東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2010年11月の記事です。

キャリア教育、就職カウンセリング、・・・(11/13)

2010年11月13日 (土)

 今年も残すところ、2ヶ月を切った。出前講義も10件あまりまだ残っている。出前講義を始めた頃は、サイエンスの講義の方が人気があった。ところが、今では、「キャリア教育」という方が、小学校でも高校でも高くなってきている。それだけ、世の中が不景気なのかもしれない。で、キャリア教育でやっていること。それは、渡辺のこれまで歩んできた道をopenにして、振り返ると、あそこが分岐点だったと。なので、受講生にも自分の人生を小学校から振り返ってもらうことをしている。それがよいかどうかは別として。

DSCN4972.JPG そうしたら、とあるテレビを見ていて、今の大学生では、「就職カウンセリング」というのがあるとか。そこでやっていたのは、まず、過去を振り返って、何になりたかったかを親と考えるんだそうな。親が一緒にやることはないかもしれないが、同じようなことを子供さんたちにお願いをしていた。偶然の一致にせよ、驚きであった。何より、やっていたことの方向性が正しいのだと。今年の出前講義でも、そうしたことを念頭に置いて、講義をして、コメントしたい。

DSCN5016.JPG そういえば、科研費などに対して、社会貢献という風が強くなってきた。少しだけ先取りして、出前講義がこのような形で評価を受けるとは。これもびっくりの今日この頃である。雪が降る前に、受験が忙しくなる前に、少しでも多くの出前講義ができればと思う、今日この頃である。


 わたなべしるす

DSCN5053.JPG



ページの一番上へ

学生アルバイトからのうれしいお知らせ

2010年11月13日 (土)

こんにちは。学生アルバイトをさせてもらっております、石川です。

早いもので今年も残り1カ月半となりました。仙台の街中には冷たい風が吹き、赤や黄色に色づいた木の葉も散り始めて冬のはじまりを実感する日々です。こう寒くなってくると、外出するのがついつい億劫になってしまいますね...

ところで12月5日(日)に、私の所属する 東北大学学友会吹奏楽部 第32回定期演奏会が行われます。会場は、川内萩ホールです。このホールは「科学者の卵養成講座」をはじめとする講義・講演会にも利用されますが、音響工学の権威が設計に携わり、日本有数の音響効果を誇るすばらしいホールです。

じつは昨年までで卒業した学生アルバイトさんのなかにも吹奏楽部員がいて、この演奏会に出演するんですよ。この研究室には吹奏楽や楽器の経験がある方が多いので、ちょっとうれしいですね。

今回の演奏会のテーマは、一足早いクリスマス!ということで、皆さんが一度は耳にしたことがあろう音楽を吹奏楽アレンジでお届けします。また、ゴジラの音楽を作曲した伊福部昭さん作曲の『シンフォニア・タプカーラ』など、聞きごたえのある曲も演奏いたします。

寒い季節ですが、ご来場のみなさんの心も身体もあたためてさし上げられるような演奏と演出でお待ちしています。ぜひいらしてくださいね!!

詳細はこちら 

アルバイト 石川


DSCN5056.JPG


ページの一番上へ

増子@育児なう、です。

2010年11月12日 (金)

お久しぶりです!増子@育児なう、です。

さて、私事で恐縮なのですが、去る10月6日に2944gで無事長女を出産しました。

なんと堀北真希と同じ誕生日なのです!

・・・どうでもいいですか。そうですか。

妊娠中には、皆様に多大なるお心遣いを頂き、本当にありがとうございました。

この場を借りて御礼申し上げます。 

現在、育児初心者運転中です。

彼女はお世話の途中、指をさしだすと握ってくれます。

癒しのひとときです。

RIMG0087

無事生後1カ月が過ぎ、1カ月健診とお宮参りを済ませることが出来ました。

同時に、少しづつ外に出られるようになってきました。

RIMG0162

先日少し遠出して、妊娠中気晴らしに行っていた某アウトレットモールに行ったら。。。

デコレーションがX'マス仕様になっていました。

最後に行った時には、風鈴が揺れていたのに。

他に、いつの間にか新しいスーパーが出来てたり、道路が開通していたり。

浦島太郎な気分を味わいつつ、もう冬が始まります。

家の庭の畑も、秋冬の葉物野菜に切り替わり、小松菜を間引く日々です。

少し植えるのが遅かったような気がするのは秘密。

RIMG0191

M2、D3のメンバーの皆は、修論、博論で大回転な日々をお過ごしの事と思います。 

遠く青葉区の片隅から(遠くないか)、五体投地する勢いで応援しています。

あきらめたらそこで試合終了ですよ?

