東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【学会発表】MBSJ2001 フォーラム「お悩み解決!サイエンスイラスト!描く?頼む?」で、パネラーとして参加(12/15, 12/30追記)

2011年12月16日 (金)

 昨年も分生と生化の合同学会で開催しました「サイエンスイラスト」のフォーラム。とても好評でした。12/5にもお知らせしてあったとおり、今年は、開催時間が19:50~20:50というような夕食抜きでの参加の方がほとんどで、思ったほどの参加者ではありませんでしたが、それでも100名を超えるような参加を頂きました。ありがとうございました。

 最初に簡単な自己紹介があり、河本宏(理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター)先生は、著名な研究者であり、かつ、ご自身でポンチ絵と呼ぶには失礼なようなきれいなイラストを描かれ、表紙を飾ったこともあるとか。感動でした。ウチダヒロコ(サイエンスイラストレーター)先生は、まさにプロのイラストレーター。とても渡辺には描けないようなすばらしい絵を描かれ、また、昨年のPCPの表紙にも表紙を提供頂きました。こんなところでお会いしたのが、びっくりでした。田中佐代子(筑波大学人間総合科学研究科芸術専攻、デザイン研究者)先生は、日本サイエンスビジュアリゼーション研究会の代表で、イラストに関するアンケートをとりまとめられ、当日発表頂きました。詳細は、後ほど。石田勝彦((株)東京化学同人 「現代化学」編集室 室長)先生は、雑誌を編集するサイドからのコメント。それも昔から、よく目を通したり、購入していた「現代化学」。感動でした。飯田啓介(ライフサイエンス統合データベースセンター・元蛋白質核酸酵素編集長)先生は、同様に編集サイドですが、雑誌だけでなく、データベースの統合などを手がけられており、その上でのコメントがあったりで。最後は、渡辺自身。渡辺は自分で絵を描くのは、大の苦手。そんなこともあり、外部の方にお願いをして、絵を描いてもらっている。そういう状況です。

DSCN2012.JPG 今回は2つのテーマで、小林麻己人(筑波大学人間総合科学研究科)先生と三輪佳宏(筑波大学人間総合科学研究科)先生が座長をされて、1つ目として、どうやったら、上手な絵を描くことができるかということについて、アンケート結果が筑波大の田中先生の方から報告があり、きれいに書きたいけど、どうやって書いたらよいのか、困っている。使っているソフトは、多くの場合、Power Point。それでも、かなり工夫をするというか、使ったことがない億にあるようなコマンドを使うと、illustratorのようにきれいなお魚の絵が描ける。ただ、渡辺がここで思ったのは、やっぱり、絵心がないと、色つけは。。。難しいと。。あと、河本先生からは擬人化の方法、そのときは、目だけで訴えるというポイントを。ただ、化学、物理系では、それは難しいかもというのが、石田先生。なるほどと。

 2つめは、どうやってお願いするのか。ウチダ先生からは、イラストレーターに頼むのは敷居が高いと思うかもしれないが、ぜひ、チャレンジしてほしいと。その結果もあって、会が終わったあとには、早速ウチダ先生と話をして、新しいサイエンスイラストの世界が広がったのではと。また、何より、いくら位するものなのか、果たして、研究費で払うことができるのかということ、日数がどれくらいかかるのかということについて、田中先生から、頼む側のサイエンスをやる人間とイラストを描く人間とにずれがある。頼む側は、安い、早いものだと。書く方は、そうは、いかないと。。そうかもしれません。実際、渡辺自身が頼んでいても、そうしたことは実感しますので。で、では、科研費で払うことができるのかということで、渡辺の方から回答しましたが、岩手大、東北大では、いろいろな経費で支払ってきました。費目については、大学毎に異なるのかもしれないですが、実物を印刷して、検品を受け、消耗品、雑役務などのその他の項目が当てはまるような気がします。ぜひ、皆さん、トライしてみていただければと思います。

DSCN1673.JPG 1hrという短い時間でしたので、これくらいを討論するのが限界でした。もっといろいろと、プロトやりとりするときのこつなどあるかと思いますが、その点については、次回以降の宿題となり、お開きとなりました。また、ぜひ、来年もこの企画が継続されればと思った次第でした。

 最後になりましたが、オーガナイズ頂いた、筑波大の小林先生、三輪先生、ありがとうございました。また、コメンテーターの先生方からも、いろいろなことが学べました。ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。


 わたなべしるす

 PS. 会が始まる前に、打合せをしているときに、理研の河本先生から、渡辺が3/11の震災から、毎日何が起こっているのかを、11/25までに、18回に亘って描いているのを見て頂いていると。実際に仙台で何が起こっているのか、外から、よくわかったと。何か記録に残しておくのが、これからのためと思っていましたが、こうした方がいるのは、うれしい会議理で、お会いできて話ができたのも、望外の喜びでした。また、統合データベースの飯田先生からは、東北大の方々、ずいぶん疲れておられませんかと。。。ご心配頂きました。こちらは、何とかしようとがんばっているわけですが、なかなか前に進まないなど、いろいろな面でのストレスが、外の方々見てもわかるくらいになっている。大学としてだけでなく、今回の震災に遭われた多くの方々を含めて、より高い位置から俯瞰的に見ておられる方、ぜひ、よりよい対処を迅速にして頂けたらと思った次第でした。

 大学院生の方で、日本語の雑誌にきれいな絵を手書きで描かれて(今回は、核からDNAがほどける様子、クロマチンなど、細かく)、これは、講義で使いたいと。不思議なところで不思議なご縁があるものだと。

 それから、飯田先生からは、使えるdatabaseとして、

 統合データベースプロジェクト成果の維持と高度化ということで、
   http://lifesciencedb.jp/
   論文から、Journalまで、かなり使いやすくできています。

 また、その中の注目すべきものとして、
  ライフサイエンス新着論文レビュー
   http://first.lifesciencedb.jp/
  Nature, Science, Cellなどのtop journalに掲載された生命科学分野の原著論文のうち、筆頭著者が日本人である論文が取り上げられるとか。昨年の9月からdataがあります。

 追記(12/30)
  日本サイエンスビジュアリゼーション研究会のHPに当日の写真が公開されております。お時間のある方、是非、ご覧ください。

 渡辺もまた、こうしたところに取り上げられるような成果を上げないと。。。


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