東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】青森県立青森東高等学校・大学模擬講義「生命科学入門--アブラナ科植物の自家不和合性と研究者への道--」(9/13)

2012年9月13日 (木)

 前々日の三本木高等学校に続いて、青森での出前講義となりました。以前に弘前高校で、キャリア教育の講義を行ったことがありますが、その当時、弘前高校で、渡辺の講義を見聞きされていた先生が、青森東高校に異動され、異動先でこの企画を計画され、当時のことを覚えていてくれたことが、今回の出前講義となりました。何とも言えず、ありがたい限りだと思いました。青森東高校には、渡辺も運営に関わっている「科学者の卵養成講座」の受講生がいたのを思い出しました。

DSCN3534.JPG 今回の講義は、1, 2年生向けで、15コースが用意され、文系から理系まで。理系の中も工学、医学、薬学、生命科学(農学)など多様であり、進路を考える上でのきっかけになるのではと感じた次第でした。講義時間は、90minだったのですが、「アブラナ科植物の自家不和合性」という渡辺の研究面と、なぜ、そこに至ったのかという「キャリア教育」を連続する形で。作物の花の名前で皆さんに考えてもらうようなところがあり、そこをintroに使ったこともあり、後半部分は時間の関係で少しはしょったこと、申し訳なかったです。ただ、以外と「食べている作物」と「その花」というのを知らない。また、虫が飛ぶことで何が起きるのか、植物も以外とダイナミックなことは、意外な側面だったのではないでしょうか。こちらが考えていた、「科学をする、研究をする」ということ、「これからの人生を考える」ということを、理解頂けたのではと思います。1つでよいので、何か考えるヒントになればと。。。

DSCN3544.JPG 講義の最後に、今年度の「科学者の卵」の受講生の方とお会い出来たり、夏の植物生理学会との合同でのシンポジウムに参加頂いた生徒さんとも。不思議なところでつながっており、こちらもよい刺激をもらいました。ありがとうございました。

DSCN3551.JPG 最後になりましたが、今回の講義をお世話頂きました、宮本先生をはじめとする多くの先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。


 わたなべしるす

 PS. 東北本線が東北新幹線、新青森開業に伴い、第三セクター「青い森鉄道」になっていました。
大学院生になったすぐの頃に、北海道大の友達のところに、夏休みに行くとき、通って以来の青森駅周辺というか、東北本線というかでした。青森駅が大きく、昔の青函連絡船の名残があったのも感動で。。。青森駅から北海道連絡の津軽海峡線が北海道側で数日前に事故とか。かなり間引き運転をしてということで、このあと、北海道での出前講義だったら、。。。。と、。。また、青森駅の隣の東北新幹線のterminalである「新青森駅」。ここも初めてでした。数年後には、「新函館駅」まで開業となり、通過駅になるのが少し寂しく感じました。。。

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DSCN3558.JPG  PS.のPS. 今回おじゃました、青森東高校の卒業生に、ロンドン五輪のメダリストが。。。感動ですね。というか、おめでとうございます。

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