東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2012年8月の記事です。

【出前講義】石川県立小松高等学校・ESS部「ディベート討論会」の論旨表現におけるe-mailによる指導(8/8-17)

2012年8月23日 (木)

 これまでも出前講義に伺うだけでなく、出前講義先で、何か疑問なことなどあれば、mailで連絡くださいと言うことで、何名かの生徒さんから、いろいろな相談だったりするようなことの対応はありました。今回のは、都合、10回近いmailでのやりとりがありましたので、記事にしておきます。最初にmailが来たのが、横浜でのSSHの全国大会、最後は、鹿児島でのSSHのダイコンコンソーシアムの時。何か、SSHと関係がありそうな。。

 依頼先は、SSHなどでお世話になっている石川県立小松高等学校のESSの部員さん。まず、最初にESSとはなんぞやと思いました。そんなことをさておいて、ディベート討論会での論旨表現について、こちらに質問が来たことを、mailでコメントしたのが最初でした。討論内容は、「日本で大学の秋入学は必要か。。。」。。難しい問題ですね。。単純に春が秋になるということだけでなく、日本の社会全体に大きな影響を与える、positiveにもnegativeにも。そうしたことを加味して、今回は、「秋入学には、反対。」という立場からの議論のサポート。いろいろな論旨が考えられましたが、結構難しかったのは、自分が高校生の時もそうかもしれないですが、いわゆる社会情勢を知らないと言うこと。その説明にずいぶん時間がかかりました。何とか、質問者が気に入った論旨ができたのではと。。。

DSCN3479.JPG で、その論旨を英語で説明する?????ということを知ったとき、それのサポートは。。。ちょっと。。。。かなり。。。。。無理。。。と、。。ESSというのは、English Speaking Scietyの略のような。。。。論理的に物事を考えるのは、一応、科学者と呼ばれる範疇ですが、それを英語で。。自分の研究についてなら、それなりに英語が出てくるかもしれないですが、。。秋入学。。。どんな英語を使えば良いのだろうと。。

 実際の大会は、最後の質問の日の翌日、8/18の土曜日だったとか。惜しくも予選通過できなかったと伺い、。。。。やっぱり、力不足でした。。。。もう少し策を練れば。。でした。この秋にもまた、石川県には、出前講義で伺います。その時にでもお会いして細かな当日のことをうかがえればと思います。いつもSSHでお世話になっている小松高校ですので。後日伺ったのは、顧問の先生が、SSH主任の松原先生。SSHでお世話になっているのが、少しはお礼できたのでは。。。

 いつものmailでの指導とは異なりますが、こんなことでもお役に立てるのであれば。。と思った次第でした。もちろん、釜石高校小松高校のSSHの授業の一環のサポートもwelcomeですので。


 わたなべしるす

 PS. ちょうど、小松高校出身でうちのアルバイトをしてくれている定池さんが、SSHのことを記事に。あわせて、どうぞ。

 PS.のPS. 本題に書くのは、少し気が引けたのですが、後半の鹿児島でのダイコンコンソーシアムの出前講義の待ち時間。愛媛県立松山南高等学校の生徒さんたちから、「物理」の夏休みの課題について、おしえてほしいと。。確かに、30年ほど前には、理科は、物理、化学で受験しました。課題内容は、昔で言う「物理I」の物体の直線運動。。。苦手でした。やっぱり解けなかったです。。。無事、生徒さんたちは、課題を終えることができたでしょうか。こちらは、あまりお役に立てなかったですが。。。

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仲間が増えました

2012年8月23日 (木)

こんにちは。
毎日じめじめして髪の毛がうねっています。M2の前田です。

我々の研究対象の一つであるイネは、7月から8月にかけて生殖成長を迎えます。
ですので、生殖器官を研究している我々は連休をとれません。
日々炎天下の中サンプリングを行っています。


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最近は夏らしい天気で、すっかり日焼けをしました。
会う人会う人に『日に日に黒くなっていくね』と言われます。

また、休日を利用して仲間を増やしました。
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上は、大学の近くを流れる広瀬川から野生のものを捕まえました。
下は、ショップより購入。

癒しとして、我々を支えてくれるでしょう。
Acknowledgments!


