東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2013年6月の記事です。

備えてますか?

2013年6月20日 (木)

久しぶりに本格的な雨が降った昨日と打って変わって、今朝から気温上昇中の仙台です。

 

 
さて、先日、研究科から地震対策用のヘルメットが配布されました。
緊急時に直ぐにかぶれるように、居室の手の届く場所に置いておくことにしました。
東日本大震災は在宅中に起きたのですが、仕事中に再び大きな地震が起きた場合、これをかぶって家路を急ぐのかな、、、とあまり想像したくないことを考えたりしました。
 
そい言えば、ヘルメットの代わりにもなる防災頭巾は小学生の定番だ!と数年前まで思っていました。普段は椅子の座布団代わりに使用したり、背もたれにかけてあるのですが、訓練の時だけかぶって校庭に避難した記憶があります。
 
ところが、我が子たちの通う小学校では防災頭巾を使用しません。
仙台市内のお友達の学校では入学準備品の一つになっているというので、購入は各学校の裁量に委ねられているのでしょうか。
ヘルメットほど効果は期待できないものの、火災やガラスの飛散から少しでも身を守ってくれるのではと考えると、、、やっぱり小学生には必需品?!
 
備えあれば憂いなし。
あ~、久々に非常食の賞味期限をチェックしてみなくては、、、。
 
いとう

ページの一番上へ

【出前講義】香川県立観音寺第一高等学校・SSH運営指導委員会(6/20)

2013年6月20日 (木)

 昨日の松山南高等学校に続いて、SSH実施校の観音寺第一高等学校。また、台風が近づいているようです。上陸はなさそうですが、前線を刺激して、昨日の夜から今朝にかけて、愛媛と香川を結ぶ国道11号線にそうように、アメダスでは赤くなるくらい雨が降っていて、1hrに10mmを超える雨のようです。最近は、気象に関して、「警報」がでると、高校などは休みになるようです。(香川大学も、今日は休みとか。。。うちの大学で、大雪警報が出ることはありますが、そんな時に、教養とか、学部は休校なのでしょうか。。。自分が学部の時、蔬菜園芸を教えてもらっていた、堀先生はその年が、定年でしたので、自分たちがうける最後の講義が最後だといって楽しみにしていたのですが、大雪で先生が自宅からでることができず、休講になりました。残念だったなというのを、覚えています。。。というか、思い出しました。)。そんなで、今日の理数科課題研究発表会というのは、来週に延期になったこともあり、逆に運営指導委員会もしっかりできたのは、よかったのではないかと。。。

DSCN6802.JPG 高校サイドから、今年度、力を入れることとして「統計学」をやるとか。とても大事なことだと。繰り返して実験をすることを理解できますし、平均でなくて、分散、偏差をとることが大事だと思いますので。最近は、「中央値」というのもあるようですと。。また、対外試合というか、外の高校との交流、コアSSHなどへの積極的な参加も計画されており、とてもよいことではないかと思います。何より、外に出ることで、自分の立ち位置を覚えますので。ぜひ、より多くのところに参加してもらえればと思います。さらに、科学英語への取り組みとして、海外視察、Abstractの作成のポイントなど、質問を頂きました。年度末にはよくなるのではないかと思います。さらに、文章力をつけるために、HPなどへの文章を書くことからはじめてはどうでしょうかと。

 ポスタープレゼンテーションについて、実験ノートの取り方、科学英語の書き方などをどうすればよいか、英語の論文を読む(PLoS, BMCなら、freeであると、。。日本遺伝学会誌育種学会誌もfreeだと。。Natureもゲノム解析はfreeだ(ここには、カメのゲノム; Nature Genet.)と。。)ためにどうすればよいでしょうかというような積極的な多くの質問を頂きました。こちらでコメントできる範囲で、こうすれば、どうでしょうかということを。活発な議論ができたのは、何よりだったと思います。また、高校教育のSSHとの連携ということから、SSHとしての課題研究の方にシフトしつつあるのかなと。。。3年目の中間年で、発展するのではと思います。最後に、JSTの閏間様より、SSH、高校、県教委それぞれの立場からの戦略性、進路・進学問題、全校体制などなど、貴重なコメントを頂きました。

