東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】石川県立小松高等学校SSH集中講義-3(SSH特別講義「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」)(11/1)

2013年11月 2日 (土)

 記事を書いているのは、11/2(土)。いつもなら、当日のうちにuploadするのですが、今回は何故か、出張先に論文掲載、学会参加、12月の出前講義の依頼など。。。この出前講義のタイミングでなければ、すぐに対応できるような案件なのですが。。。いくつか対応が遅れている案件、週明けには急ぎ対応しますので。。。という、excuseはさておき。。。

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 11/1の前日、10/31に続いて、1日3コマの講義。10/31は、小学校中学校高校でしたが、11/1は高校で2コマ、小学校で1コマでした。講義を行った11/1は昨日になりますが、その午前中は2年生生物履修の方々に「生殖・自家不和合性」 の講義から。自家不和合性だけの講義をするのも実に久しぶり。最初にここでも花の写真を見てもらいますが、意外と知らない。。。小松駅から小松高校まで徒 歩で来る生徒さんも多いということから、郊外の田畑の風景を知っている方も多いのではと思いましたが。。。もう少し石川の自然を観察してほしいなと。。。 あと、花がいつ咲くのかという季節感も欠如している感じです。農業技術の進歩で、周年出荷が可能になったことによって、いつがその花、野菜の旬なのかとい うことがわからなくなってきているのも事実ですが。。。もう少しは覚えていてほしいなと。。

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  あと最近の傾向かもしれないですが、女子生徒さんが洗濯物で、お父さんのものを嫌うというか、年頃なのでだと思っていましたが、最近はそんなこともなく て、。。MHCの共通性を考えると、嫌うということは不思議なことではないのですが。。。。もちろん説明をすると納得してくれて、それなり反応があるので すが。。。Homo sapiensが急速に進化なのか、何なのか変化しているのではないかと。。。というのを感じる側面かもしれません。

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 高校生にとっても動画というのは、「へーーーー!!」という対象。花粉管伸長、自家不和合性反応、受精の時の花粉管誘導。受精の時の花粉管誘導の動画は、名古屋大の東山先生か ら講義用にとお借りしているのですが。。。植物が動かないというか、時間を縮めれば、動いているのがわかるので、もう少しそうしたことを多くの講義で入れ れば、植物に対するpositiveな反応が見られるのではないかという気がします。あと、自家不和合性が1999年の大学入試問題で出題以降、たまに出 題されるということで、話しとして聞いたことが、あと、10数ヶ月したら、「あれだ!!」と思う方もいるのではと思いつつの講義でした。。。

 最後になりましたが、担当の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. この日も、新しいwelcome boardが。。。感動ですね。ありがとうございました。あと、いつもですが、SSH担当の先生方と机を並べた形で、机をお借りしています。その部屋の入り口にも。。。ありがとうございました。

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