東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2013年6月の記事です。

【基礎ゼミ113】工学・及川経過報告(38)

2013年6月24日 (月)

 こんにちは。工学部の及川です。トウガラシの最大背丈は11cm、バジルの最大背丈は8cmとなりました。(いずれも土表面からの高さ)

CIMG0095.JPG 今のところ虫などは見当たりません。ただ1株のトウガラシの葉が縮れているのが気になります。そろそろ密集してきたので株を他のプランターに移したりして個別に育てたいと思います。

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渡辺コメント

 工学・及川さん、報告、ありがとうございます。5月のHPへの報告から見たら、ずいぶんと大きくなりましたね。トウガラシには、ぼちぼち、花芽が付いてこないでしょうか。縮れているのは、virusに感染した可能性がありますね。他のプランタに移動するとか、考えてはどうでしょうか。

 バジルも順調ですね。これなら、食することができるのではないでしょうか。最終発表会では、そうしたことも合わせて。。。

 他の受講生さんからの投稿もお待ちしております。


 わたなべしるす
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【基礎ゼミ113】農学・西谷経過報告(37)

2013年6月24日 (月)

 こんばんは。農学部一年の西谷滉です。少し遅れましたが、中間報告します。

 水やりも乾燥を待ってするようになり、一応大きな問題はないように育てているつもりですが、あまりのびていません。というより、余分な苗をプランターに植えたのですが、そちらの方が大きくなってしまい、もどかしさを感じています。

 スイカはどちらも今後急激に成長しそうな勢いはありますが、植木鉢のニンジンが心配です。

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DSC_0095.jpg 環境の違いは鉢と土なので、どちらかに原因があると思いますが、とにかくは最終発表までしっかりと育てたいと思います。


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渡辺コメント

 農学・西谷さん、報告、ありがとうございます。4月からHPでは見ていないので。。。すっかり大きくなりましたね。また、条件を変えて、おもしろい実験になっていますね。プランタにすると、根域の空気の入れ換えが、素焼きの植木ばちより、悪いですが、それでもこれだけ育っているのは、土の影響と考えるのが、妥当なような気がしますが、。。どうでしょうか。ニンジンは、根っこが小さいながらも、オレンジ色になりつつあるのではないでしょうか。

 スイカは、これからですね。今日もずいぶん、天気がよいです。これからの生長を期待しています。

 他の受講生さんからの投稿もお待ちしております。


 わたなべしるす
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【出前講義】大阪府立天王寺高等学校・SSH特別講義「農学・生命科学系大学教授から見た高校生の進路選択へのアドバイス」(6/22)

2013年6月22日 (土)

 昨日までの台風、雨が嘘のように快晴に。その分、少し動くと汗をかくというレベルに。今回の6/13の今治南高校から始まった愛媛、香川の出前講義もこの日の大阪府立天王寺高等学校で、一段落。6/18までは、国際植物の日との連動企画でしたが、それも無事、終了。それで、最後の締めが「大阪府立天王寺高等学校」。天王寺高校は、昨年の11月に「自家不和合性」の講義で伺って以来。リクエストを頂き、また、講義をできるのはうれしい限りでした。

 当日は、中学生向けに1年生の授業公開、3年生は卒業生から直接、大学、大学院、会社のことを聞くという講義。昔の自分を考えると、中学校の時に、高校に行くことはなかったですし、もちろん、その授業を見ること。また、何より、先輩方と話ができる機会は、「教育実習」に来た大学生の方とというくらいでした。それだけ時代が変わったのかもしれないですが、より身近に大学、大学院、会社のことを感じることができ、目標も持った生徒さんには、魅力的でしょうし、そうでない生徒さんにもすごい刺激になるだろうなと。。。自分の出身の今治西高校で、そんなことをしているというのは聞いたことがありませんが、他では、一般的なのでしょうか。この時代、こうしたことが一般化してもよいのではと。。。

