東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】飛翔型「科学者の卵養成講座」・米国リバーサイド研修-2(3/25)

2015年3月25日 (水)

 2日目の研修は、STEM校での割り箸と輪ゴムを使って、机からどれくらい長い橋を作ることができるかと言うことからスタート。2年前の福島高校のコアSSHで、学校対抗で行った科学競技。どれくらいおもりを作るのか、長くしたら、その分、机の上の部分を重く、長くしないと。。。そのバランスをどうするか。正解のない問題を考える。とても大事なことです。また、最初に、日本からの受講生がルールを説明。もちろん、英語で。。。2日目になって少しずつ要領を得てきましたが、やっぱり大変なこと。その説明に続いて、グループ分けをして、昨日とは異なり、今回は、最初から日米で一緒にグループを作って、2ゲーム。ずいぶん苦労をしていたようでした。日本人だけで以前にもトライしたことがあるようでしたが、提案した意見が採用されないなど。。。論理的にこちらの方がよいというのを英語で説明するのは、難しいことだと。。2ゲームは、同じグループでなくて、米国側が違うクラスから参加。いずれも計測上位から1~4位には、表彰とGoods。競うと言うことは、何よりの刺激で、最後の表彰は盛り上がりが最高に。競争意識もしっかりと定着しつつあるのではと。。。期待通りに。

DSCN6483.JPG お昼をはさんで、午後からはリバーサイド市長を表敬訪問。仙台市とリバーサイド市は姉妹都市。仙台市内のバスにも、リバーサイド市とのことがしるされているものをみかけることが。。そんな時に、ミカンの絵があるのを思い出して。。。市長からはリバーサイド市の地政学的、地理学的な側面、さらには、様々なカンキツが主力産業として、栽培されいることなどの説明を受けて。。。カリフォルニア州立大・リバーサイド校でも、柑橘の品種改良などの研究をしていると。そういえば、1日目の午後に、高大な柑橘の畑を見せて頂き、この栽培条件と愛媛のカンキツの栽培環境で競合することは、並のことでないのだと。だからこそ、最近、愛媛からも多くの新規品種が育成されているのだと。そんなことも考えさせられた。

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DSCN6474.JPG そのあと、市内にある国定建築物「原田ハウス」における日系移民の歴史を。歴史というと文系のように思うかも知れないが、日本人が米国に移民として、大変だったことを考えることは、「グローバル」ということを考える上では、重要なモデルケースでした。1900年代の初めに移民し、どのようにカリフォルニアの地で周りの方々と協力して、いろいろな地位を獲得したのか、さらには、太平洋戦争が始まったあと、日系移民がどうなったのか。「英語」でのコミュニケーションに困っている今の現状とは比べものにならないような困難があったと。もちろん、現在の「グローバル化」にもいろいろと考えさせられることがあるわけですが。。。。飛翔型「科学者の卵養成講座」の共通コンセプトは「グローバルサイエンスキャンパス」。サイエンスでグローバルを考えるのも重要であるが、普段の生活などもあわせて考えるよい機会になったのではと。

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DSCN6517.JPG 午後の一番日差しの強い時間帯に、Sycamore Canyon Widerness Areaへ。危険な動植物もある場所ですが、明らかに仙台、日本とは植生の異なる場所。アブラナ科植物の2種ほど見かけましたが、種名までは。。。まだまだ、修行が足りないなと。。。サボテンの花が開花していると言うこと、柑橘の主力産地であることは、かなり温暖なわけで。。。もちろん、形態的には、明らかにバッタ目に属する昆虫。ただ、ここまで地面の色とよく似て、擬態に近いバッタは。。よくできているなと。一方で、急勾配の遊歩道は、高校生にはno problemかも知れないですが。。。渡辺には。。。短い時間でしたが、自然の中を歩き、観察することの大切さを改めて実感して頂いたのではないかと。。。

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DSCN6540.JPG と言うことで、2日目も完了。終わったところで少しトラブルと言うほどでないですが、緊張感をしっかり持ち、かつ、さらにdeepな研修になることを祈念しつつ。。。


 わたなべしるす

 PS. いろいろな場所へ移動しての研修。その時に重要なのは、きちんとメンバーがそろっているか。もちろん、受講生が率先してそうした行動をとることの重要性は、スタッフからも説明をしているわけですが。。。こうした移動などのたびごとに、メンバーを統括しているのが、メンターとして活躍してくれている大学生4名。これからの領域融合など様々なプロジェクトを統括する場面は多くなるはず。そうしたことができると言うことは、大事な評価ポイント。そうしたこともしっかり習得いただければ。。。

 PS.のPS. 米国での高校教育、教員の指導と言う、大学教員ではわかりにくい側面もカバー頂いているのが、仙台一・小松原先生。これまでSSHなどでお世話になっていたのですが、今回はこちらのプログラムをサポート頂きました。何より普段接している高校生との距離も近いこと、2日間、適切なコメント、指示も頂きました。ありがとうございました。また、受講生からの毎日の簡易的なレポート回収法も提案頂き、日々の受講生の変化なども捉えることが光速で行うことができ、運営側でもそれを評価できるシステムで。ありがとうございます。と言うか、始まったばかりですが、よろしくお願いいたします。

DSCN6506.JPG PS.のPS.のPS. 「原田ハウス」にまつわる話を伺い、いろいろなことを思い出したり、考えたりしました。施設の補修、維持に向けて、様々な努力をされていると。。。2011/03/11の震災で、リバーサイド市からもずいぶんのdonationをして頂いたと。。。そんなことも重なり、些細でしたが。。。お役に立てることがあればと。。。もちろん、大変なことを何とかできるわけではないのですが。。。

 PS.のPS.のPS.のPS. 市庁舎では、歴代大統領の言葉を発見。簡単に書かれている言葉ほど、難しいことはないというのはこのこと。。。

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