東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2012年4月の記事です。

【出前講義】福島県立磐城高等学校・SSH特別講義「大学教授から見た高校生の進路選択へのアドバイス」とパネルディスカッションモジュレーター(4/19)

2012年4月20日 (金)

 昨日までは石川県での講義でしたが、今日は福島県というわけでなく、仙台市内に磐城高校の1年生が来ているということで、これからの3年間、さらに、将来どのような夢を持ち、高校生活を送るか、ということを中心に話をしました。いつものキャリア講義のパターンのpptを使うわけですが、聞き手が中学を卒業して間もない、高校に入りたての1年生でしたので、自分の高校時代を思い出しながら、自分が高校時代、どう考えていたかなどを講義しました。最後に質問の時間を設けましたが、たくさんの質問が出ました。将来の問題、今の世の中について等、硬軟取り混ぜて、楽しい時間でした。質問できなかったひと。ぜひ、mailで質問してください。お待ちしております。

DSCN2501.JPG この講義のあとには、磐城高校卒業生で、東北大生になっている方、9名によるパネルディスカッション。このモジュレーター役でした。参加してくれた方は、大学院生から学部生。学部も文系から、理系の工学、農学、薬学とか。。事前にかなりの準備をしたのだろうと思えるようなディスカッションで、大学生活はこんなものだというのが、はじめにdeepな議論でした。さらには、高校時代を振り返って、普段の生活、受験のこと等々。渡辺には、とても懐かしい話でしたが、もっと勉強できたなと思ったり。。。パネラーたちがすごかったのは、それぞれがきちんとした方向性を持っており、それを後輩たちに明確に、あたたかく伝えようという姿に感動しました。また、何よりうれしかったのは、この第2部とも言えるパネルディスカッションを仕切っていたのが、渡辺の研究室でアルバイトをしてくれていた、今は農学部の院生の古川さん。世の中こんなところでもつながっているのだなと、とてもうれしいものを感じました。ありがとうございました。

DSCN2512.JPG 最後になりましたが、狩原先生をはじめとする多くの先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす


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【更新履歴】2012年1~3月の出前講義履歴を追加しました

2012年4月19日 (木)

2012年1~3月の出前講義履歴を追加しました。
arabidopsis-1.jpg

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気持ちいい

2012年4月18日 (水)

ラボとしての目標は須藤さんとほぼ同じですので、そちらを参照していただくとして( http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/diary/2012/04/09235959.php )、個人としての目標を少し。


2012年の目標は「気持ちいい」です。


実験に携わっている誰しもが一度は経験したことのある感覚ではないでしょうか。


思った通りの結果が出たり、はたまた予想とは全然違った結果であっても、その原因がわかったり、そこからあらたな知見が生まれたりするときの感覚です。


その感覚をガンガンつかんでいきたいというのが今年度の目標です。


なにも実験だけではありません。学会発表でもそうです。定期的に学会へ参加し、気持ちのいい発表を心掛けていきたいと思います。


さらに、自分のテーマだけではなく、ラボとして「気持ちいい」感覚を共有できたらなおさら気持ちよく日々を過ごせると思っております。


 


さて話は変わりますが、今週末にはオープンラボが開催されます。


いくつか記事はでていますので、詳細はそちらを参照していただくとして、実験テーマに興味を持った方、あるいは植物や実験設備に興味を持った方、なんにでも結構ですので、お気軽に植物生殖遺伝分野メンバーにぜひお声掛けくだされば幸いです。


お待ちしております。


さあみんなで気持ち良くなりましょう。


 


最後に激動の一年だった昨年を振り返り、震災関連について一つの写真をアップしたいと思います。


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被災地に咲く菜花です。


昨年、東部自動車道を走っていた際に津波で流された一角に元気に咲き誇る菜花をみつけ、感動したことを思い出します。実験材料に菜花を使っている自分としては、当時すごい励みになりました。


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【更新履歴】メンバープロフィール更新しました

2012年4月18日 (水)

メンバープロフィールに、新学生アルバイト・5名を追加しました。

定池 歩美

南條 光香

早坂 由真

藤田 琴実

丸岡 真由美

DSC_3708

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【出前講義】石川県立小松高等学校・SSH「課題探究」(課題研究)開講式「SSH課題研究を始めるに当たって」(4/18)

2012年4月18日 (水)

 4/18の午前中は、小松市立中海小学校で出前講義でした。午後からは、石川県立小松高等学校のSSH活動の指導。昨日の生物部、SSHよりもdeepな課題研究についてでした。出前講義でSSHの指導をするようになってから、3年以上になります。今年で4年目でしょうか。SSHの活動の目玉が、やはり、「課題研究」という、それぞれの生徒さん・グループでの研究活動です。渡辺は高校は普通科でしたので、こうしたことはやりませんでした。高校時代から、小中と続けていた「夏休み」の自由研究のようなものがあればと、思ったこともあります。

DSCN2409.JPG ただ、その延長線上ではなく、さらに先を見据えた、大学、大学院での研究活動、さらには、社会に出たときにこの「課題研究」がどの様な意味を持つのかと言うことをよく考えておいた方が、さらに課題研究を発展できるのではと思っていたところ、小松高校の寺岸先生から、開講式で「SSH課題研究を始めるに当たって---高校でのSSH, 課題研究が大学、大学院での研究につながる。。。---」という演題での講演依頼をいただきました。1年以上の長期にわたる研究を行う訳なので、その目的、実施する上での注意事項など、実際に論文を作成するまでと言うことを念頭に置いて講義をしました。このことをしっかり考えて、将来にわたって研究をすると言うことを続けてほしいと思います。研究は大学だけではなく、日常生活にも研究する心は大事だと思いますので。

DSCN2461.JPG 講演のあとには、それぞれの活動班ごとにどの様な内容なのかを議論していたところに、コメントをする形で参加できたのは、こちらもありがたい限りでした。課題研究の内容を試行錯誤していたチームもあり、渡辺がコメントしたことが1つのヒントになったようなところもあり、責任を感じております。うまくいってくれればと思います。理科、数学の幅広い研究、さらには、グループの枠を超えた研究が進めばさらに発展できるのではと思いました。課題研究の進展を楽しみにしております。

 最後になりましたが、西校長先生、SSH担当の寺岸先生、松原先生を初めとする多くの先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。次回は5月にまたうかがい、ハマダイコンなどの議論を楽しみにしております。


 わたなべしるす

 PS. 今年度は、SSHの課題研究の開講式での講演を小松高校をはじめ、月末の福島高校、来月末の古川黎明高校でもお願いされております。楽しみにしております。

 この原稿を書いている間に、実験について質問に来る生徒さんも。熱心で、発表が楽しみです。

DSCN2471.JPG



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