DSCN6890.JPG そんな中で、2年生向けに「農学・生命科学系大学教授から見た高校生の進路選択へのアドバイス」という題でのキャリア教育の講義。タイトルは、難しくしていますが、渡辺の小学生時代から、現在に至るまでを見てもらって、その時々で何を考えていたのか、社会背景にはどんなものがあったのか。ということを考え、これからの生徒さんたちの進路選択、社会に出てからの選択に活かしてほしいと。。。大阪の環状線から1駅の高校。自分の今治とは違う都会での生活。それでも、小学校の頃に、イネがたわわに実ったところを見たことがあるという生徒さんも。しっかり、自然を観察しているなと。。。また、恒例になっている「あやとり」。渡辺よりも速いのではと思えるような生徒さんがいらして。こういうのを見ると、「芸は身を助ける」というのがよくわかります。小学校の時に、科学者になりたいと思ったのは、当時のアニメなどに出てくる「科学者がかっこよかったから。」、単純ですが、それくらい、当時は、すごかったと思います。今考えても。また、今からでも遅くないので、小学校の頃に経験しておくことは、やっておいてほしいと。。。。

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DSCN6892.JPG 高校時代には、学年ごとに何を考えたのか、何に興味を持ち、何が得意で、何が不得意になったか。でも、そんな中でどんなことをしてきて、それが今にどの様につながっているのか。進路、将来を考える上では、ヒントになっていればよいのですが。また、そのあとの大学をどの様に選んだのか、今なら、どうやって選べるのか、。。ぜひ、しっかり、将来を見すえて、考えてみて下さい。

 最後には可能な限り、多くの質問を受けました。どうやって、不得意を克服したか、農学部と理学部生物の違い、などなど。とてもよい質問ばかりでした。しっかりと自分の将来を自分で決めることができればと。。もちろん、渡辺の研究室で一緒に研究をというのもwelcomeですから。品種改良をしたいということもいっていましたので。最後の最後は、世界に情報発信。恒例となっています。

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DSCN6898.JPG 講義終了後には、中井校長先生、山口教頭先生、武井先生を交えて、講義のこと、質問をした生徒さんのこと、東北大のオープンキャンパスのことなど、多岐に亘ってお話しでき、また、次の機会もという話を頂けたことは、何よりの収穫でした。ありがとうございました。最後になりましたが、お世話になりました、SSHの武井先生、中井校長先生、山口教頭先生をはじめ、関係の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。これからもさらなる連携を図ることができればと思います。よろしくお願いします。


 わたなべしるす

 PS. 前回伺った時には、駅から高校まで少し遠回りをしたのですが、今回は他のイベントと重なり、人の流れに乗ればよかったので、。。とても助かりました。また、正門の両脇に、2本のウメの木を発見しました。最初は1本だけかと思ったのですが、両側に。ウメも自家不和合性。S対立遺伝子が違うので、この木の間でハチが飛んで、受粉したのでしょうか。なるほどと。。

DSCN6884.JPG PS.のPS. 渡辺の出身の今治といえば、という質問で。今治タオルとか、造船というのが答えとしてかえってくるかと思ったのですが、。。。「バリィさん」でした。やっぱり、何でも1番になると、有名になるのだなと、実感でした。

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睡魔と戦いながら菓子を頬張り、思うこと。

2013年6月22日 (土)

おはようございます。M1の辺本です。

ここ数日、頭がボーっとして、とても眠いです。一度思いっきり寝てみようということで、昨日19時半に就寝したところ起きたのが今朝5時半。明らかに寝過ぎですね。あ、しかし、アインシュタインの睡眠時間は10時間だったそう。それに対してナポレオンは3時間睡眠。所謂、ロングスリーパーとショートスリーパーです。私は未だに自分がどちらに属する人間か分かりません。

4月に仙台に来てから、朝型生活に切り替えようと頑張っていたのですが、1週間ほど前から夜型に戻りつつあります。やはり自分には朝型向いていないのでしょうか。さらに夜遅くに食べてしまうので、横にぷくぷくと成長してきました。朝型生活していた頃の起床時間は4時半。その頃は、体の調子がとても良かったので、朝型生活に加え、質の良い短時間睡眠を目指したいのですが、なかなか難しいですね。自分に合った睡眠をとりたいものです。


話は変わりまして・・・じゃーん!

