
子供の頃、近所の川にはザリガニがいなかった。理由はよくわからない。ただ、隣の小学校の校区の川、池にいくとたくさんザリガニがいた。最初はバケツにとってきて、その中で飼っていたが、あまり長生きせず、週末ごとに取りに行った。ただ、その当時、環境と言うことを考えていたとは思えないが、ちがう川から、生物を移動することでどんなことが起きるのか、それを配慮したわけではないが、生きているザリガニを放置することはなかった。今では、その川も、ザリガニを捕りに行った川も、川底までコンクリートで覆われ、彼らのすみかではないので、すっかりどこかへ行ってしまったのかもしれない。それから、小学校1年の時の科学と学習のどちらかだった。アリを捕まえて、アリの巣を見えるように作る、そんなキットが付いてきた。が、うまくありを導入できず、失敗した。そんな風に移動することは容易かもしれないが、移動した時、何が起きるのか、それはそれで大きな環境問題であるというのは様々なところで見かける。ただ、そうした悪いことだけではなく、何かを「移動」することで、それまでいた環境では発揮されなかったものが、うまく機能するようになり、新しいネットワークができて、よりよい環境ができることもある。もちろん、移動してすぐにというわけではない。何年もかかるであろう。自分がこちらに来てから10年近く。その環境にどんな影響を与えているのか、そうしたことも考えないといけない。とおもったりもした。

わたなべしるす
PS. 学部の4年の頃、モノクローナル抗体を作るというので、理学部生物の竹内先生のところで、マウスを飼っていた。自分が使っているマウスは白い毛に赤い目をしていた。竹内先生の部屋では、それ以外にもたくさんのマウスがいた。それ以降、マウスのことを気にかけることがあまりなかったが、渡辺が参画している新学術領域研究「ゲノム遺伝子相関」の研究評価者をやって頂いていた森脇先生はそのマウスの遺伝学の大家であった。発足のシンポジウムの時に、もう少し若ければ、こんな楽しいことができたのではと、目を輝かせてお話し頂いたのを、今でも忘れられない。11/23(土)に亡くなられたと。。。心からご冥福をお祈りします。もっとたくさんの複雑な遺伝のことを教えて頂きたかったです。ありがとうございました。
PS.のPS. ものを作ることのすごさというか、工夫を教えてくれた教育番組「できるかな」。それに出ていたゴン太くんをやっておられた方もお亡くなりになられたと。。。あの不思議な動きとできあがる過程を見て、いつも「へーーー」と思ったものでした。ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
PS.のPS.のPS. 先日の記事の最後に修論、博論の題目〆切が今週と。。。encourageしたというか、なんというか。。。早速、今日、1名。〆切に余裕を持ってと言うのがとてもniceです。他のみんなも、がんばれ!!!!!!!