東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2013年6月の記事です。

【基礎ゼミ113】農学・小倉経過報告(28)

2013年6月 6日 (木)

 こんにちは。農学部1年 小倉拓也です。少し遅くなってしまいましたが、基礎ゼミの野菜の近況について報告します。

 まず小松菜ですが、その後も順調に成長を続け、葉の大きさも売り物に迫るくらい大きくなっています。葉の数は一番大きいもので7~8枚、草丈は20cmを超えています。

小松菜 全体.JPG ここまで大きくなれば遜色なく食べられるだろう、ということで、間引き菜を収穫し軽く火を通して食べました。味はごく普通でした。

間引き 収穫.JPG
小松菜 料理.JPG 今まで順調に育ってきていたのですが、最近になって葉の表面に白い筋がみられるようになりました。これはエカキムシのものだと思われます。今のところ指でつぶして対応しています。なんとか被害拡大を防ぎたいものです。あと、最近成長の勢いが弱まっているように感じます。ここらで追肥を行ってみようかと思っています。花が咲くギリギリのところまで大きくしたいです。

エカキムシ発生.JPG 次に、唐辛子についてですが、ようやく本葉が出てきました。このペースだとまだまだ実を成らせるまでには時間がかかりそうです。今のところ一か所に2本生えていますが、もう少ししたら間引きして一本だけにしたいと思っています。

唐辛子 本葉.JPG 大きな事件もなくここまで来ました。これからも観察を続けていきます。


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渡辺コメント

 農学・小倉さん、報告、ありがとうございます。コマツナ、しっかり育っていますね。しっかり料理にも使えるくらいのものまで、生育させることができているのは、すばらしい管理だと思います。エカキムシは、一度、葉の中に潜るとどうしようもないですね。。。その前に防除するしかないので。。。だったような記憶があります。あと、これだけの植物体を管理するとなると、窒素肥料は欠かせないですね。ぜひ、追肥がと思います。また、窒素肥料をやることで、花が咲くという方向に行かないで、栄養生長を続けようとするので、その上でもよいことだと思います。もちろん、この暖かさなので、春化処理もかからないと思いますが。。。

 トウガラシは、少し色が薄いように思いますが、どうでしょうか。こちらも窒素が不足しているようなら、この段階で少し追肥がよいかもしれません。苗の段階でしっかり育てることがそのあとの生育がよくなるこつだと思いますので。他の受講生向けによい栽培例だと思います。またの報告を楽しみにしています。

 他の受講生さんからの投稿もお待ちしております。


 わたなべしるす
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【出前講義】金光学園中学高等学校・SSH課題研究発表会・助言者(6/5)

2013年6月 5日 (水)

 昨年の11/10(土)に初めてうがったのですが、金光学園のSSH課題研究発表会で生物を中心とする課題について、助言者を賜りました。学校があるのは浅口市、となりは里庄町で、以前、和光の理研で見た核物理学の仁科芳雄博士の生家があるところ。時間があればと思ったのですが、今回も余裕がなくて。。

 前回伺った時は、午前が全体でのポスター発表。午後が個別討論会ということもあったのか、ずいぶんと古い木造の校舎があるのに気がつかずにいました。自分の小学校時代を思い出すようなもので、何ともいえず、懐かしさを感じました。今回は個別の中間発表会。渡辺が担当したのは、前回同様に生物領域。今週の月曜日には、文系のゼミ(日本語・日本文学、英語・英語文学、法律、日本史、西洋史、)があったようですが、今回は理系関連で、物理、科学、生物、地学、数学、スポーツ科学など。多様性に富んでいて、。。。前回の全体のポスター発表の時もそうでした。文系のところは、もちろん、うかがうチャンスはなかったのですが、「将棋」、「野球」、「日本史」というこのHPでも時々扱うようなことがテーマだったりして、聞くチャンスがあれば、おもしろかったのではと。。。それらは、またの機会と言うことで。

DSCN6471.JPG 本題の中間発表・生物の研究課題は、「バイオエタノール」、「魚の学習」、「抗菌活性」というもの。高校生らしいテーマで、よく考えていた内容でした。もちろん、もう少し工夫すれば、ずいぶんよくなるような点も。前回のコメンテーターは、渡辺だけだったのが、今回は、岡山大学の先生方2名も。こちらが思いつかないような観点からのヒントになったのではないかと思います。条件をどの様にして統一しておくのか、見る角度を変えるとdataが新鮮に見える、controlをどうするかなど、実験の基本として、どの様なことを考えるのかなど、コメントできたのは、これからの実験の方向性が見えてきたのではないかと思います。また、最終的に考えるのは、実験をしている「生徒さん自身」がこれからあとどの様な展開をしたいのかということを決断をしてほしいと。それも大事なこととして、コメントしておきました。最後に、研究の継続性が重要なのではないかと。ぜひ、この研究を次年度以降も継続してほしいと。。。

DSCN6474.JPG 各分科会のあとは、全体会。17名のコメンテーターの先生方から、様々なコメントが。こちらのこれからの活動にも参考になりました。ありがとうございました。

 最後になりましたが、SSH担当の田中先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。


 わたなべしるす

 PS. 評価委員の中に、以前、SSHでお世話になっていた方もいらして。久しぶりにお目にかかって、なつかしくあり、また、世の中の狭さを実感したのでした。。。また、どこかでお目にかかれればと思います。ありがとうございました。

