東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【研究室訪問】宮城県仙台第一高等学校・SSH特別講義班「研究室探訪」で来訪(6/26)

2014年6月27日 (金)

 月初めの6/5(木)に宮城県仙台第一高等学校・SS生物I特別講義「農学・生命科学入門--アブラナ科植物の自家不和合性と研究者への道--」を行いました。その時、不思議な出会いもありましたし、講義だけでなく、実験でも興味深いものがありました。その講義をした方々から、渡辺の研究室を見学したいという生徒さんが、「研究室探訪」ということでいらしてくれました。こちらのミスで、16:00以降にかけて、あわせて3件の研究室訪問、打合せの方がいらっしゃり、十分な対応ができたのか。。。。申し訳ありませんでした。前日に説明会を行った、科学者の卵養成講座にもぜひ、応募して下さい。

DSCN3122.JPG 研究室に入って、まずは、先日のオープンラボの資料を使って、渡辺の研究室の概要と何を目指しているのか、目指すなら、世界一だと。。。自家不和合性、アブラナ科植物の研究領域で。その後、恒例のアブラナ科植物の観察。少しこのところ暑かったのと、モンシロチョウが発生して、葉っぱはすっかり食べられてしまい。。。それでも、葉っぱの表面にワックスがあるとか、カリフラワーの花を咲かせるのは、大変だとか。実際のものを見て、実感できたのでは、。。2名来られた生徒さんのうち、1名は、実家が農家。色々な野菜を観察しているようでしたが、キャベツなどが、多年生で木のようになるというのは初めてだったようです。ぜひ、自宅でもやってみて下さい。観察をしている途中で、「コールラビ」を見つけて、。。この太っている部分が、茎だと理解したあとに、では「ダイコン」の食べている部分は、根っこなのか、茎なのか、その境目は。。。。意外とわからないものです。自宅に戻って観察してくれていればよいのですが。。。

DSCN3132.JPG 実験室内では、PCR, DNA sequencerなどの遺伝子解析機器から観察するために重要な最近の顕微鏡も見てもらいました。遺伝子解析は日進月歩であるけど、最後に表現型を観察するのは、人間の目だと。だから、観察を大事にしてほしいと。高校にないような機械類を見て感動だったようです。また、将来、植物の遺伝子の研究をしたいという2名の生徒さんたち。6年後でしょうか。大学院生になるのも。渡辺の研究室で一緒に研究できるのを楽しみにしております。最後は恒例の集合写真。ちょうど、研究室に仙台一の卒業生でお手伝いにきてくれていた方や研究室見学に来られていた方もご一緒に。世界に向けて、情報発信でした。

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DSCN3139.JPG 最後になりましたが、今回の研究室探訪を設定頂きました小松原先生にお礼申し上げます。ありがとうございました。研究室には卒業生の方もいらっしゃいます。ぜひ、SSH、課題研究、科学者の卵などで交流できればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 皆さんが帰られたあと、福島高校の先生方がいらっしゃり、SSH、科学者の卵との連携などを21:00近くまで議論をして。。。先日も科学者の卵養成講座の説明会でお世話になりましたが、よりよい連携ができればと思います。

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