東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】岩手県立盛岡第三高等学校・SSH運営指導委員会(9/14)

2011年9月14日 (水)

 今年は、4つのSSH (Super Science High school) の運営指導委員を仰せつかっております。南から、鹿児島県立錦江湾高等学校(コアSSH・ダイコンコンソーシアム)香川県立観音寺第一高等学校宮城県仙台第三高等学校。それと、今回の岩手県立盛岡第三高等学校です。盛岡三高は、今年度からの採択ということもあり、。。。

 前日は、卵の受講生の方とdeepな議論でしたが、そこから場所を変えて、といっても、どちらの高校も、渡辺が2005年3月まで勤務していた岩手大学から、近い場所にあります。ただ、岩手大時代には、今行っているようなアウトリーチ活動があまり行われているような時代ではなかったこともあり、近くて遠い場所だったような気がします。

DSCN1100.JPG SSHの運営指導委員を仰せつかり、その委員会に出たとき、多様な取組を伺うのですが、採択に至るというのには、ちゃんとそれなりの理由があるのだなと、ある意味、痛感しました。6月にも、香川県立観音寺第一高等学校のSSHの運営指導委員会にでましたが、最初の提案での採択。いずれの高校も。その共通項は、やはり、高校全体をあげての取組ということではないかと思いました。これは、SSHに限らず、どんなことを行っても、それに取り組む組織が有機的に連携できていなければ、よい仕事はできないという典型例を見せて頂いたような気がしました。自分の研究教育活動でも、常にそうありたいものだと。よい勉強になりました。今後5年間、いろいろと助言、サポートとなると思うのですが、科学の心を広く底上げし、その上に出すぎるような杭ができれば、よい活動になるのではと思います。というか、そうなるように支えていきたいと思ったのでした。なにより、1997年12月から2005年3月までの8年弱お世話になった盛岡市内の高校ですから。

 そういえば、震災後初めての盛岡だったような気がしました。もちろん、仙台同様に町中に何か大きな変化があったわけでもなく、それはそれで不思議な感じの出張でした。
 

 わたなべしるす

DSCN1082.JPG


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