 運営指導委員会でお世話になりました、校長先生、県教委の先生方、石井先生、猪熊先生をはじめとする多くの方々にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今年度のさらなる発展を祈念しております。

DSCN6609.JPG
 わたなべしるす

 PS. 明日の松山での講義に備えての予讃線での移動中。声をかけてくれる方が。。。乗り物に乗っていて、声をかけてもらったのも、すごい久しぶりなのに。。。誰かと思ったら、高校に入学した時の1年のクラスの同級生。世の中狭いですね。それも、こちらは、いつものように、きょろきょろしているつもりでも、みてなくて。向こうから、声をかけて頂き。。。本当にありがとうございました。少しの時間でしたが、当時のクラスにだれがいたとか、あいつは今、何をしているとか、Facebookで見かけたとか。。。。そんな話ができ、30年以上前のことを思い出しました。本当に懐かしかったです。ありがとうございました。感謝、感謝です。このご縁を大切にしたいと思ったのでした。。。

ページの一番上へ

【出前講義】愛媛県立松山南高等学校SSH研究指導「ダイコン多様性」(6/19)

2013年6月20日 (木)

 午前中は、今治市立西中学校。朝方から少し雨が降っていましたが、昼過ぎには本格的になってきました。水不足といわれていたので、愛媛の水瓶にもよい雨になったのではないかと。。。移動の間に、2つの高校での打合せがあった関係で、夕方近くなっての愛媛県立松山南高等学校への訪問・研究指導になったのは、申し訳なかったです。

 松山南高等学校といえば、この3月まで「田中先生」という生物の担当であり、ダイコンコンソーシアムをリードされ、「ダイコン娘」というダイコン好きの人材を育成してくれていた方が、北条高校に異動になり。。。。いつもお世話になっていた方がいらっしゃらないのは、何ともいえない寂しさがありましたが、残られた生徒さんの指導は、新しく高橋先生が指導されておりました。

 最初に、3年生でありながら、活動を続けている中川さんにリクエストされ、交雑したダイコン種子の収穫時期のcheck。雨交じりでしたが、いつも畑に。今年も立派なダイコンと種子ができていました。もう十分なので、乾燥させて、収穫して下さいと。また、小松高校のように、ダイコン種子を使って、小中学校へ出前講義というも。と、アドバイスを。

DSCN6799.JPG 実験室に戻って、今、研究していることについて、議論を。去年までは、塩ストレス、特に、NaClへのストレスを、いくつ高校とダイコンコンソーシアムで。今年度は、二価のイオンに着目されているとか。夏の鹿児島での発表会が楽しみなトライをされていました。ただ、この梅雨の時期であることもあるのだと思いますが、観察ポイントなど、苦労されている側面も。。。こんな観察をしてみてはどうでしょうかとか。目に見える形での栽培をトライされてみるとか、そうしたことで、また違った側面が見えるというアドバイスを。。。実験の主体はもちろん、二年生ですが、三年生の中川さんもまだまだ実験を続けたいという、この上ない「ダイコンへの愛情」を感じました。こんなにアブラナ科作物を愛してくれるのは、うれしいですね。。。最後は、メンバーと集合写真。

DSCN6800.JPG
DSCN6801.JPG 最後になりましたが、生物の高橋先生をはじめとする関係のみなさまにこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。高橋先生と生徒の皆さんとは、コンソーシアムの会議の折りに、鹿児島で議論できるのを楽しみにしております。


 わたなべしるす

 PS. 東北大で行っている「科学者の卵養成講座」の評価などでお世話になっている野村先生は、最初にお会いした時は、県の教育センターにいらして、現在は、ここ松山松山南高等学校の教頭先生。今の「次世代」というのに変わり、1年ごとの申請となったこともあり、ずいぶんとお目にかかっておりませんでしたが、。。東北大での活動について、お話ししたり、県の教育センターにいらした時、火曜日の午前中にお世話になった、富田小学校の村上教頭先生とご一緒だったと。。。火曜日に出前講義に伺ったことを話して、両方がびっくりでした。世の中がまた1つ狭くなりました。また、松山南高等学校での出前講義をという話もできました。ありがとうございました。楽しみにしておりますので。

