東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】仙台市立木町通小学校・特別講義「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」(6/8)

2015年6月 8日 (月)

 今月になって、少し涼しさが。オホーツクより北からの寒気が入っているとか。ただ、これくらいで例年並みのような。暑さでこたえている人間と植物には、ほっとという感じではないかと。また、今晩からは、少し雨も降るとか。恵みの雨というか、気温が下がり、乾いていた土が落ち着くので。というか、このまま、梅雨入りなどと言うことがないことを祈りつつ。

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DSCN7107.JPG そんな6月2週目の月曜日。どうも月曜日の朝の早起きは苦手で。。。ばたばたで、仙台市立木町通小学校・特別講義。5年生に「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」。先々週の七北田小学校と同じ講義。慌てて、学校に入ったので、学校の花壇にキャベツが植えてあるのを見ることはできたのですが、写真を撮り忘れ。。。いつものように玄関でwelcome boardがお迎えしてくれて。。。遅れたときに限ってです。エレベーターが定期点検中。人生とはそんなものと思いつつ。この5年生は3, 4年生と講義をしてきた学年。講義の中に博士が出てくるのは、当たり前かなと。それでも。最初は渡辺の自己紹介と思いましたが、新しく来られた方はいなかったので、。。

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DSCN7113.JPG で、いつものように、トマトの栽培の復習から。子葉がでて、その後、どうなって。なぜ、種子ができるのか。その当たりもしっかり理解していました。もちろん、絵を描きながら、もう一度、理解を深めて。。。ちょうどこの当たりだったでしょうか。少し静かにきいてない方も。。。この前の七北田小学校ではないですが、今回は最初が肝心と言うことで、話をしていたとおぼしき5人を注意して。注意の時間、他のみんなの時間を無駄にしてしまっているということ、忘れないで下さい。

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DSCN7126.JPG その後は、キャベツ、ブロッコリーがどの様に生長しているのか。キャベツの花を見たことがあるというのは、たいしたものでした。キャベツも用意頂き、切っ てみると、真ん中の茎の所から、葉っぱが。ということをヒントにして、キャベツとブロッコリーの遺伝子を混ぜると、どうなるのか。少し考える時間が短かっ たですが、時間内でがんばってくれたのは、すばらしいことだったなと。

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DSCN7139.JPG 終わったあとは、クラス対抗ではないですが、グループごとに発表。ちゃんと誰かが発表して、誰かが、キャベツとブロッコリーを持つというポイントもできていました。質問のほとんどが渡辺だったのが、残念でしたが、さっきの授業中のおしゃべりのようなことを渡辺の近くでやめるようにいってくれていた方がいたのは、最初のお話しを理解してくれていた賜物だと。続けて下さいね。で、最後は、謎解き。これを言うのを忘れそうになっていたのを質問してくれた方がいて。ありがとうございました。葉っぱからは名が出るというのは、理科では習わないこと。葉っぱは茎から。覚えて下さいね。ということと、理科の時間に習った法則から外れてないものは、それでOKと言うこと。これが、理科というか、科学ですから。最後の締めの言葉で、担任の先生から、「5年生らしく、最高学年まで、あと1年。普段からいっているちゃんと話を聞く、静かにすることを、今日も言われましたが、ちゃんとするように。。。」、とてもありがたいお言葉でした。というか、児童の皆さん、それぞれが自分のことと思って、明日から、がんばって下さい。

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DSCN7160.JPG 木町通小学校では、講義のあとは、給食を一緒に。給食の時間、色々な質問がありました、実際に自分で栽培しているマメの苗を持ってきて、どうしたら、大きくなるかとか。あと、アサガオだったでしょうか。牛乳パックに育てていて、最近元気がないので、どうしたらよいかなど。科学的な質問も。少し水加減が問題かなと思いました。ちょっと工夫をしてみて下さい。それでもだめなとき、うまくいったとき、是非お知らせ下さい。

DSCN7163.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、渡邉校長先生、教務の熊谷先生、5年生担任の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。次に5年生に講義をするとき、どの様に変わっているか、楽しみにしております。


 わたなべしるす

 PS. 最初のwelcome boardにもあったように、歯学部の福本先生が別の学年向けに出前講義をされていて。福本先生には、科学者の卵養成講座の発展コースでも、実験でお世話になり、木町通小学校に来られていたのは、拝見していたのですが、小学校で一緒の日程になるのは、初めて。今年度もまた、科学者の卵養成講座でお世話になることができれば。よろしくお願いいたします。

 PS.のPS. 本来なら、別枠で書くのが良いのですが、時間の関係で。夕方にかけて、SSH、科学者の卵養成講座でお世話になっている仙台一の小松原先生が研究室に。SSH、科学者の卵養成講座など、貴重な情報交換ができました。今年度もさらに発展させることができればと思います。よろしくお願いいたします。今年度も仙台一で講義ができると言うことで。また、どこかで講義をした方々にお目にかかることができれば。楽しみにしております。

 

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