない。チェスももちろん、奥深さはあるものの、将棋の方が楽しいと思ったのは、複雑というか、自分のコマが相手のコマになったり、その逆になったり。。。序盤には飛車、角というのを維持したいが、終盤ではそれを切ってでも、勝負に出るとか。コマの交換をしたりして。。。それが余計に複雑さをもたらしているのであろう。また、これが手筋とか、定跡とかというのが、時代によって変化し、進化しているところも複雑さの原因かもしれない。

DSCN0470.JPG 久しぶりに将棋とかと思うが、昔の研究室にあったような将棋盤とか、麻雀パイというのは今ではなくなった。碁盤と碁石は、研究科のどこかで見たことがあったような。囲碁はできないが、五並べというか、連珠ならできる。久しぶりと言えば、アルバイトに来た学生さんに、DNAからアミノ酸への翻訳とか、相同性検索とか。。。ほんの10年少し前までは学生がやるよりも早かった。というか、このweb siteでこうすればよいとか、十分な戦力であった。ところが、いまではもちろん、理屈というか理論はわかっているが、いざ、やろうとすると、どこに何があってと、。。。しばし頭を抱えた。学生最初の頃は、DNASISというのがあって、読んだ塩基配列を翻訳して、とかもちろん、net環境でなく。。。そのうちに、databaseができて、相同性検索というのが、日本米国欧州の3ヶ所でできるようになり、遺伝子登録も。最初の遺伝子登録は、そういえば、netでなくて、floppyにdataを入れて送ったような。。。1990年代半ばの話しであるが。。。頭の中ではわかっていて、あの頃と比べて衰えてないと思っても、そうはいかない。。。その衰えを別の器用さというか、要領で何とかしているという感じかもしれない。netを駆使して。。。そのぶん、ちがうところであたらな進化をしていると思わないと、やっていて寂しくなる。昔であれば、その1点だけを見詰めていたのを、少し高いところと言うほどではないかもしれないが、物事全体を見て、師匠から学んだ、ここはこの一手、ここは少し手順を変えての一手、ということを考えることができるようになったことが、前とはちがう「新たなる進化」なのだろう。立ち位置を変えないで、何も進化しないのでは、10年先を見すえることなどできないのかもしれない。そういえば、10年先を見すえてというプロジェクトのことがあった。さらなる「新たなる進化」をして、紫と言われない青いと言われる花になれるように。。。

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 わたなべしるす

 PS. 関門海峡の橋が架かって、40年になるらしい。あまりイメージがない。小学校の頃のイベントだったからであろうか。それよりは、瀬戸大橋が開通し、道路と鉄道で本州、四国が結ばれた時の感動の方が。。。もちろん、あの頃は大学生になっていて。。。宇高連絡線がなくなる方が、寂しかったような。。。。それはそれで。。。いずれ時代の流れはあっという間。時代の流れを読み、流れを乗り切ることが大事なのであろう。。。

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