ページの一番上へ

【出前講義】今治市立西中学校・特別講義「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」(6/19)

2013年6月19日 (水)

 昨日までが、「国際植物の日」の枠の中の出前講義でしたが、この今治市立西中学校での講義も、枠内に設定してあったのですが、こちらのミスで、今日にずれ込みました。そんなこともあり、この出前講義までで、「国際植物の日」の出前講義も無事完了。ほとんどが小学校、高校への出前講義なのですが、中学校へは、5/10の加賀市立橋立中学校以来。というより、中学校そのものが、数校目だったような。。少し緊張でした。受講した生徒さんの人数も、190人という規模。この規模で「キャベツとブロッコリー」というのも、初めてでした。2コマで講義をするには、後半のところのコマ全部を発表時間に設定して。

DSCN6752.JPG 講義では、最初に、トマト、キャベツ、ブロッコリーを例にして、その生長の様子を概説。生活環というか、life cycleを思い出してもらうことから。キャベツの花を見たことがあるという生徒さんがいたのは、よいことだと思います。しっかりと自然観察をしていて。ここで、キャベツ、ブロッコリーを実際に、横断面を見てもらう訳です。その時、それぞれが、茎、葉、花になるかを考えてもらいました。ここで、キャベツとブロッコリーは、同じ種(しゅ)ということから、交雑ができる。では、各グループごとで、両方の遺伝子を持った新しい植物の形などはどうなるか、ということを書いて、発表してもらうことに。

DSCN6764.JPG
DSCN6768.JPG 最初に発表したグループのところではずいぶんと静かで、質問がなかったので心配しましたが、途中からは、かなりの質問が。このあたりは中学生だなと思いました。かなり鋭く、シビアな質問もあり、議論が伯仲しそうだったのですが、時間という制限があり、質問を十分に受けることをできることができず、申し訳なかったと。。。初めての中学校でのこの規模での出前講義も何とか終わることができたのではないでしょうか。また、あわせて、無事、「国際植物の日」のイベントも終わることができました。

DSCN6798.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、真鍋校長先生、小澤先生をはじめとする関係の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 講義終了後、市内の2つの高校(今治西高校今治東高校)へ伺い、この秋の出前講義の打合せについて、時間を頂きました。ありがとうございました。よろしくお願いいたします。

ページの一番上へ

【基礎ゼミ113】渡辺グループ経過報告(7)

2013年6月19日 (水)

6/2に成長観察してから、全体の様子をだいぶ書いていませんでした実食編は書いてたけど)。

高温が続き、各々の植物体も大きくなりました。

現在、毎日何かしら収穫できる状態になっています(キュウリ、ミズナ、ハツカダイコンなど)。

支柱立て、下葉かき、つるの誘引など、日々少しづつ手をかけ、病気や虫の発生に気をつけています。

 

ミニキュウリ(ベランダきゅうり)は、2日に2本位づつキュウリが採れる大株に育ちました。

通気性を上げるために下葉をある程度取り除き、水やりに気をつけています。

今日も2本、丁度良いキュウリが生っていたので、収穫して食べました。

鉢下に敷いてるのは、アブラムシ避けのアルミホイルです。

6/5の処置のおかげで、今は殆ど虫が出ていません。

(牛乳を虫防除に使ってみる人がいたら、この時期はカビに気をつけてください。乾燥後、洗い流すなどして残らないようにした方が良いです)

