東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【全学教育科目・展開ゼミ】工学部・猪股経過報告(20)

2014年10月31日 (金)

 工学部の猪股です。既に2回目の報告をされた方がいますが、1回目の経過報告をいたします。私は『かいわれ大根』と『カリフラワー』を育てています。

①かいわれ大根
 種まきは10月10日の夜にコップの底に湿らせたキッチンペーパーを敷いて、そこに(お店で売っているように)ぎっしりと蒔いてみました。写真中①は種まきからおよそ半日後の経過で、既に芽を出すために割れている種もあり、予想外の早さに驚きました。②は種まきから1日と半日の経過で概ね全ての種から芽が出始めました。まだこの時点では種袋にある通り、種が湿る程度の水を与えるようにしています。③は種まきから4日後の様子で、もう背丈が6,7cm程度まで成長してきました。種袋にある通り、この辺りから押入れから出し、光にあたるようにしました。④は収穫前の14日後の様子で、少し遅めでしたがコップから溢れるほど育ったかいわれ大根を収穫いたしました。成長自体は種まき後2日ほどから1週間程度が早く、徐々に減衰し、2週間経つころには、1日経ってもそこまで変化なしという状況でした。

 正直種袋に書いてある通りに育ててみたら、何の苦労もなく育ってしまい、反省もろくに書けないような状況でした。2週目に入れるほど種が残っているので、2週目は種の間隔をもっと空けて、隙々している状態だと変化あるのか試してみようかと思います。

s_K-Ino_kaiware1.jpg
②カリフラワー
 こちらも種まきは10月10日の夜に、シャーレに入れた湿らせたろ紙の上に、間隔を空けて蒔きました。写真中①が蒔いてから2日経過したときの様子ですが、かいわれ大根と異なり、ようやく全ての種が割れ始めたという感じです。その後順調に成長し始め、双葉が出揃った種まきから1週間程度経過した10月21日に、収穫量を増やして、コストカットするために多くの株を育てようということで、まずは苗を作ることを目指して、コップ6個にそれぞれ一つずつ双葉を移動し、苗作りを始めました。多くの育てかたに本葉が数枚出たら移植とあるので、それに従うようにします。②は苗を作り終わったあとの状況です。株数が少ないのでA~Fのアルファベットで見分けるようにしました。全てが順調に育っていってくれれば、株ごとに条件を変えて成長の様子を観察することができるので、出来たら挑戦したいです。

 野菜作りの先輩である母親が来たので、アドバイスを貰ったのですが、まずは外に出して十分日に当てることと言われました。実家でも室内に置きっぱなしで萎びてきていた観葉植物を外に出したところ、復活したとのことです。それまでは基本机の上に置きっぱなしで、直接太陽の日が当たるということは少なかったと思いますが、ここ一週間ほどは昼はなるべくきちんと日の当たる場所に移動させ、夜間は室内にしまうという育成を行っています。そして、双葉の位置が土から高いことも指摘されました。このまま行くと本葉が出始めても根元がおぼつかなくて、倒れてしまうとのことでしたので、土寄せを行うことにしました。土寄せを行ったあとの写真は2回目の経過報告で送ろうかと思います。

s_K-Ino_karifurawa1.jpg 土寄せ用とコップから移動するプランター用の土を見にホームセンターに行って参りましたが、様々な種類があり、野菜用を取っても高いもの安いものとありました。多数の株が成長してくれたら、高い土、堆肥を与えたものと、安い土、化学肥料を与えたもととで成長の違いを観察できたらなと思います。


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渡辺コメント

 工学部・猪股さん、投稿、ありがとうございました。写真を結合して、たくさんの写真が見えるように工夫しているのは、とてもniceです。よいideaですよ。あと、カイワレダイコンは、袋に書いてあるとおりにやったと書いてありますが、それが結構みんなできずに悩んでいるのだと思います。そうかんがえれば、たいしたものです。また、物差しもそれぞれの写真ごとに入れてあるのが、評価できますね。反省が書けないとありましたが、食べたときに、どんな味がしたのか、この前の進藤さんは書いていましたよね。できたら、市販のものと食べ比べて下さい。それで、何かわかることがあると思います。

 カリフラワーの方は、栽培の先輩に聞いたというも、よいことです。「餅は餅屋」と言う言葉があります。プロに聞くのが大事だと。。。その意味で、よいことですね。写真を組み合わせたのに、①、②を忘れたのは、失敗かな。次からは、気をつけて下さい。条件を違えて、苗を作ろうとしているのは、よいと思います。一つだけ気になりましたが、このカップのしたには、穴が開いていますよね。水はけがよくないと、根っこが伸びるのが悪いと思います。やってないとしたら、これからでもよいのでやってみて下さい。ということで、次の記事を楽しみにしています。


 わたなべしるす
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