東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2013年を振り返って。。(12/30)

2013年12月30日 (月)

 今年の1/1に書いた「2013年を迎えて。。」を読みながら、。。。2013/03/11から、2年9ヶ月。修復、復興されたところもあれば、そうでないところもたくさんあって。。。だんだんとテレビなどでの放送も少なくなり、また、震災当初は、津波、原発などを見るのはそうでもなかったのであったが、最近は、だんだん見るのが忍びなくなった。これが何を意味しているのか、復興がままならないからなのか。。。

DSCN0709.JPG 今年の目標は「文章を書くこと」。渡辺自身はできるだけ、文章を書くように努めた。学生さん、スタッフも色々書いてもらったような。。。書くと言うことで、まずは研究面。原著論文としては、4報。
 Takada et al. (2013) G3, 3: 719-726
 Hiroi et al. (2013) Ann. Bot. 112: 115-122.
 Sakazono et al. (2013) APPS 1(9): 1300014.
 Osaka et al. (2013) PCP 54: 1894-1906.

 もちろん、もう少しかけたであろう部分もあったと思います。復興2年目と言うことで。。2014年はもっとがんばると言うことで。

DSCN0719.JPG 原著ではないが、岩波生物学辞典第5版東北大学広報誌・まなびの杜化学と生物愛媛高校理科Power Pointによる理系学生・研究者のためのビジュアルデザイン入門の一部の紙面を書いた。2014年もこうした機会を頂ければと思う。

 表彰としては、平成25年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者平成24年度東北大学総長教育賞という形で、今年で5年目になる「科学者の卵養成講座」が表彰された。この表彰を励みに次の5年、がんばらないと。。。

DSCN0720.JPG 教育面では、今年は7年ぶりに「基礎ゼミ」を担当し、20名の学部が異なる学生さんに野菜栽培の大変さなど、色々なことを学んでもらえたのでは。。また、HPにそのやりとりを掲載したり、新しい取り組みになったようで。。次年度担当者向けの講師を担当したり。。来年からはちがう形での取り組みに参加するかもと言うことで。。。決まったら、またこのHPから。。。震災以降、途切れていた生命科学セミナーも11月、12月に。。。12月のは「Nature Communications Open Access Seminar」という形で再開できた。2014年はもっと多くの講師を呼んで。。。。

 広報という点では、河北新報に7回取り上げて頂いた。1回は「科学の楽しさ伝え出前授業500回 東北大院教授・渡辺さん」。後の6回は連載もの。科学の泉「植物の生殖・品種改良・遺伝」。今年も連載ものの大変さを痛感した。第6回の最終回のURLだけ入れておく。そのHPの中に前回、その前というように戻れるという形で、ご覧頂ければ、幸いである。。。。この記事のおかげで、NHKラジオ「ゴジだっちゃ!」にも出演。ラジオでの10min間のしゃべりは今でも忘れることができないくらいの緊張であった。。。というか、まだまだ、修行をしないと。という気持ちにさせてくれたラジオ出演でした。

DSCN0727.JPG アウトリーチ活動は、出前講義として124回研究室訪問は14回、出前講義の手紙に返信した返信総数は3,481通。でした。地方地方で、色々な方に支えて頂き、ここまでの数が達成できたのだと思います。ありがとうございました。また、来年もお世話になれればと思います。よろしくお願いいたします。アウトリーチ活動でのトピックと言うことではないですが、ふるさと、いまばりでの「ふるさと出前授業」を6月12月に分けて、10校以上でできたこと。教えてもらったところに少しでもお返しというか、そんなことができるのは。。うれしいことでした。また、12月の「科学者の卵養成講座の発展コース」。TAの2名の院生の方にお世話になりっぱなしとはいえ、受講生がしっかりとこちらの意図をくんでくれたのは、何ともいえない感動でした。ありがとうございました。

 年が明けると、何より最初は修論、博論、それと平行して、国際会議での口頭発表。そうしたことを今年の残された時間で少しでも片付けて。なにより、はやりの言葉ではないですが、「やるのは、今だ」と思いますので。

DSCN0732.JPG いつもでしたら、12/31の大晦日に書いているのですが、今年は1日前倒しで。では、皆さん、良いお年をお迎え下さい。


 わたなべしるす


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