東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】香川県立観音寺第一高等学校・SSH科学教養特別講義「博士・研究者になり、研究をするとは?---出会い、決断、想定外の。---」と運営指導委員会(6/23, 6/29, 7/2追加記事)

2011年6月25日 (土)

 前日は、今治市内の2つの高校(今治南今治北)で、出前講義でしたが、この日は、となりの香川県に移動して、観音寺第一高等学校での出前講義とSSHの会議となりました。観音寺は、愛媛県との県境で、今では、高校野球の夏の大会は、1県1校ですが、昔は、北四国大会で、香川県、愛媛県で1つの枠を競った関係でした。

 観音寺第一高等学校は、昨年の6月11月の2回に続き、3回目で、この4月から、SSHに採択され、活動を開始していたところで、最初の「SSH科学教養特別講義」にご招待頂けたことは、この上ない、光栄なことでした。様々なSSH実施校で講義などを行っていますが、いろいろな特徴がありますが、「科学リテラシー」に力を入れている点は、「大地震・福島原発、放射能汚染」などのこともあり、科学を正しく理解する大切さが、文理問わずに浸透するのではと思いました。

 講義では、通常の「キャリア教育」の最後のところに、3/11の震災の時に何が起こったのか、どうすることが大切なのかを講義しました。こちらが十分、講義時間を理解していなかったことで、質疑時間を十分にとれなかったことは、申し訳なかったです。講義のコメントを書くシートに、質問を入れてください。楽しみにしております。

DSCN0803.JPG 講義のあとは、第1回運営指導委員会となりました。1年目から活発な活動内容で、理数を取り囲むように、他の科目・教科の先生方も十分なサポートをされ、all観音寺第一高等学校でのSSHの運営というのを強く感じました。毎年の発展が今から楽しみです。また、何より県教委のサポート体制が強固であり、このSSHを核にして、県内全体を底上げするというような意識が見えたことは、何よりの感動でした。

 講義、運営指導委員会でお世話になりました、石井先生、校長先生をはじめとする多くの方々にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。

DSCN0804.JPG わたなべしるす

 PS. どこに講義に行ってもですが、仙台市が大きな地震、津波の被害を受けたことは、理解されて頂いておりますが、どのあたりまで、津波が来たなどは、もちろん理解されてなく(テレビなどの映像で伝える限界なのかもしれないですが。。。。)、そんなことをきちんと説明することも、今回の出張での1つの大きな仕事であり、仙台の大学があるあたりは、活気があることを伝えることができたのは、何よりでした。また、ゼロ査定だったことをHPで見て頂いていた方も多く、研究は大丈夫ですかと。そんなおりに、大学というか、研究科から、大きく曲がった実験台などの交換の報せを頂けたのは、うれしい限りでした。研究科の方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。

 この出前講義期間中に、仙台で比較的大きな地震がありました。こちらは、常時netをつけてないこともあり、あとから知ることになりましたが、labの方々から、安全というmailなどの連絡をもらい、ほっとしました。長期の出張では、こんなことが心の安心を保てる、大切なことだと。ありがとうございました。

 6/29になり、関連記事を観音寺第一高校のHPで見つけました。ありがとうございました。その記事は、7/2にさらに詳しく更新されました。

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