東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】今治市立玉川中学校、鴨部小学校、九和小学校「花の不思議な世界」(2013年度ふるさと出前授業-4)(12/9)

2013年12月 9日 (月)

 先週の土曜日は、鹿児島でのコアSSHの発表会日曜日には、今治南高の別府先生にお世話になり、今後の出前講義、野菜の準備などを頂き。。。今週からは、6月に、昔で言う、今治市越智郡管内の小学校で始まった「ふるさと出前授業」。今年度の第2弾が、今週、12/9-13までの5日間で8コマの講義。早くに秋冬の出前講義予定が決まりそうだったこともあり、昨年に続き、今治小学校校長の高橋先生が7月中に企画頂き、旧今治市内の小学校はいくつかにお邪魔できなかったくらいでほぼ達成。今回は、昔の玉川町の小学校、中学校にも。また、造船所がたくさんある波止浜地区にも。新しいところで講義ができるのは、何よりです。

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DSCN0738.JPG さて、冬の陣、最初は旧玉川町から。今治市の水源である「玉川ダム」があったり、海岸ルートでなく、山越えで松山に抜ける道路も整備され、道路もずいぶんとよくなりました。なにより、中学校と小学校の合同(玉川中鴨部小九和小)というのも初めての試みでした。講義は「花の不思議な世界-」。朝から曇りがちで本格的な冬の寒さという中での講義のスタートでしたが、100名近い受講生の熱気で。旧玉川町と田畑に恵まれたところにしては、あれ、こんなことを知ってないのかなというところと、さすが、よく観察しているなというところ。リンゴ、ナシの栽培は、中山間地の方で作られていることもあって、。。せっかくの自然豊かな環境、しっかり日々の自然の変化を観察してもらえることができればと。。

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DSCN0760.JPG また、こちらから質問することに、必ず誰かはきちんと答えることができるのは、とてもすばらしいと。。。このあたりは先の自然の恩恵を十分活かして、理科というか、科学を考えているなと。。。リンゴの花から結実までのたくさんの不思議を話しましたが、自家不和合性、リンゴに蕚片が残っているというのには驚きがたくさんあったようです。ぜひ、この自然を活かして、日々、観察して下さい。最後に、中学生代表からの挨拶。とてもしっかりしていて、感動でした。ありがとうございました。また、どこかでお会いできれば。。。挨拶を頂いたあとに、各学校ごとに集合写真で、世界に情報発信。あっという間の1.5hrでした。講義の最後のところで、時間を気にしていたのもあって、リンゴの食べている部分は、雌しべ由来。それに対して、種子の部分は、両親の遺伝子由来。なので、自家不和合性があっても、問題ないということを説明するのをすっかり失念していました。HPを見て、また、それぞれの学校の先生方と考える時間を持って頂ければ、幸いです。

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DSCN0764.JPG 講義のあとには、3校の校長先生方と給食をご一緒して。昨今の教育問題など、いろいろなことを。よい刺激を頂きました。ありがとうございました。なにより、3人の校長先生方は、いずれも渡辺の高校の先輩方。。。こうした機会を頂ける先輩方に改めて感謝でした。

 最後になりましたが、玉川中学校校長・渡部先生、鴨部小学校校長・村上先生、九和小学校校長・池内先生、また、3校の関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。

 わたなべしるす

 PS. 鴨部小学校の6年生の担任の先生は、渡辺と高校時代の同期。。。。。文系と理系だったということと、当時は、45人の10クラス。知らない方の方が多いというのは、普通かもしれないですが。。。その先生は102。渡辺は104。隣の隣のクラスで。。。そのクラスにいったこともあったはずなのですが。。。何との世の中の狭いこと。。。今後ともよろしくお願いします。

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