M2 前田

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帰省して。。

2012年8月22日 (水)

 こんにちは、今年からラボでバイトしている農学部1年の丸岡真由美です。いつもお世話になっております。なかなか筆を執らなかった私ですが、ついにダイアリーを書いてみることにしました(今まで書かないですいません!)。

 現在私は実家のある埼玉に帰って日々のんびりとしています。しかし気合いを入れなければのんびりやっていけないほどさいたまの夏は暑いです。仙台にいるころよく「こんなのは夏じゃない!!」と涼しい夏を嘆いていた私ですが、ここにきてようやく太陽からパワーをもらえています。クーラーの効いているお店や電車から一歩外に出た時の、あのムワッと(本当に、ムワッと)くる熱気に「ああ、夏だな」って思うんですよね。サウナの中を歩いているかのような。しかし夜になると随分と涼しくなり、風が気持ち良いです。もう8月も幾何も経たないうちに終わってしまうのだと実感させられます。あな寂しや。

 さて、このダイアリーで一番書きたかったことは、ラボに只今預かってもらっている私のパキラとお辞儀草についてです。長期間家を空けるにあたって預かってくれそうな友達が皆お盆で出払っていたため、誠に申し訳ないながら渡辺先生にお世話をお願いしてしまいました。本当に、ありがとうございます。よろしくお願いします。

fig1.jpg 写真上↑...パキラ(奥)と、お辞儀草(手前)x2 の写真。お辞儀草は夏休みに入ってから、友達が種から育てたというものを分けてもらいました。もうすでにお辞儀をします。将来が楽しみ。

 写真下↓...5月ごろの買ったばかりのパキラ。こうして見るとどれだけ大きくなったかわかってもらえるでしょうか。こんなにすくすくと育つとは思っていませんでした。ちなみに名前は『ぱっくん』。

image003.jpg 初めて親元を離れて暮らしているわけなので、これらの植物にとっても愛着がわいています。まだまだ小さいので、新芽が次々と大きくなっていく様を見るのが日々の楽しみの一つとなっています。9月初頭に仙台に戻るつもりなので、それまですいませんがよろしくお願いします。

 あともう一つ植物の話題というと、下↓の写真中央の植木鉢の植物、なんだかわかりますか?

image002.jpg 実はこれ、ライチです。わかった方、いらっしゃったでしょうか?しかも私が小学生のころ、スーパーで買ってきたライチを食べその種を植えたところここまで大きくなりました。果物の種って、なんだか食べたあとに育ててみたくなることはありませんか?桃とか柿とか金柑とか。私は子供のころ誰もが思う夢じゃないかと思っているのですが、このライチはその結果です。しかもゴールデンウィークに見た時は腰あたりまでの背丈だったのに、夏休みに帰省したら肩口まで成長していました。この速さにはびっくり。(背後の人物は高低の比較のため。母です。)調べたところ、ライチは種を植えてから8~12年で実がなるのだとか。ここまでの道のりは長かったけど、近いうちに美味しいライチの実が食べれるかも!!

 というわけで初めての研究室ダイアリーでしたが、こんな感じで良いでしょうか?残り少ない8月を満喫できるよう祈って。


 バイト1年 丸岡真由美








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帰省パート2

2012年8月21日 (火)

 こんにちは。毎日暑いですね。石川に帰省して、一週間ほど過ぎました。今は免許を取るために自動車学校に通う日々です。運転するのって、本当に難しいですね。。。そういえば、自動車学校のことを、私たちは車校と言うのですが、仙台では自車校と言うのですよね。地域によって違うとは、驚きです。

 さて、今日は自動車学校に行くまで時間があったので、友達と三度目の小松高校に行ってきました。SSH推進室にまたお邪魔したのですが、扉の先生たちの座席表をよく見てみると、

DCIM0332.JPG 左下注目です!そうです、渡辺先生の場所になっていました。さすが、寺岸先生。。。では、渡辺先生の机ですが、今回はこんな感じです。

DCIM0330.JPG まず、渡辺先生専用の湯飲みが、なんと、石川県の名産品、九谷焼の湯飲みに変わっています!(ちょっとこの写真では見づらいですが)とてもきれいな柄ですよね。そして、気になるのは、湯飲みの横に置いてある「やさしいボス」!!