P6220158.JPGのサムネール画像

長期出張しているなべさんから、お土産が大量に届きました。(昨日届いたようです。)出張中にお土産のリクエストをメールしたのですが、それに応えて下さいました。なべさん、お忙しい中ありがとうございました。冷蔵庫を覗くと、うどんや蕎麦が。もしやこれもお土産!?嬉しいです。

ということで朝からお菓子を食べながらブログを書いております。どれも美味しいです。今、「をぐら山春秋」をボリボリと食べているのですが、中のプラスチックトレーに百人一首の歌が書かれてありました。

誰をかも 知る人にせむ 高砂の
松も昔の 友ならなくに (藤原興風)

年老いるにつれて長年の友人が次々といなくなり、一人残された孤独な自分を見つめています。高砂の松は長寿の象徴だけれども、友人にするのはな・・・と老いの悲しみを詠んでいます。長寿はめでたいものですが、孤独でもある。そんなことを教えてくれる歌ですね。

この歌の意味を調べて、単純な感想ですが、友人、仲間など、「知る人」がいるって大事だなと思いました。幸せなことに、私の周りには素敵な方ばかりです。自分と同年代はもちろん、自分よりもっと若い人や、年配の方もいます。近くにいれば、遠くに住んでいて暫く会えていない人もいますが、その人たちの存在や言葉で、助けられたなと感じたことが沢山あります。もちろん今現在も助けられているし、これからも助けてもらうのだろうなと思います。やはり一人では・・・特に私は、一人では何も出来ませんね。

しかし、自分と同じように周りも年老いていくのですから、この素敵な環境は永遠ではないということです。「知る人」が減ってしまう前の 若いうちにいろいろ挑戦 し、失敗し、助けてもらう!これが大切そうですね。

今日も睡魔と戦いながら頑張りたいと思います。

M1 なべ

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【出前講義】松山市立久米小学校・特別講義「キャベツとブロッコリー」(6/21)

2013年6月21日 (金)

 台風は温帯低気圧に変わったこともあり、少し雨は弱くなりましたが、それでも雨降りでした。前日は観音寺第一高校のSSH。今日は、愛媛に戻り、松山市立久米小学校。去年、小野小学校でお世話になった「関家教頭先生」。この4月に、小野小学校に異動。昨年、愛媛新聞に「道標」の連載したこともあって、今年もまた、お願いされました。昨年は4年生でしたが、今年は5年生。講義は「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」。今治市では、今治、日吉、美須賀、城東小学校の合同での講義今治西中学校。梅雨の時期なので、キャベツ、ブロッコリーとも栽培が難しいこともあり、最盛期よりは小さかったりしますが、それでも十分な野菜。これが日本の品種改良技術の賜物だと。。。

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DSCN6826.JPG いつものように、トマトの生活環を説明して、そのあと、キャベツとブロッコリー。キャベツとキャベツを交配したら、もちろん、キャベツ。では、キャベツとブロッコリーなら、どんなものができるのだろうか。それをグループで書いてみよう。16グループということもあり、書いてもらう時間が十分取れなかったかもしれないですが、20minくらいで、それぞれのグループごとに。「2つのideaを書いてもよいですか?」ということで、まとまらないのであればという軽い気持ちだったのですが、半分以上のグループで2つ以上のideaを書いてくれたのは、ちょっとびっくりでした。3, 4時間目で、時間も少しoverしたこともあって、質問時間を短くしたり。。。こちらの解説も不十分だったかもしれないですが。。。しっかり、それぞれの植物の特徴を「理科」として理解し、グループで意見をまとめることをしっかり学んで下さい。とても大事なことですから。。。

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DSCN6878.JPG 講義のあと、児玉校長先生、関家教頭先生と地元で指導をされている方も交えて、今の教育問題など、1hrほど議論できたことは、これからのアウトリーチ活動に活かすことができると思います。ありがとうございました。

 最後になりましたが、お世話になりました、児玉校長先生、関家教頭先生、5年生担任の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。

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 わたなべしるす

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