と言ってみる。

ほんと、がんばってね!

 

増子(鈴木)

ページの一番上へ

【出前講義】沖縄県立開邦高等学校SSH・ダイコンコンソーシアム研究指導「ダイコンの栽培と多様性」(11/5)

2010年11月 6日 (土)

 昨日の特別講義と討論会に続いて、ダイコンコンソーシアムで行われている研究について、実際のダイコン栽培、実験の方法などを討論しました。9月上旬に播種して、ちょうど2ヶ月くらいのところでの観察会でした。これまで多くのSSH高校での植物栽培を見てきましたが、3つの異なる品種はとても立派に育っていました。栽培には、かなり苦労されたようで、ダイコンということで、たくさんの土を入れた袋での栽培という工夫でした。もう1つ栽培が順調なのは、いずれも沖縄の品種を使っていることかもしれません。昨今話題となっている、亜熱帯特有の赤土に適応した品種だからかもしれません(立派に育っている脇には、小さくしか育っていない、火山灰に適応した桜島ダイコンが。。。)。こうしたことを考えても、これまでに多くのSSH実施高校に指導で伺っていますが、2ヶ月、それも亜熱帯で高温ということを考えると、とてもよく育っていました。研究をしている生徒さん、先生の管理が行き届いているからだと。12月にあるコンソーシアムでの発表がたのしみです。栽培されているダイコンの細かな情報は、ダイコンコンソーシアムのHPに近日中にuploadされるでしょう。

DSCN5060.JPG ダイコンを使った研究ということで、栽培をする以外に、辛味成分の測定、抗菌性なども実験をしていましたが、いくつかの壁に当たって困っていました。実験の時間制限、材料の制限など。もう少し間口を広く考えて、実験を考えれば、気持ちも楽に実験できるでしょうと、。

 2日間という限られた時間でしたが、亜熱帯でもダイコン栽培が可能で、楽しい実験ができる素地が構築されつつあるのを見て、うれしくさせてくれました。また、空いた時間で自然観察をしましたが、どう見ても、virusに感染したモザイク症状だなというような植物もたくさんありました。こんなvirusと共存している自然に感動できたのも今回の出前講義の収穫でした。


 わたなべしるす

DSCN5020.JPG

ページの一番上へ

【出前講義】沖縄県立開邦高等学校SSH特別講義「世界トップ水準の研究者を目指せ!!!--そのために不可欠な要素とは???--」、特別討論会「高等植物の自家不和合性」で講演(11/4)

2010年11月 5日 (金)

 沖縄県での出前講義は、2008年の石垣島にある沖縄県立八重山高校以来です。今回の講演のきっかけは、8/20にあった、コアSSH・ダイコンコンソーシアムでのキャリア教育を聞いた、開邦高校の先生、生徒さんからのリクエストでした。何より、今年、サイエンスの講義というより、キャリア教育の講義が多いのは、それだけ、高校でも進路について、真剣に考えているからだと思いました。先週の宇都宮女子高校でのSSH講義も、キャリア教育でした。

 沖縄県立開邦高等学校の特徴は、理数科、英語科、芸術科という学科構成で、普通科がないということでした。自分が高校の頃を考えると、なんか不思議な感じでした。校内には、至る所に、芸術作品や英語の文字、サイエンスのポスターなどがあり、それを実感させてくれました。

 最初のキャリア教育は、理数科の1-3年生が対象で、渡辺の子供時代からの話をし、自分の将来に向けた、アドバイスのようなものが少しはできたのではと思います。講義のあとにもたくさんの質問をもらいましたが、mailでの質問を受け付けるとしたら、2名の生徒さんから、早速、質問を頂きました。みんな一生懸命なんだなと。実感できた瞬間でした。

DSCN4976.JPG 全体の講義のあと、20名弱の生徒さんを対象に、アブラナ科植物の自家不和合性の話をし、30min程度の質問時間としました。自家不和合性の不思議さ、自家和合性があることの意味、品種改良など、様々な質問を頂き、予定の1hrはあっという間でした。

 最後になりましたが、お世話になった新城先生をはじめとする多くの先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

DSCN4987.JPG 
 わたなべしるす

  PS. 開邦高校のHPのtopに講義のことが記してありました。ありがとうございます。


ページの一番上へ

diary Top« 1 | 2 | 3 | 4

ARCHIVE