東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】仙台市立七北田小学校 NSP 6年生「環境と植物から考える」(1/17)

2013年1月17日 (木)

 1/14の大雪が溶けかけたと思ったら、今日も少し降り積もり、少し溶けましたが、まだまだ、雪はあります。そんな中で、七北田小学校のNSPは昨年の11/2の科学クラブでの花の解剖実験以来。あの頃は、こんなに寒い冬になるとは。。。今年の6年生も昨年度と同じく、4年生から「ヘチマの仲間」、「キャベツとブロッコリー」、「花の不思議」、「イネの多様性」を講義してきて、今回の「植物と環境」が最後のNSPとなりました。いろいろな植物のことを講義して、植物に親しんでくれたと思うので、その復習と環境問題と植物との関係はということで、お話をしました。

DSCN5275.JPG  「地球シミュレーター」での予測によると、今日の講義を聴いていた子供たちが校長先生くらいの年齢になる、2060年には、25-26oCという平均気温。こんなに暖かければ、今の外にあるような雪が降ることもなく、。。もちろん、地球全体なので、仙台がそこまでなるかというのは、別次元かもしれないですが。沖縄・那覇の今の平均気温より、高くなるとか。つまり、パイナップルが栽培できる。。。これがよいかという質問には、ほとんどがよくないと。。ほっとしました。

DSCN5294.JPG また、温暖化の原因はと聞くと、二酸化炭素。よく知っています。さすが。。その二酸化炭素をとうに変えることができるのが、光合成をする植物。そんなことを説明しながら。。。さらに、食べているものに、どれだけ多くのアブラナ科、イネ科の作物があるかと言うことも考えて。その多さにショックのようでした。と、同時に、植物の大切さを環境という側面から、考えることができるようになったのではと思いました。

DSCN5325.JPG 最後は、恒例の各教室を回っての質問コーナー。時間の関係で、ゆっくりと質問ができなかったと思います。ぜひ、質問カードに書いて下さい。渡辺は、中学校に出前講義に行くことがほとんどないので、次に会うのは、高校生になってから。すぐだと思います。楽しみにしております。

DSCN5338.JPG 最後になりましたが、理科の椎名先生、6年生の先生方、校長先生、教頭先生ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。


 わたなべしるす

 PS. 帰り際に、校長先生と1hrほど、昨今の教育問題について、お話しできました。ありがとうございました。秋には、科研費の申請などがあり、ゆっくりお話しもできずで、失礼しておりましたので。また、次年度もぜひ、継続をといううれしいofferもいただきました。ありがとうございました。よろしくお願いします。

 PS.のPS. 校長室で話をしたり、廊下を歩いてたり、帰り道で、「博士、教授!!」といって、手を振ってくれた皆さん、ありがとう。とてもうれしいですね。感動でした。

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