代わりに、葉にカビの被害が出てきました。多湿に気をつけつつ、治療しています。

株元には、根がびっしりです。心配していたつる割れの深刻な影響も今のところありません。

株が疲れないよう、100円ショップで買ってきて貰った置き肥を与えています(ピンクの錠剤)。

他、週に1度ほど、有機の液肥を与えています。

DSC_9643DSC_9644DSC_9646

鉢の小玉スイカ(紅しぐれ)は、本葉が5葉まで展開してから、頂芽を取りました。

小づるを伸ばして、仕立てるつもりです。ミニメロンに比べて、だいぶ成長が遅いです。

鉢のミズナ(京みぞれ)は勢いよく、時々間引き菜を食べています。小株の立派なミズナです(写真中央)。

市販のものと味の違いが顕著に出ているのが、このミズナ。

葉がしっかりして、菜っぱのうまみと香りが溢れています。加熱調理向きかも。

少しカビの被害が出てきました(写真右)。多少水を控え、黒斑がひどい葉は切り取って対処しています。

DSC_9653DSC_9640DSC_9642

プランター(大)の様子。置き肥をしました。

ミニメロンとスイカと二十日ダイコンとミニにんじんを植えています。

ミニメロン(かわい~ナ)は子づる2本で仕立てていましたが、1本を折ってしまいました。

そちらは孫づるを伸ばして対処しています。

子づるには、雄花が沢山付いています(写真中央)。

孫づるに雌花を一つだけ発見したので(写真右)、交配しました。うまく実が付くと良いなあ。

DSC_9635DSC_9637DSC_9639

ハツカダイコン(カラフルファイブ)が左隣のスイカ、右隣のニンジンを侵食しています(before写真左)。

そこで、全部収穫しました(after写真中央)。

これでミニニンジン(ピッコロ)の徒長が改善すると良いですが。。。

小玉スイカ(紅しずく)は、だいぶ前に摘心をして、子づるが伸びたので、支柱をしました。

収穫した二十日ダイコン(写真右)。少し割れてしまったけど、味は問題なし。

今回は、味噌をつけて皆で食べました。

DSC_9647DSC_9650DSC_9649

プランター小1の様子。オクラ2種とトウガラシのプランターです。

マルチが効いたのか、落葉が収まりました。心なしか、葉もしっかりしたような。。。

オクラ・レッドソード(写真中央)には、赤い花も咲きそうです。

オクラ・まるみちゃん(写真右)はちょっと大きくなりました。

DSC_9621DSC_9622DSC_9623

トウガラシ・バナナクリームは非常に背丈が出ました(写真左)。

主茎が2又に分かれており、それぞれに沢山の蕾が見られます(写真中央・右)。

殆ど病気、虫も出ておらず、綺麗な状態です。

DSC_9624DSC_9625DSC_9626

プランター小2の様子。ミニトマト(ミニキャロル)とスイートバジルのプランターです。

ミニトマトは花がどんどん咲き、実がついてきています。

時々、花を揺らしてあげると、着果が良くなるそうで、実践しています。

トマトの背丈が大きくなったので、支柱が足りなくなり、長いものに換えました。

このミニトマトは脇芽を全て取って育てる1本仕立てにしていますが、かなりの高さです。

鉢で育てる場合は、脇芽1本残しの2本立てにしたり、キュウリのようにらせんに仕立ててもいいかも。

スイートバジルは成長が遅いですが、間引き等の際に非常に根が張る子だな、という印象です。

ミニトマトは水を控えて育てているため、そのあおりを受けていることも。。。すまん。

元々雑草なので、厳しくしても大丈夫!だと信じたい。

DSC_9631DSC_9632DSC_9634

プランター小3の様子。オクラ3種のプランターです。

マルチ効果は、オクラに良い影響を及ぼしているようです。

反面、水管理にはかなり気をつけています。

水が飛ばないので、殆どやっていないに等しいくらい。

アーリーファイブ(写真の右の個体)に実が生りました。早生種だからか。

DSC_9627

白ひすい(写真左)も落葉が無くなって、元気そうです。

赤まるみちゃん(写真中央)も小さいながらも、ハリがある姿です。

アーリーファイブ(写真右)。葉を落としながらも花を咲かせて。。。大きな実がついています。

花が短くて、見れなかったんですが、黄色の花が咲いたと思われます。早く食べたいです。

DSC_9628DSC_9629DSC_9630

仙台も梅雨入りし、カビの影響、多湿の影響が出始めてきました。

水管理に注意しつつ、株に長生きして貰い、収穫の恩恵に長く預かれるよう、心がけていきたいです。

 

増子(鈴木)

ページの一番上へ

diary Top« 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11

ARCHIVE