東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】公開講座・科学は無限大!!! 時空を超えて未来を見てみよう!!!「キャベツとブロッコリー」(10/4)

2014年10月 4日 (土)

 日本気象協会のHPを見ていると、今度の台風は仙台をかすめて通るようなので、ほっとしていたら、月曜日の予報は「暴風雨」。。どんなことが起きるのか、心配になります。ただ、そんな台風の関係でしょうか。気温も少し高め。そんな中、以前からHPに掲載していたとおり、特定非営利活動法人 地域・大学連携機構との連携で、市民向けの公開講座。科学者の卵養成講座の関係でとある会議でお目にかかったことがきっかけ。世の中は不思議です。

DSCN4180.JPG 講義の内容は「キャベツとブロッコリー」というこれまでも小学校で多くの出前講義を行った内容。一般市民が対象ということで、今回の受講生の方々は年齢幅も大きく、3歳の子供さんから、80歳を超える方まで。これほど幅の大きい出前講義も初めて。どこをターゲットして講義をするのがよいのか、ずいぶん困りましたが、こうした市民講座に参加するみなさんだけあって、よく考えて、発表してくれました。ブロッコリーが冷蔵庫で花が咲いているのもしっかり観察してくれていたり。よいことだなと。今回の本題の「キャベツ」、「ブロッコリー」はそれぞれ、どうやって大きくなるのか、では、それを交雑して、両方の遺伝子を持つものは。ということで、色々なグループに分かれて、模造紙に思い思いに。

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DSCN4215.JPG 書き始めて、あっという間に、書き上げた小学校1, 2年生だったしょうか。ちゃんと、両親を並べて書いて、どうなるかを書こうとしているのは感動。一方、中学生は、ずいぶんと考え、理論的にこうなるとか。もちろん、高校生も同じ感じ。その当たりが年齢に応じて、見ている方も楽しませてもらいました。30minちょっとで、皆さん書き上げて、その後、なぜ、そのような絵を描いたのかをプレゼン。しっかり理由を説明していたのが、すばらしかったです。全員が説明したあとに、こちらから、キャベツ、ブロッコリーができたいきさつというか、たぶん、進化、栽培化の過程でこうなったのだろうなと。なので、こんな特徴を持っていると。最後に質問の時間も。あっという間の2hrでした。今日から、野菜が少しちがって見えるようになって帰ってもらったのであれば、幸いです。質問のあとに、修了証を手渡して。。。これがきっかけになれば、幸いです。

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DSCN4191.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、連携機構・佐藤さまをはじめとする、関係の皆様にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。来年度は研究の関係もあり、あまり時間がとれなかもしれないですが、アブラナ科の次は、ウリ科当たりでしょうか。そんな講義ができればと思います。よろしくお願いします。

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 わたなべしるす



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