 PS.のPS. 生物領域のTAを担当されていたのは、岡山大学の大学院生。昔研究会でご一緒した植物生理学・形態学などを専門とされている先生のところの大学院生。ここでもびっくりというか、世の中は狭いなと。。。また、時間を見て、岡山大の方にも伺い、セミナーでもできればと思います。

 PS.のPS.のPS. 今月の6/18までの講義は「国際植物の日」の一環。今回も、東北大学、Oxford University Pressから頂いた、ファイル、ノートなどを記念品に。発表して、その記念品をもらった生徒さんたちは、とてもうれしそうだったのが、印象的でした。この「国際植物の日」に参加して、また、コーディネーターをできたことは、何よりだなと。。。

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【基礎ゼミ113】渡辺グループ経過報告(5)

2013年6月 5日 (水)

前回の問題点、オクラの落葉に関しての対策編です。

 

オクラの落葉の原因を調べていたところ、やはり低温が良くないようでした。

仙台は昼間は暖かいですが、夜間は冷えるので。。。

ゴミ袋で簡易的にマルチを施してみました。

image2image

ゴミ袋を切り開き、植物を通す穴をあけ、はさみでところどころに通気口をあけておきました。

透明なので、雑草には効果ありませんが、地温維持に期待です。

水はけの面が気になりますが、様子を見たいと思います。

 

小さい鉢には、簡易ビニールハウスで温度を暖かく保つ方法もあるようです。

梅雨時期になり、気温が下がるようなら試してみても良いかも。

 

温室にも、アブラムシが出てきました。

そろそろ間引き菜も食べたいので、消毒は避けたい。。。

そこで、害虫対策に以下の飲み残しを利用することにしました。

写真

晴天の午前中に散布すると良いそうです。

害虫の体にまんべんなく付くように散布すれば、乾燥と同時に、害虫を窒息死させます。

あまり薄めると効果が無くなるとのこと。

 

また、本日ミズナ(間引き)とハツカダイコンを収穫しました。

野菜不足なメンバーのお腹に収まりました。

非常に美味しく頂きました。

image3写真2

ミズナは、まだ間引けそうですので、今後も間引き菜を収穫したいです。

 

増子(鈴木)

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【基礎ゼミ113】農学・畠山(紀)経過報告(27)

2013年6月 5日 (水)

 こんにちは。農学部一年の畠山(紀)です。オクラ(赤まるみちゃん)とほうれん草(おかめ)を育ててます。

 中間発表の後ぐらいからアブラムシが発生してきました。最初は一匹一匹取ってたのですが最近は温かいせいかどんどん数を増やしています。やはり薬を使った方がいいですよね?

DSC_0028.jpg
DSC_0032.jpg**********************
渡辺コメント

 農学・畠山(紀)さん、報告、ありがとうございます。全体の写真がないので、どれくらいの生長具合なのか、よくわかりませんが、アブラムシがついていると言うことは、それなりに大きくなっていると言うことですね。

 質問の問題点。アブラムシの防除。むつかしいですね。少ない間、また、ハネアブラムシでない時は物理的防除も可能かもしれないですが、ハネアブラムシになる時期になると、難しくなりますね。前に紹介したようなHPなどを参考にして、農薬としてどの様なものを使うのがよいか、検討してみて下さい。食用に供するためには、使用濃度、使用回数が限られることも忘れずに。。。

 他の受講生さんからの投稿もお待ちしております。


 わたなべしるす
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新学術領域研究「ゲノム・遺伝子相関」班会議

2013年6月 5日 (水)

実験の打ち合わせを兼ねて、ゲノム・遺伝子相関班会議に参加してきました。
梅雨に入っていましたが、ほとんど雨にあたることなく過ごすことができました。
仙台とは違い、じめじめ、むしむし、暑かったです・・・。

さて、今回の班会議でも、30の研究グループの研究状況報告を聞くことが出来ました。
まだまだ自分は勉強不足だなぁと感じたので、少しでも知識が増えるように今後も努力していきたいです。

image (2).jpeg

また、今回の班会議では若手のポスター発表の場があり、私も発表させて頂きました。
初めてのポスター発表で緊張しましたが、良い経験になりました。
このような機会を与えて下さった先生方、ありがとうございました。
今回の経験を今後に活かしていきたいと思います。



県外に行くと、その土地の食べ物が食べたくなりますよね。
ということで、懇親会では神戸牛がでました!!実演!
ケーキもホテルの方が切り分けてくれるというサービス!

image.jpeg  image (1).jpeg

幸せなひとときでした・・。

そういえば、コンビニにはこんなおにぎりが。
image (3).jpeg

このような、その土地ならではのものを見つけると、うれしくなりますね。
普通のおにぎりと比べると高いですが、神戸の方はこれを食べているのでしょうか・・・。



最終日には時間があったので、会場の近くの神戸布引ハーブ園に行ってきました!

P6040719.JPG  P6040724.JPG

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ラベンダーとバラがたくさん咲いていました!

ハーブ園なので、香りのする植物や、スパイスとして使われる植物など、
おもしろい植物がたくさんありました。

P6040731.JPG

マスタードも展示されていました。
いつも見ているアブラナのタネと同じでした。


今回の班会議では、昨年の若手の会で知り合いになった方や、
他大学の先生方ともお話しすることができ、有意義な時間を過ごすことができました。
これからも、多くの研究に触れ、自分の視野を広げられるようにしていきたいなと感じました。


P6010692.JPG

M2 曽根


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