東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】福島県立福島高等学校・SSH運営指導委員会(8/28)

2013年8月28日 (水)

 先週くらいからでしょうか。少しずつですが、朝夕の気温が下がりつつあります。少し涼しいというか、秋らしさが見えてきたというか。。。とはいっても、日中は、30oC近くまでありますので。。。学生の頃であれば、アブラナに春化処理をしておいて、9月になると外に出したのですが、そのことから比べると、やっぱり、温暖化しているのかもしれません。この時期に植え替えをしたら、アブラナにはかなりの高温でないのかな。。と思うくらいです。

DSCN7194.JPG さて、運営指導委員を引き受けている、5つのSSH実施校の最後となった運営指導委員会が福島県立福島高等学校。新幹線だと20minくらいですので、遠くないところといえると思います。今年度も委員長職を仰せつかり、よりよいものになるように、サポートできればと思います。今年度のトピック的なこととして、韓国・KAISTの高校との交流というのは、グローバル人材といわれる昨今、よい交流であったのではないかと思います。福島復興プロジェクトとして、福島のモモについて小学生に放射線のことを教育するようなことも行われており、生徒の高いactivityを感じることができました。福島第一原発の国会事故調査委員会の方をお呼びして、討論会を計画しているとか。。。被災県として、とても重要なことだと思いますし、どの様にお呼びして、話を聞くことができるのか、とても興味深い計画ではないかと思います。気がついたというか、問題点として、課題研究では、2年生がリーダーシップを発揮して、1年生を指導すると言うことができればということを問題とされていました。確かにこれは、大学の研究室、一般社会でも指導的立場のものがリーダーシップを発揮するというのは、難しいのかもしれないですが、できれば、高校、あるいはその前から、リーダーシップについて考えないといけない時期なのかもしれないと感じました。。。。また、文章を書く力、考える力を高校時代にどの様につけるのか、昨今の小中学生の全国テストでも、考えて、書く力というのは、足りないというのが、ニュースで出ていましたので。。。

 コアSSHの企画としては、様々な企画をされていて、その中でも、有機化学講演会に、ノーベル受賞者の根岸先生も講演会にきて頂けると。。とてもすごい企画が目白押しだなと。。。数学特別講演会では、フィールズ賞を受賞された森重文先生が講演をされるとか、。。このような世界レベルの方をよんでくる企画力の高さに感動でした。また、生徒さんが積極的に海外に行かれて、交流してdiscussionなどもできているのは、すばらしいことだと思います。また、次年度には、英国の高校生を福島に呼んで、交流する企画は8/15に会議で打ち合わせたことですが、楽しみにしています。

 今回の運営指導委員会でお世話になりました、校長先生、県教委の先生方、国分先生、橋爪先生、原先生、遠藤先生をはじめとする多くの方々にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今年度のさらなる発展を祈念しております。

DSCN7195.JPG わたなべしるす

 PS. 昨日は、科学者の卵養成講座、SSHで指導していて、この3月に大学に進学できず、臥薪嘗胆、1年間がんばっている2名の方が、研究室に来てくれました。現状、これからなど、deepに議論できました。あと、半年、目標に向けて、がんばって下さい。

DSCN7192.JPG PS.のPS. また、会議のあとには、科学者の卵養成講座、SSHで一緒だったり、今は、科学者のひよことして講座運営をしてくれている方々と、食事をしながらの交流でした。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

 PS.のPS.のPS. 1970年代。まさに、自分が子供の頃で、遊んでいた頃。そんな頃の遊びをまとめた新書(子供の遊び黄金時代......光文社新書)を見つけました。世代が離れた学生さんたちもその一部を知ってくれていたりで、結構盛り上がりました。そんな本を出張の合間に見つけたのでした。。。。

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