東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】仙台市立木町通小学校 5年生「花の不思議な世界--りんごの花からリンゴができるまで??--」(9/21)

2012年9月21日 (金)

 明日は秋分の日。暑さ寒さも彼岸までという言葉の通りか。。。。仙台も朝晩だけは、20oCを下回るように。晴れれば、上は25oCを越えるようで。。。。朝晩だけでも涼しくなったのは、やっぱり暦通りという気がします。今日の雨で焼け付いたコンクリート、アスファルト、水不足の地面には、恵みの雨となるかなというくらいですが。。もう少し、雨降りがほしいなと。。。

 昨日の七北田小学校に続いて、今日は木町通小学校。講義内容も同じ、「花の不思議な世界--りんごの花からリンゴができるまで??--」で、5年生。昨日しゃべったことを考えながら、また、昨日よりこれはしゃべるようにしないととか、。。少しずつ、しゃべるのは上達しているのかなと。木町通小学校も七北田小学校のNSPと同じように、年間でほぼ並行で同じような出前講義を。というのが今年からです。ですので、前回は、「キャベツとブロッコリー」で伺いました。

 講義では、花粉が雌しべにつく、「受粉」ということを小学校では、学習するようですが、花粉発芽、花粉管、受精、種子形成、果実形成、自家不和合性という、小学校を飛び越えて、花から実ができるまでを、大学レベルまで。動画を入れたり、花の写真を入れたり、。あれこれと考えながら、花から結実までを理解できたのではないかと思います。

DSCN3626.JPG 今回の驚きは、最後の質問コーナー。かなり鋭い、大学生・大学院生レベルの質問。「自家不和合性を持たない植物はあるのですか?」、「ふじの木はどうやって増やすんですか。自家不和合性があると、同じ物が増えないのでは。。。?」、「植物全体でどれくらいの植物が自家不和合性を持っているのですか?」、「トウモロコシは1本で結実しないのは、なぜなのですか?」。。。植物生殖遺伝学というか、受粉・受精のところというか。その全体について、鋭すぎる質問の連続。本当に感動でした。

DSCN3631.JPG 木町通小学校の出前講義の恒例となったのは、講義の後の「給食」を一緒に。この学年はとても静かで、給食をしながら、質問攻めとはならなかったですが、3つのクラス全体でまた、さらなる質問を。どれもシビアでした。感動しました。最後に、次回の3年生の講義のために、佐藤先生と打合せ。ヒマワリも準備万端で。早速楽しみです。

DSCN3637.JPG 最後になりましたが、今回の講義でお世話になった、熊谷校長先生、教務の熊谷先生、5年生の担任の先生方、ありがとうございました。これからも科学の芽を育てるために、緊密な連携ができればと思います。


 わたなべしるす

 PS. 早速、校長先生が、今日の講義のことを木町通小学校のブログに。感動です。ありがとうございました。

 PS.のPS. 今日は、木町通小学校の「花火大会」とか。お昼の給食の時間にお話しが。昼間は雨でどうなるかと思いましたが、夜には月夜に。楽しめたのではと。。。



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