 これは、「やさしいボス」=「渡辺先生」を意味していて、寺岸先生のセンスが光っています!また、「やさしいボス」と「九谷焼湯飲み」の周りを様々なものが取り囲んでいますが、すべて寺岸先生の遊び心がつまっています。この机にしろたんがいないのが本当に残念です。

 SSH推進室は本当に遊び心のある部屋だと思います。また、機会があったら遊びに行こうと思います。


まとまりませんが、以上、学生バイトの定池でした。

P.S. 家の網戸に、田舎だからでしょうか、こんなに大きなバッタが張りついていました!びっくりしました!

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【出前講義】ダイコン多様性研究コンソーシアム(コアSSH)・小学生向け自由研究のヒント(8/18)

2012年8月18日 (土)

 7/30にもお知らせしましたが、8/17-18のダイコン多様性研究コンソーシアム(コアSSH)に引き続き、「小学生向け自由研究のヒント」ということで、石川県立小松高等学校・寺岸先生、福島県立福島高等学校・橋爪先生、石川県立翠星高等学校・大丸先生と3校の高校生がmainで、こちらはサポーター的な形で、出前講義。小松高校からは、加賀野菜などを中心とした、野菜類の形態観察、顕微鏡観察。さらに、SSHの横浜での発表会でポスタープレゼンターションしていた「レインボーフラワー」も。形態観察には、加賀野菜、ハマダイコンの鞘を使ったりして、特色を。福島高校は化学系の実験。色素を使って、pHによる変化、ラーメンの染色。科学が苦手な渡辺には、へーーーと思うような。翠星高校は、糖度計を利用した、果実の部位と糖度の関係。それぞれの高校の特色が出た出前講義でした。

 何より最初にダイコンの仲間はというので、クイズも。また、クイズの正解者にプレゼントが。。。この手は、科学者の卵の講義などで渡辺もよく使う手段。子供たちはとても気合いを入れて考えていたのが、印象的でした。

DSCN3436.JPG 大学で使う顕微鏡での形態観察では、バナナの繊維、シーチキンを。繊維の中の維管束が見えたり、筋肉の模様が見えるというのは驚きのようでした。また、色素の色をいろいろなものを加えることで変化させることができることにびっくりのようでした。さらに、果実を食べるとき、どの部分がおいしいというか、甘いというか。これから、他の果物を食べるときに応用出来るのでは。ダイコンの鞘から取り出した種を集めて、秋にまいて、育ててみようと。とても熱心にやっている小学生に感動するとともに、そうしたことを引き出している、高校生の力量はすばらしいものを感じました。このコアSSHがダイコンから他の領域に広がるという水平展開と小中高大という縦への展開。これがうまく組み合わさることでより大きな発展になるのではと。これからがさらに楽しみになってきました。

DSCN3439.JPG 渡辺はこうした企画をサポートしながら、必要に応じて、コメントしたり、こんなことですよと。最後に話す機会を頂き、これからの科学にとって、小さな時代にどれだけ自然を観察するかという観察力がより大事になると。機会はどんどん進化しますが、違いを見つけ出すのは、やっぱり、人間の目だともいますので。

DSCF4950.JPG 今回の企画と実施頂きました、関係の高校の先生方、何より生徒さんたちにお礼申し上げます。

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 わたなべしるす

 PS. 出前講義終了後に、関係の先生、生徒さんたちと、鹿児島名物「シロクマ」。名前を聞くことはあり、小さなカップのものは食べたこともあったのですが、本物は初めて。感動でしたが、すごいというか、何とも言えない迫力でした。

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