東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前授業】福島県立福島高等学校で、JST・未来の科学者養成講座・現地指導、コアSSH・ダイコン/アブラナコンソーシアム出前講義「キャベツ類の栽培と花形態観察」(10/8)

2010年10月14日 (木)

 福島県立福島高等学校へ伺ったのは、5/26の未来の科学者養成講座の説明会以来でした。それまでにも、講座で受講生とお会いしたり、コアSSHの研究会(鹿児島/岩手)でもお会いしていました。また、エクステンドコースで実験にきてもらったり。

 そうした活動を研究室にきての指導が難しい、また、キャベツ類の栽培の指導は、実際のものを見てと言うのが、大切と言うことで。渡辺は農学部で栽培について、それなりに教育を受けて、実験を始めたわけですが、高校生にとっては、小学生以来の野菜類の栽培で、かなり苦労をしていました。虫に食われたり、徒長していたり。。それをなんとかすべく、間引きをしたり、肥料をあげたり、これからの観察のポイントを講義したりしました。最後には、キャベツ類の畑もできあがり、たいしたものだと。毎日の観察をちゃんとして、キャベツ、ブロッコリー等、形態の違いを十分に観察して下さい。ダイコンの栽培も同じですから。

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 それから、未来の科学者養成講座の方では、エクステンドコースの受講生の方々と、今後の方向性などを議論しました。秋の花を使って、いろいろな交配をして、アニリンブルー染色で観察する方法論。さらに、花を解剖して、花がどうなっているのか。こうした基本的なことを高校生のうちに、体験しておくことは、大学での発展的な研究に大きく影響すると思います。ぜひ、がんばって下さい。

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 ということで、また、来月末には、バナナから、DNA単離という実習に伺います。楽しみにしています。今回も、橋爪先生にお世話になりました。ありがとうございました。


 わたなべしるす


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