東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

年度末、引っ越し、次年度に向けて。。(3/29)

2014年3月29日 (土)

 卒業式も終わり、今年度もあと2日ちょっと。今年度は学生さんが大きく入れ替わることもあって、6名が研究室を離れて、2名を新年度に迎える。社会に出るそれぞれの方には、それぞれのfieldでがんばってほしいし、何かの機会に仙台に来ることがあれば、また、立ち寄ってもらえれば。。。博士課程の方には震災前から、修士課程は震災後から。いずれも研究室の復旧、復興にも尽力頂いた。そんな通常とはちがう環境の中で、研究教育にがんばってくれた。この6名が貢献してくれた論文は、現在発表できているだけで、4報(Isokawa et al. 2010, Park et al. 2010, Hiroi et al. 2013, Osaka et al. 2013)であり、このあと数年で彼らが行ってくれた研究を論文にと思う。もちろん、残された学生さんたちのがんばりで論文として完結するための実験は必要であるが。。。次年度はスタッフが5名に対して、学生さんが4名というスタッフの方が多いという研究室体制。5月末のOpen labでは、またより多くのこの研究室でがんばってみたいという学生さんにお会いしたいと。。。

DSCN1843.JPG この3月末でというか、4月1日から消費税が上がることもあって、引っ越しは大変とか。いつもの年度末より、数が多いと。。。消費税が、3%から5%になったり、始まったのがいつなのかも覚えていないが。。。いずれ駆け込み需要というのがあったのは、思い出す。そうした引っ越しだけでなく、昔からお世話になっているパソコン。そのOSのWindows XPのサポートが終わるので、新しいOSにと言うのが騒がれている。おかげさまというか、labでは、問題になっていないが、そうでないところも多いというのが現状であろう。引っ越しには、必要なものとそうでないものを区別して、片付ける機会でもあろう。確かに、農学部で助手をしていて、岩手大で助教授をし、仙台に戻ってきたとき、それ以外にも引っ越しをして、その度に、これはというものは残して、そうでないものは、できるだけ片付けた。ただ、仙台にきて、10年目。身の回りのいるもの、そうでないものを区別して片付けないと。。。

 そんな片付けをあと48hrちょっとでやれば、次年度。もちろん、この年度内に片付けが終わりそうにもない。こちらは。。。ただ、次年度に引き続き持って行かないといけないのは、「子供の頃から持ち続けているというか、自然の中の不思議を不思議と感じる心」と「学校の先生たちに、そんなことをしてはいけませんといわれるたびに、それをやりたいと思っていた心」ではないだろうか。そんな科学と呼ぶようなことでなくて、やっていたり、やりたいと思った気持ちをまた、次年度も大切にして、教育研究を展開できればと思う。そんな気持ちがあれば、やるべきことはきちんとできるのであろうから。。。ちょうど、この記事を書いているときに、市内の出前講義を行っている先生との電話のやりとりで、そんなことに気がつかされた。

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 わたなべしるす


 PS. 先日の記事に春の甲子園の記事を書きましたが、今年27年ぶりに出場の同じ四国からの池田高校は懐かしく。。。渡辺が高校2年の時に、秋の四国大会の準決勝で完敗だったような。。。そんなチームの話をHPで見つけました。その記事の最後に「高野連の人から、高校野球で人気が出るチームの条件、という話を聞いたんです。田舎で、県立で、名物監督がいて、人数が少なくて、しかも強い、これが5つの条件。」という文言を見つけました。ここに、渡辺のような小さな研究室から世界を目指すというところでのヒントを見つけたような。。。



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